自社栽培の朝採れ野菜をたっぷりと!「WE ARE THE FARM 新百合ヶ丘」

横浜ウォーカー

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県内の中でも比較的新しい街・新百合ヶ丘。若い子育て世代が多く、街の景観も美しい今話題のエリアだ。また、「シンユリーゼ」なる言葉までできるほど、意識の高い街でもある。街を歩けば、オーガニック食材を使用したり、野菜をメインにしたメニューを展開する店などが目立つが、中でも注目なのが「WE ARE THE FARM 新百合ヶ丘」である。自社で農園を持ち、そこでとれた新鮮な野菜を味わえるオーガニックレストランだ。

【写真を見る】取材時のおすすめは、多数の種類が作られているズッキーニ(C)KADOKAWA 撮影=後藤利江


無農薬・無化学肥料・固定種の野菜がモリモリ!


これらの野菜はごく一例。育ちすぎたり、曲がったキュウリも楽しい(C)KADOKAWA 撮影=後藤利江


オーガニックレストランは数あれど、自社農場で野菜を手がけているという店は数少ない。さらに気になるのは「固定種」という言葉。「固定種」とは、伝統野菜・地方野菜・地場野菜などと呼ばれるものを言う。例えば、京都の「万願寺唐辛子」などといえば想像がつくだろうか。「固定種」は、代々受け継がれてきた野菜。品種改良された大量生産の野菜と違い、形は不揃いで生育にもばらつきがある。だが、食べれば味はとにかく格別! もちろん無農薬・無化学肥料で安心だ。これらを、千葉県佐倉市の農園で朝収穫し、各「WE ARE THE FARM」に直送。新百合ヶ丘は、千葉から採れ野菜を届けるにはギリギリの距離なのだそう。

約9種の野菜が味わえる「畑の鉄板焼きバーニャカウダ」(3〜4人前、写真はSサイズ3,600円)。2週に1回ペースで内容が変わる。バーニャカウダソースや麹味噌などで味わう(C)KADOKAWA 撮影=後藤利江


そんな、自慢の野菜たちを味わえる看板メニューが、「畑の鉄板焼きバーニャカウダ」(Sサイズ3,600円、Mサイズ5,800円)。

野菜を一番おいしく食べられる方法で調理され、野菜によっては天ぷらやソテーなどもある。どの野菜も味わいはギュッと甘く濃厚。内容は季節替りだが、夏はニンジン、パクチー、カリフラワー、きゅうり、いんげん、ヤングコーン、キャベツ、タマネギなど。特に取材時はズッキーニが豊富で、数種類のズッキーニが彩られたが、DFOズッキーニなるこぶし程度の円盤状のズッキーニまであった。ナイフとフォークを入れた瞬間、柔らかながらしっかりとした手応え。口に運んだ際もみずみずしく、またグリルでホクホクとした食感も楽しめた。このように調理されてみると、形のいびつさは気にならず、むしろ彩り豊かだ。

野菜カクテル・ドリンクも看板。シャンディーガフの要領で割ったケールビール(手前中央)、 唐辛子のハイボール(手前右)、大葉モヒート、ドライフルーツ ハイボールなど(C)KADOKAWA 撮影=後藤利江


レストランで力を入れている、野菜のドリンクも一緒に味わいたい。店イチオシの野菜、ケールを使った「ケールビール」(680円)がインパクト大! 新鮮なケールは、えぐみや苦味が少ないのだという。旬のケールは冬だが、今は一年中食べられるのそう。「 唐辛子のハイボール」(780円)や「ドライフルーツ ハイボール」(780円)、「大葉モヒート」(980円)など、野菜を使ったカクテルなどもあり、オレンジジュースとケールを使ったソフトドリンク「オレンジケール」(680円)なる、チャレンジしやすいメニューも豊富。お冷として出されるデトックスウォーターの中身は日替わりだ。

農家の「納屋」をイメージした温もりある内装


夜はキャンドルが灯り、よりおしゃれに。緑あふれる店内(C)KADOKAWA 撮影=後藤利江


「WE ARE THE FARM」は千葉県佐倉市を主軸に自社農園を持ち、20〜30代のスタッフが畑を管理している。その畑で採れた食材を自社の飲食店で直接消費者に味わってもらう、というのがコンセプト。店内も、そこかしこに「FARM(農園)」を連想させる内装になっている。それがまた温かみがある雰囲気に。

待合スペースにも野菜の写真などが飾られ、小さな農園のよう(C)KADOKAWA 撮影=後藤利江


エントランスにはこの店を象徴するかのように、農具がインテリアになっている(C)KADOKAWA 撮影=後藤利江


スコップなど、農家の収穫を思わせるインテリアも馴染む。女子会に映えそう!

入り口も場所もあまり目立たないが、店内は広い(C)KADOKAWA 撮影=後藤利江


今回は野菜メニューの紹介だったが、「宮崎和牛赤身肉ステーキ」(3,090円)などの肉メニューも多数用意。また、土曜・日曜・祝日のみ行なっているランチメニュー(1,100円〜)は好評で、サラダブッフェ付きなのもうれしい。

4〜8人まで入れる個室にも、農業を感じるインテリア(C)KADOKAWA 撮影=後藤利江


個室もあり、小団体の宴会にも最適。子連れ家族の集まりなどにも、重宝されそう。バスロータリーの並びにあるので、アクセスも抜群だ。

オーガニック野菜を、デフォルトで味わえるのも貴重。その時に旬な野菜になるため、季節も感じられる。大量生産には向かない「固定種」の野菜を自社農園で作っているということもあり、その手塩にかけた作物への愛もひとしおだ。ぜひ日常使いして、体にいい野菜を思う存分取り入れよう。

【取材・文=濱口真由美/撮影=後藤利江】

横浜ウォーカー編集部

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