チョコレートの魅力を体感できるド派手な演出が盛りだくさん!リニューアルした「白い恋人パーク」を徹底リポート
東京ウォーカー(全国版)
北海道銘菓「白い恋人」でおなじみのISHIYAが運営するチョコレートが主役のテーマパーク「白い恋人パーク」が、2019年7月12日にリニューアルオープン! 2018年の春から1年以上におよぶ大規模な改装を施したという施設の全貌を、徹底調査してきた。

「白い恋人」の製造ラインが見学できる施設として、前身の「イシヤチョコレートファクトリー」がオープンしたのが1995年。その後は「白い恋人パーク」に名を改め、20年以上にわたって増築を繰り返し、年々、規模を拡大、それに伴い、来場者数も増加の一途を辿った。
開業当初の来場者数は年間14万人だったが、2017年には75万人を突破。ただ、このままの状態では、見学や体験メニューのニーズに十分応えられないと判断し、2018年4月から主要施設をクローズしての大改装に踏み切ったとのこと。そう、今回はまさに満を持してのオープンというわけだ。

今回のリニューアルは「観て」「知って」「味わって」「体験できる」チョコレートエンターテインメント施設というのがコンセプト。中でも目玉なのが工場見学ツアーで、施設の一部を北広島工場に移設したことで観覧できるエリアを拡充し、新たな演出を加えてグレードアップを図った。
コースは見学がメインの「ファクトリーコース」(所要時間約30分/大人600円)と、プロジェクションマッピングを交えた大胆な演出が加わった「プレミアムファクトリーコース」(所要時間約60分/大人1500円)の2コース。今回は注目の「プレミアムファクトリーコース」にトライしてきた。
博士と助手と共に、チョコレート革命の瞬間にタイムスリップ!

まずは今回のリニューアルで拡張された「チケットセンター」で「プレミアムファクトリーコース」のチケットを購入。見学ツアー参加者には、入館者限定の「白い恋人」がプレゼントされる。パッケージには本来は雪の結晶が描かれている部分に、仲睦まじそうな猫のイラストが……。
実はこちらの猫ちゃん、「白い恋人パーク」のイメージキャラクターで、見学ツアーの中でもちょくちょく登場してくるチョコレートの妖精「プルミとラムル」。パッケージは8種類あるそうで、コレクションしてみるのも楽しいかも。

「プレミアムファクトリーコース」は前半がプロジェクションマッピングショー、後半が工場見学の2部構成。プロジェクションマッピングショーでは、チョコレートを愛しすぎた博士「ジュリアン・ダンディーノ・イシミッティ博士」がチョコレートの誕生から、現在に至るまでの歴史を教えてくれる。博士の助手との軽妙な掛け合いも楽しい!


タイムトラベルをしながらチョコレートが生まれるまでの歴史をたどっていく演出は分かりやすく、大人も子供も楽しめる内容。時空を超えるシーンのプロジェクションマッピングは迫力があって、最後まで飽きずに観ることができる。

チョコレートの歴史を学んだ後は、3階のコレクションルームへ。ここではチョコレートカップの名品や歴史深いチョコレートのパッケージなどが展示されている。ガイドさんの説明によると、かつてチョコレートは高級品で、パッケージもデザインにこだわった1点ものが多かったそう。


チョコレートの歴史やそれにまつわる貴重な品を見学した後は、いよいよ工場の見学。今回のリニューアルでは以前の「白い恋人」の製造ラインに加え、新たにバウムクーヘン製造工程も公開している。また、見学通路も拡張され、工場ラインの反対側の壁にはかわいらしい「白いこびと」による「白い恋人」の製造工程を紹介するジオラマも展示。ハンドルを回すと白いこびとたちが動き出すなど、小さな子供でも楽しく見学できる仕掛けが施されている。



体験メニューで自分だけのオリジナルスイーツを作ろう!

工場見学コースの最終地点が4階「チョコトピアマーケット」。ここにはおしゃれなカフェラウンジやショップが並んでいるが、人気は何と言ってもお菓子作り体験。今回のリニューアルでは体験エリアが「チョコレートルーム」と「スイーツルーム」の2つに分かれ、広さが約2倍に拡張された。
「チョコレートルーム」では本格的なチョコレート作りができ、挽きたてのカカオマスの試食やカカオパルプの試飲など貴重な体験もできる「Cacao to bar~石臼挽きチョコレートづくり~」(所要時間約120分/5000円)と、サクっとオリジナルチョコが作れる「チョコレクション」の2コースが用意されている。



増床された「スイーツルーム」では、「白い恋人」と同じ生地を使ったクッキー作りの体験が可能。焼き上がった約14センチのハート型の白い恋人にホワイトチョコレートペンでお絵描きし、箱詰めまでを体験できる「私の白い恋人お絵描きコース」(所要時間約40分/1000円)を始め、体験メニューは10種類以上。人気は生地の焼き上げからデコレーションまでオリジナルの白い恋人を作れる「私の白い恋人焼き上げコース」(所要時間約60分/1400円~)だ。焼きたての白い恋人を味わえるのはここだけ。世界に一つだけの白い恋人を作ってみよう。
時間のない人には、北海道型のクッキーをデコレーションする「北海道お絵描きコース」(所要時間約30分/1000~1400円)もおすすめ。どのコースも当日でも申し込めるが、枠が埋まってしまう場合もあるので、確実に楽しむなら前日までに電話予約をするのがベター。



まだまだある! パワーアップした「白い恋人パーク」のここがスゴイ!

今回のリニューアルの注目ポイントはまだまだある。まずは「チョコトピアマーケット」にオープンした重厚感あふれるおしゃれなカフェ「チョコレートラウンジ・オックスフォード」。ここでは自慢のチョコレートを生かした、ちょっぴりラグジュアリーなスイーツが味わえる。飲むだけでハッピーな気分になれるリッチな味わいのホットチョコレートドリンク(800円)を始め、メニューのバラエティも豊富。午後のひととき、大切な人を連れて訪れたくなるスポットだ。

同じく「チョコトピアマーケット」に誕生したのが「マジカルマルシェ」。おしゃれな町並みをイメージしたフロアは、記念写真を撮るのにぴったり。そのほかに、チョコレートをメインにした小さなお菓子を販売する「トライアルプレイス・コヴェント」もある。


また、ファクトリーツアーのほかに、チョコレートの魅力を観て・知って・味わいながら学べる施設として新たに誕生したのが「スタディベース・カカオポッド」(所要時間約25分/1000円)。カカオ豆がチョコレートになるまでの工程を、カカオニブ(カカオ豆を焙煎してすり潰したもの)の試食やチョコの食べ比べなどを交えた、参加型プロジェクションマッピングで学ぶことができる。

チョコレートの魅力を存分に観て・知って・味わって・体験した後は、とっておきのお土産を買って帰りたいところ。今回のリニューアルでは、パーク内のチュダーハウス1階にあった「ショップ・ピカデリー」を以前の約2倍に増床。来場者の増加で待ち時間を覚悟しなくてはならなかったショッピングもスムーズに楽しめそう。
また、今回のリニューアルを機に「白い恋人パーク」限定の4種類のお菓子が新たに登場! どれもとってもおいしいので、大切な人に贈るのにぴったりだ。


2019年7月12日にリニューアルした「白い恋人パーク」の体験レポ。今回の取材では、チョコレートのエンターテインメント施設として、さらにグレードアップしたことを実感した。
ここでご紹介した以外にも、購入したお土産をしまっておけるロッカーや授乳室の新設など、来場者の目線に立った改装も数多く施されている。より楽しく、より快適になった「白い恋人パーク」に、ぜひ足を運んでみよう!

浅野祐介/ウォーカープラス編集長
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