一番は“お雑煮”!? おせち料理人気手作りランキング

正月におせち料理を食べていますか？ 今回、子どもを持つ女性を対象にインターネット調査を実施したところ、約8割の人が「毎年おせちを食べる」と回答。現代でも、おせちは人気だということが判明したが、実際に「おせちを全て手作りしている」という人は少ないようで、お雑煮など「手間のかからないものだけを手作りして食べる」という回答者が目立った。

「みんなのよい食プロジェクト」を運営する全国農業協同組合中央会は、全国の幼稚園以下の子どもを持つ20～60歳までの母親1000人を対象に、「おせちと家庭の手作り料理」に関する実態調査を実施。それによると、「毎年おせちを食べる」と答えた人は約8割と多数であることが判明したが、「おせちの準備方法」としては、「ほぼ手作り」」と回答した人が7.6％にとどまる結果に。「一部を手作りして一部を購入」(31.4％)や、「実家や親類宅、友人宅など訪問先で食べる」(31.3％)など、おせちに触れる機会は多いものの、「自分で全てを作って用意する」人は、かなり少数派だということが分かった。

そんな中で、「おせち料理を1品でも手作りする」と答えた人を対象に、「何を手作りしますか？」と質問したところ、1位は「お雑煮」(81.6％)、2位は「里芋の煮しめ」(31.6％)、3位は「なます」(31.1％)と、比較的、手間のかからないものが上位にランクイン。その他、甘い「栗きんとん」や「黒豆」など、おやつ感覚で食べられるものも支持を得ていた。

最後に、「おせち料理を手作りする理由は何ですか？」と質問すると、半数以上が「お正月の伝統を大事にしたいから」と回答。おせちを作らない人も多い中、手作りする母親は、“伝統料理”に強い関心を抱いていることがうかがえた。皆さんは、この正月、家庭の“伝統の味”を楽しんでいますか？　【東京ウォーカー】

※調査概要/調査対象：全国の幼稚園以下の子どもを持つ20～60歳までの母親1000人/調査方法：インターネット/調査期間：2010年12月4日～12月6日