最年少棋士・藤井聡太七段が九州初登場!対局を無料で観戦できる

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史上最年少でのプロ棋士デビュー、歴代最多連勝記録の更新など、14歳でプロ棋士となってから数々の記録を打ち立ててきた藤井聡太七段。

将棋日本シリーズ JTプロ公式戦に出場する藤井聡太七段撮影=山辺学


トップ棋士12名だけが出場できる「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」に最年少(17歳)での出場を決め、8月11日(日)に三浦弘行九段との初戦を迎える。福岡国際センターで開催されるこの大会は、入場無料での公開対局。藤井七段にとっては九州で初の公式戦となる。

九州初登場となる藤井聡太七段撮影=山辺学


「『JTプロ公式戦』は初出場となりますが、同時開催される『テーブルマークこども大会』には、小学校低学年の頃から出場しています。小学2年生の時に決勝戦で負けて準優勝に終わり、その悔しさを糧に1年間頑張って翌年の大会で優勝できました。決勝戦は観客がいる中での公開対局だったのですが、そのような大きな舞台で結果を残せたことが、プロ棋士を目指す一つのきっかけになりましたね」と藤井七段。当時は「JTプロ公式戦」の公開対局を憧れの目で観戦していたそうで、その大会にプロ棋士として出場することに、感慨深いものがあるようだ。

1回戦の対戦相手となるのは、公式戦では初対戦となる三浦弘行九段。

「三浦九段は名人戦の経験もあるトップ棋士で、終盤戦に強いというイメージがあります。プロ入り前の奨励会時代に将棋を教えていただいたこともあるので、挑戦者として臨みたいです」と、相手の印象を語った。

【写真を見る】報道陣を前に意気込みを語る藤井聡太七段撮影=山辺学


今回の大会は、各棋士が和装で対局するのもポイント。藤井七段にとっては小学3年生で優勝した『テーブルマークこども大会』以来、和装での対局となる。「プロとして初めての和装での対局で、わからないことも多いのですが、いい機会なので楽しみにしています」と藤井七段。普段のスーツ姿とは違う、凛々しい和服姿にも注目しよう。

福岡を訪れるのは昨年5月のイベント以来2度目となる藤井七段。会見の翌々日が対局となるため、その間の福岡での予定を聞かれると「今回は対局までに時間があるので、町を観光したいと思っています。福岡は食事がおいしいと聞いているので、グルメも楽しみですね」と話してくれた。

夏休み期間中の大会で、かつ入場無料ということで、多くの子供達も観戦に訪れることが予想されるが、プロ棋士を目指す子供達へは「まず将棋を楽しむことが大切。そして、将棋は必ず勝敗が決まるゲームなので、勝った時の嬉しさ、負けた時の悔しさを忘れずに、頑張ってほしいと思います。今は僕がプロとして最年少ですが、いずれ自分より年下のプロ棋士と対局することにもなるでしょうから、その時は、負けないようにしたいですね」とエールを送った。

「JTプロ公式戦」は1人15分しか考える時間が与えられない”超早指しルール”が特徴。「時間がない分、決断力が重要になる」と藤井七段も語っている。早指し戦ならではのスピーディでスリリングな対局は、将棋ファンはもちろん、初めて将棋を見るという人でも楽しめることだろう。

近藤 耕平

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