新キャラの存在感がスゴイ！全世界待望の最新作『トイ・ストーリー4』

ディズニー/ピクサー作品の原点であるシリーズで、全世界待望の最新作『トイ・ストーリー4』が、7月12日(金)にいよいよ公開される！そこで今回は、ひと足早く試写会に行ってきた記者のちょっとした感想と、注目キャラクターについてお伝えしたい。

新キャラクター・フォーキー誕生！

本作には、新たな持ち主ボニーを見守るウッディやバズたちの他、ボニーの一番のお気に入りで“手作りおもちゃ”のフォーキーが登場。新たなこの物語では、彼らがちょっぴり怖い冒険を繰り広げていく。

面白いのは、自分をゴミだと思い込んで、すぐにゴミ箱に身を投げてしまう不思議な新キャラ、フォーキーのキャラクター性。もともとゴミ箱に捨てられていた先割れスプーンに、ボニーが目や口、モールの手をくくり付けて完成させた“手作りおもちゃ”とあって、フォーキー自身は、人間に愛されるよりゴミ箱に入っていた方が落ち着くらしいのだ。

隙あらばゴミ箱にダイブするという、今までに見たことがないタイプのキャラクターに面白さを感じつつ、ウッディが何度もゴミ箱から救出しなければならないという“世話の焼け具合”もかわいく、次第に気になる存在になっていく。

乙女な人形、ギャビー・ギャビーにも注目！

もう一つの気になる存在が、ボイス・ボックス内蔵の乙女チックなキャラクター、ギャビー・ギャビー。背中のひもを引くと声が出るはずが、製造不良のためお喋りできず、長い間店の奥で忘れられた存在になっている50年代製の人形だ。今作に登場するアンティークショップの薄暗さや、このギャビー・ギャビー、歴史を感じさせるアイテムたちが、本作にピリッとスパイスを付け加えている。

ゴミ箱では飽き足らず、最終的には外の世界へ逃げ出してしまうフォーキーの気持ちや、どこまでも彼を見放さないウッディ、そして「人に愛されたい」と願い続けるおもちゃたちの心に触れると、自然と涙があふれてきてしまう『トイ・ストーリー4』。試写会に行ってきた記者は、遊園地の景品であるダッキー＆バニーのコントのようなやり取りで思い切り笑いつつ、とあるシーンでは号泣。楽しくて、感動する、『トイ・ストーリー』らしさがたくさん詰まった作品に仕上げられていた。

取材・文/平井 あゆみ