中村勘九郎から阿部サダヲにバトンが引き継がれた! 大河ドラマ『いだてん』京都トークショー
関西ウォーカー
宮藤官九郎脚本の大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』が6月30日(日)の放送より第二部がスタート。第一部の日本人初の五輪マラソン選手で、日本マラソンの父・金栗四三(中村勘九郎)から第二部の東京オリンピックに招致するのに尽力し、日本水泳連盟会長となった田畑政治(阿部サダヲ)に主人公が移っていくこととなる。この放送を記念して同日京都市市民スポーツ会館で『大河ドラマ「いだてん」トークツアーin京都府京都市』を開催。中村勘九郎、阿部サダヲが登壇し本作の魅力を語った。

中村と阿部はお互いの役について語り合う。阿部は四三を「真面目で走ることばかり考えてる人」と話しながらも、「なかなか家に帰らない」と漏らし笑いを誘った。中村はそんな四三が関東大震災直後、帰省して幾江役の大竹しのぶに厳しい言葉を浴びせられるシーンを振り返り「金栗さんのこのまま走っていいのかという気持ちは僕も東日本大震災で同じように芝居をしてていいのかと悩んだことがありました。でも幾江さんの言葉に金栗さんの体内に駆け巡って目が覚める濃いシーンが思い出深い」と話す。


阿部は演じる田畑政治のことを「彼はオリンピックはただの運動会で祭り。それで日本が明るくなれば」というポジティブな人物と紹介し、自身も同じ性格で共感できるという。中村はそんな田畑を「四三とは違い、行動力とパワーで周りの人々を巻き込んでいって、協力しちゃうような雰囲気のあるキャラクター」と紹介した。

また京都ゆかりのあるアスリートである朝原宣治、奥野史子も特別ゲストとして登場。三条が駅伝発祥の地、京都踏水会も水泳の歴史と深く関わりを持つことで知られる京都を紹介し、朝原は「『いだてん』に登場する先駆者たちがいなければ今の自分たちがいないので先輩から受け継いだバトンに感謝しかない」と話す。

トークショーを終えて中村と阿部は「前半と後半、陸上と水泳のお互いの知らなかった撮影秘話に驚いた」と話しこれからの『いだてん』について「東京オリンピックにむけて、だんだん現代の姿と重なっていくところも楽しみにしてほしいし、戦争という嫌な時代を乗り越える姿も『復興』をテーマにしている来年のオリンピックに繋がるのでは」と呼びかけている。
桜井賢太郎
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