ミカンの皮がトラに変身!? 話題騒然の“ミカンむき”絵本とは?

東京ウォーカー(全国版)

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現在、様々なテレビ番組で紹介され、メディアを騒がせている絵本がある。「みかん1こをむくだけで、どうぶつの形になる、前代未聞の工作絵本」と、キャッチコピーが付けられた『あたらしいみかんのむきかた』(作・岡田好弘 絵/文・神谷圭介:小学館)だ。同著に記されている通りにミカンを切り抜けば、あら不思議! ネズミに牛、トラやウサギなど、リアルな動物モチーフを、折り紙を折るくらい簡単に作れてしまうのだ。

発売以来、ツイッター等の口コミでじわじわと話題になり、年末には児童書として異例の“Amazon総合6位”を記録したこの書籍。主人公の“むきおくん”が、ミカンの皮をむきながら人間として成長していくストーリーが描かれるとともに、シュールな表情の “むきおくんファミリー”も登場、強烈な個性が放たれる一作となっている。そして、見どころはなんといっても、作中でむきおくんが、ミカン1個分の皮をそのままアート作品にしてしまうところ。ネズミや牛をはじめ、龍など25種もの大作が登場するので、楽しさ満点だ。

さらに、同著の掲載図を参考にすれば、読者も、同じミカンアートが作れてしまうのがポイント。図にならい、ボールペンでミカンに線を描き、その通りに皮を向けば、動物モチーフのアート作品が出来上がるのだ。やってみた人によると、「結構簡単」という人や、「初むきでシッポが変なところから生えてしまった」という人など反応は様々だが、普段、何気なく食べていたミカンで一喜一憂できるとうう、エンターテインメント性に富んだ作品だ。

ちなみに著者の岡田さんは、「日本の伝統文化の折り紙は、1枚の四角い紙をただ折るだけで作品を作り出すことができる。同じような考え方で、ミカンの皮をむくだけでも作品ができるのではないか? と、ひらめいたことが“ミカンむき”の経緯」と説明。本業はなんと牧師(!)だというが、秀逸な“ミカンの皮アート”を次々に生み出している、注目アーティストでもあるのだ。

本を入手した人が、次々と、自分の“ミカンむき作品”をネット上にアップする、という連鎖反応を巻き起こしている絵本『あたらしいみかんのむきかた』。1月29日(土)には、ミカンをむくだけでは飽き足らなくなった、タワーブックス(タワーレコード渋谷店7F)のスタッフが、岡田さんらを迎え、ワークショップ「むきむきワークショップ<NO MIKAN, NO LIFE.>」を開催。この機会にぜひ、プロの技を学びつつ、難しい技にも挑戦してみては? 【東京ウォーカー】

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