長年愛用できるアメカジを提案する「JUNKY CLASSICS」
東京ウォーカー(全国版)
横浜元町でファッションといえば、1970年代に若い女性を魅了した“ハマトラ”(横浜トラディショナル)が有名だが、実は“アメカジ”(アメリカンカジュアルファッション)も根強い人気を誇っている。その象徴的な店が1985(昭和60)年創業の「JUNKY CLASSICS」だ。


店内には大量のアイテムが陳列され、その迫力に圧倒される。「数えたことはありませんが、1万点以上はあると思います。近くに倉庫があり、年に2回商品を入れ替えるんですが、それが本当に大変で(苦笑)」と店長の岩澤和也さん。
アメカジとひとくくりに言っても種類はさまざま。デニムなどのワーク系、レザーアイテムがメインのバイク系から、ミリタリー系、サーフ系まで多岐にわたる。「ウチはアメカジ全般を扱っています。トレンドを追うことはなく、10年、20年後も着られるアイテムをそろえています」
天井にはヴィンテージのデニム、店内のあちこちには履きこなしたブーツなどが飾られ、一見すると古着ショップのようだが、現在は新品のみを販売している。ユーズドはすべてスタッフの私物。長く使うことで味が出ることを伝えるためにディスプレイしている非売品だ。
愛好家垂涎のノンウォッシュデニムが充実
扱うブランドはアメリカの「VANSON(バンソン)」やイギリスの「Lewis Leathers(ルイスレザー)」などから、国内ブランド「BUZZ RICKSON'S(バズ リクソンズ)」まで幅広い。なかでも特にこだわりが強いのがデニム。「Lee」、「SUGAR CANE(シュガーケーン)」、「WARE HOUSE(ウエアハウス)」といった国内ブランドのノンウォッシュのみを厳選している。

自分だけの型や色合いが出るノンウォッシュはデニム愛好家に今なお高い人気を誇っている。こちらの店では2~3回履いてから水洗いすることを推奨。水洗いするとウエストは約5㎝、裾は5~7㎝ほど縮むので、それを見越したサイズをスタッフがアドバイスしてくれる。

そして裾上げも評判。1950年代のデニム専用ミシン「ユニオンスペシャル」を用い、チェーンステッチという立体感が出る独特の縫い目で仕上げてくれる。希少価値の高い製法で、これを目当てに遠方から訪れるデニム愛好家も多い。
店長との情報交換を楽しみに、週2回訪れる常連も

この日来店していたお客さんは十年来の常連で、ここ数年は週2回のペースで通っているそう。「店長と服の趣味が合うので、ついつい話し込んじゃっています(笑)」(常連客)。「長く通ってくださる常連さんは好みがわかるので、商品を仕入れる時に『これは〇〇さんが好きそう』とついつい考えてしまいますね。常連さんのために商品をキープしておくことも多いですよ」と岩澤さん。

10年、20年と着続けることでヴィンテージとしての味わいが出るアメカジ。さらにこの店は、気さくな店長をはじめ、スタッフがファッションの相談に乗ってくれ、通うごとに人間関係も深くなっていく。もちろん一見さんも大歓迎。お宝を探しにぜひ一度立ち寄ってみて!
※JUNKY CLASSICSはAmexとJCBの地元を応援するプログラム「SHOP LOCAL」参加店です。
【構成=CRAING/取材・文=河合哲治郎/撮影=奥西淳二/ウォーカープラス編集部】
CRAING
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