内木志「NMB48としてアイドルをやりきったと思っています」
東京ウォーカー(全国版)

8月19日にNMB48を卒業される内木志さんに、今の心境、これまでの思い出、そしてこれから未来に向けて思っていることについて語ってもらいました。

次の自分の努力次第で、またファンの方にも会えると思っています
――卒業公演「2番目のドア」が迫っていますね。今のお気持ちを教えて頂けますか。
【内木志】卒業するということにあんまり実感が湧かなくて、ファンの方が握手会とかで泣きながらやって来てくださるんですけど、自分としては、NMB48としてアイドルをやりきったと思っていますので、「そんなに悲しまないで...」と思ってしまいます。
やっぱり、ファンの方と会えなくなるのは悲しいんですけど、次の自分の努力次第で、またファンの方にも会えると思っています。ファンの方から、会えなくなるのは寂しいと言われながら卒業できるのはうれしいです!

――NMB48を卒業するだけじゃなくアイドルも卒業なんですね。歌をファンの皆さんの前で歌う機会はあるのでしょうか。
【内木志】皆さんの前で歌うことはないかもしれません。でも、個人のイベントとかができたら歌いたいなとは思います。今までみたいに毎日のように歌うことはなくなりますね。
――どうして、このタイミングでの卒業になったのでしょうか。
【内木志】NMB48としての活動は5年9カ月になりますが、同期も結構卒業発表していて、半分以上いなくなっています。私の年齢もすでに22歳で大学4年生の歳です。
昨年の「世界選抜総選挙」(2018年6月16日開催)でランクイン(54位)して、その次のNMB48の19thシングル(僕だって泣いちゃうよ)で選抜に入れなくて、その時に卒業しようかなと思ったんですけど、でもここで諦めたらちょっと納得いかないと思いがんばって、20thシングル(床の間正座娘)選抜で復帰して、そこでやりきったと思ってしまいました。
後は、舞台(「KAKERU」東京・2019年1月12~15日、大阪・2019年2月9、10日上演)に出演してみて、すごく楽しかったので、女優の道もいいなって思うようになりました。


――あらためて、NMB48の活動を振り返ってみるとどうですか。
【内木志】いろんなことを経験させていただきました。16歳の高校一年生の時にNMB48に入り、もう22歳ですが、中身は全然変わっていないです(笑)。入った時は、人としゃべるのも、笑顔を作るのも苦手でしたが、NMB48で学べたから今ではできるようになりました。
――今では、内木志さんはいつも笑顔でいるイメージだと思います。
【内木志】確かに、よくそう言われます!
――NMB48の活動で楽しかったことを教えて頂けますか。
【内木志】ファンの方と触れ合える握手会がすごく好きでいつも楽しかったです。皆さんが直接、アドバイスとか意見とか下さるのもうれしかったです。
「世界選抜総選挙」でランクインできたのは、ファンの方のおかげですから、「ファンの方が私の誇り」です。
後は、NMB48の19thシングル(僕だって泣いちゃうよ)で選抜に入れなかったですけど、カップリング(ロマンティックなサヨナラ)で、ちっひー(川上千尋さん)とダブルセンター曲をいただけたのでうれしかったです。
『虹の作り方』のユニットもいい思い出です。めっちゃ盛り上がる曲でいろんなチームの方にも歌っていただいています。ユニットメンバーも今では、夢莉さん(太田夢莉さん)と凪咲さん(渋谷凪咲さん)だけになっちゃいました。もっとたくさんの方に歌っていただきたいなって思います。

NMB48は当たり前にあったもの、当たり前にあった場所
――これまで、チームBⅡ→チームN→チームBⅡに所属されて活躍されてきて、チームBⅡで卒業されるわけですが、今のチームBⅡは内木志さんにとってどんなチームでしたか。
【内木志】新しい公演はオリジナル(2番目のドア)でセットリストもみんなで考えたもので、ユニットで、小嶋花梨ちゃんとダブルセンターをやらせていただけたりして楽しかったです。すごくフレッシュななかで私もお姉さんとして、ゆきつんさん(東由樹さん)が最年長としてがんばられているその下で、うーかさん(加藤夕夏さん)と楽しくやってました。
――「SUMMER STATION 音楽LIVE」(サマステ)、「TOKYO IDOL FESTIVAL 2019」(通称TIF)と出演された、最後の真夏のライブはいかがでしたか。
【内木志】野外ライブはやっぱりすごいと思いました。最後のライブだと思って全力を出し切りました。TIFでは『僕らのユリイカ』のセンターをやらせていただいて涙がでそうになりました。イントロに入るときにちょっと間違えたんですけど、それもいい思い出になりました。

――卒業して何が大きく変わると思いますか。
【内木志】毎日のように会っていたメンバーとわちゃわちゃしていたのでそれがなくなると思うと寂しいですね。後は、劇場に行く機会もなくなってしまうんですね。
――改めてお訊ねしますが、NMB48は内木志さんにとってどんな存在ですか。
【内木志】当たり前にあったもの、当たり前にあった場所です。NMB48の内木志ですと言わなくなるのがきっと寂しいでしょうね。キャッチフレーズを言うこともなくなるんですね...。アイドルらしくやっていたツインテールももうムリかな(笑)。

アイドルになってからは、桜梅桃李(おうばいとうり)という言葉が好き
――卒業してからの芸能活動について教えて頂けますか。
【内木志】女優さんを目指してがんばりたいです。舞台や映画、テレビにも出られるようにがんばります。アイドルをやる前はモデルになりたくて、その夢も叶えられたらなと思っています。若いうちに写真集も出してみたいです。
――そんなモデルにもなりたいと思っている内木志さんの、今日のファッションのポイントを教えて頂けますか。
【内木志】今日の服は梅山恋和ちゃんとお揃いなんです。アカリンさん(吉田朱里さん)も谷川愛梨ちゃんもみんな着ていますので、この服ならば大丈夫かなって思って着て来ました(笑)。結構、肩を出すのが好きですし、フリフリでチェックのワンピースだから気に入っています。

――内木志さんは自己分析するとどんな性格でしょうか。
【内木志】ファンの方からは「負けず嫌い」と言われます。最近はそこまでじゃないかも!と思います。後は涙もろいですかね。気持ちはすぐに切り替えられるポジティブな性格ですが、自分のことはあまりよくわからないかもしれません。
――そんな内木志さんの好きな食べ物を教えて頂けますか。
【内木志】焼肉ですね。とくにタンが好きです。ビビンバもよく食べますね。韓国料理もいいいですね。

――内木志さんの好きな色を教えて頂けますか。
【内木志】緑が好きです。ふるさとの滋賀県は森に囲まれていますし、森を見るのがいいと聞いてからよく見てました。
――内木志さんの好きな言葉を教えて頂けますか。
【内木志】アイドルになってからは、桜梅桃李(おうばいとうり)が好きです。人はそれぞれ、花が咲く時期が違うので、自分が好きな時に花を咲かせればいいな。自分は自分として生きていくという意味で、それをモットーにやってきました。

――最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
【内木志】卒業公演は笑顔で!涙もろいんで多分泣くんですけど、本当は泣きたくないですね。笑顔でお別れして、女優としてファンの方と再会できればいいなと思っています。

撮影=田中智久
ウォーカープラス/野木原晃一
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