大阪での舞台は6年ぶり! 向井 理が和歌山でパンダを見て思ったこととは?

関西ウォーカー

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

大阪で6年ぶりとなる舞台に主演する向井 理。初舞台作品は三浦大輔、16年に京都で上演した「星回帰線」は蓬莱竜太、そして今回は赤堀雅秋という、舞台はかなりクセのある個性的な作・演出家を好む。前回公演のインタビューで「僕の中で舞台はハードルが高く、1年間に何本もできるものではないから、やるならほんとにやりたいものをちゃんと選びたいと思っています」と語っていた向井。

向井 理さんインタビュー撮影=西木義和


今回の作品は、震災から数年後の、とある日本の集落が舞台。野生の猿による農作物などへの被害に悩まされている人々の日常を描く。住民たちで結成した自警団の活動にのめり込む青年を演じるのが向井。彼は、みんなの士気を高めようと努力するが…。

作品の内容がまだ固まらない時期での来阪取材だった。その中で、赤堀ワールドの魅力をはじめ、両親の出身地でもある関西でのプライベートな過ごし方を語ってくれた。

【出演への想い】

赤堀さんの作品は、自分の好きなお芝居だったので、ずっと何年も観続けて来て、いつか機会があれば出てみたいなと思っていました。僕は、日常の延長線みたいな作品が好きなんです。ただ、おもしろいというだけじゃなくて、もしかしたら自分にも経験しうる、日常のような非日常のような、他人の生活をのぞき穴で覗いてるような生々しい作品。赤堀さんはそんな世界観の作品を作ることが多いと思うので。ちょっと離れた郊外のスナックが舞台とか、そういう手の届きそうな世界観であることは、演じる方としては難しいですけど、やりがいはありますね。

【作品のおもしろさ】

日常にあることだけをそのままやるのが演劇じゃないと思うんですよ。だからちょっと誇張したり。例えば今回だと、誰もが持っている後ろめたい経験やネガティブな記憶をちょっと増幅させたキャラクターだと思っています。

自分が実際出くわしたらイヤだけど、舞台だから俯瞰して観ることができれて笑えることってあるじゃないですか。それがおもしろいなと思っていて。自分だったら絶対イヤだけど、この後どうなるんだろうって他人事として楽しめる。ある種ブラックユーモアなのかもしれないですけど、そういうことってけっこうあるなと。ワイドショー見て、つぶやくようなもんですね。他人事で不毛な会話をたくさん積み重ねていくんですけど、気がついたら自分の日常って何なんだろうって、自分に跳ね返ってきたりする。ただ単に人間の負の部分を突ついて笑いを取りにいくだけじゃなくて、今笑ってる自分は何なんだろうとか。

今回の作品の根幹には、日常を取り戻すとか、生きて行くというテーマがあると思います。それをどうやって日常会話と不毛な会話で積み上げていくのか。それがすごく楽しみで。だから、観終わった後に、途中で笑っていた時とは変わってきてほしいなと思いますね。

でも、暑かったから、という理由だけで劇場に来てもらってもいいと思う。劇場は涼しいですから、そのついでに観ていただいても(笑)。

【写真を見る】大阪で6年ぶりとなる舞台に主演する向井 理さん撮影=西木義和


【6年ぶりの大阪】

大阪は6年も経つんですね。映画のキャンペーンとかで大阪にはよく来てるんで、あまりそういう実感がわかないんですけど、舞台だけで言ったらそうですね。

最近はプライベートでも来てますよ。京都や大阪に知り合いがいるので、ご飯食べに来たり、知り合いに会いに来たり。

去年は白浜にも行きました。アドベンチャーワールドにも行って、パンダ、こんなにいるんだと思って(笑)。ゆっくりとパンダを見ることができて、楽しめました。白浜は羽田から飛行機で1時間15分程で、すごく近いですし。

白浜は父親が生まれたところなので、小さいころはほんとによく連れて行ってもらいました。海水浴と言えば白浜って。で、ふと、久しぶりに行って見ようと思って。

【関西で行きたいところ】

いっぱいあります。おいしいものを食べるのが好きですから。去年はたまたま時間があったので1人で大阪に来て、食事好きな友人と一緒にご飯に行きました。北新地にある、料理人さんがこっそり通ってる焼き肉屋に連れて行ってもらって。ご夫婦でされてる普通の焼き肉屋なんだけど、全部すごくおいしくて安くて。

京都にもご飯食べに行ったりしています。教えてもらうんですよ。京都で鰻屋さんやってる知り合いがいて、飲食業界の横のつながりが多いから、祇園の店とかいろいろ紹介してもらって。僕はまったくわからないので、そういう人に教えてもらって美味しいものを食べに行くことがすごく楽しいですね。

STAGE シアターコクーン・オンレパートリー2019「美しく青く」

シアターコクーン・オンレパートリー2019「美しく青く」


公演日時:8月1日(木)~3日(土)

会場:森ノ宮ピロティホール

作・演出・出演:赤堀雅秋

出演:向井 理/田中麗奈/大倉孝二/大東駿介/横山由依/駒木根隆介/森 優作/福田転球/銀粉蝶/秋山菜津子/平田 満

料金:11,000円 

お問い合わせ:0570-200-888(キョードーインフォメーション)

取材・文=高橋晴代

撮影=西木義和

高橋晴代

この記事の画像一覧(全3枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

いちご狩り特集

いちご狩り特集

全国約500件のいちご狩りが楽しめるスポットを紹介。「予約なしOK」「今週末行ける」など検索機能も充実

花火特集

花火特集2025

全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!

CHECK!全国の花火大会ランキング

CHECK!2025年全国で開催予定の花火大会

おでかけ特集

今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け

アウトドア特集

アウトドア特集

キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介

ページ上部へ戻る