「IDA Watch」の華やかなオリジナルウォッチの魅力とは?
東京ウォーカー(全国版)
1903(明治36)年の創業以来、時計の販売・修理を生業としてきた「IDA Watch」。2018年5月にリニューアルした現在の佇まいは、老舗特有の堅苦しさをまったく感じさせないスタイリッシュなセレクトショップのようだ。

洗練された雰囲気の店内は、「地元・元町の友人の建築士に設計してもらいました。ちょっと変わった内装でしょ?(笑)」と四代目の井田慎也さん。店内を見回すと…、天井がフローリング、床が打ちっぱなしのコンクリートという通常の店舗とは逆の造りであることに気づく。エスプリに富んだこのセンスこそ、横浜元町らしさのようだ。

ディスプレイされた腕時計を眺める客がいる一方で、時計の修理・電池交換を目的に店を訪れる地元民も。店内の一角には作業スペースが設けられ、次々と持ち込まれる時計と向き合う慎也さん。「IDA Watch」で購入したもの以外の時計でも修理を手がけているという。こうした丁寧な対応が、長年多くの人から親しまれている証なのだ。
コレクションしたくなる、“横浜ならでは”のオリジナルウォッチ

店内に並ぶ腕時計はすべて自社ブランド「fieldwell(フィールドウェル)」。約40年前に「元町ならではのオリジナルウォッチを」というお客さんの要望に応えて立ち上げた。設立当初からある定番モデルの流れを汲む「MⅢ」(税抜1万9000円)をはじめ、毎年新作が登場。メンズ・レディース・ユニセックスを合わせ、現在のシリーズラインナップは20。さらにはその中でカラーやストラップなどのバリエーションがあるため、アイテム数は100以上にも及ぶ。

「商品のデザインや製造はすべて香港で行っています。新作を出す時は現地と何度もやりとりを重ね、完成までに1年近くを要します」と慎也さん。そんなこだわり抜いた腕時計だが、価格は2~3万円台が主流。「洋服や靴はTPOに応じて使い分けるのに、時計はいつも同じという方が多いと思います。だからこそ、時計もシーンによって“着替えて”おしゃれを楽しんでほしい。そのために価格はできるだけ抑えています」。
さらに、鮮やかなレッドやブルー、深みのあるブラウンやブラックなど美しいベルトの発色も魅力の一つ。ベルトのカラーが変わるだけで同じデザインの時計が別のものに見えるほど、それぞれが印象的な時計を演出している。デザインの違いはもちろん、ベルトの発色や素材なども吟味して、お気に入りを見つけてみよう。
ドイツ製ハト時計の日本唯一の正規取扱店、ラインナップは国内屈指

自社ブランドの腕時計とともに、店のもう一つの看板商品がドイツ製ハト時計だ。こちらも常連客からの要望で取り扱うようになったというが、ドイツの老舗メーカー「Hones(へーネス)社」の日本で唯一の正規取扱店として、常時25種ほどを販売。同社製のハト時計は、熟練の職人が彫刻から組み立てまですべて手作業で仕上げていて、その芸術性と機能性の高さが世界的に評価されている。
店内の壁には大小さまざまなハト時計を掲示。それぞれ30分ごとにトビラからカッコーが飛び出し、かわいらしい鳴き声で時刻を知らせてくれる。

時計以外にもメガネやレザー小物、オリジナルジュエリーなど横浜元町らしいハイセンスなアイテムを展開。こじんまりした空間ながら、店内は大人をワクワクさせてくれる商品であふれている。“老舗の時計店”というイメージをいい意味で裏切る「IDA Watch」で、心おどる出会いを楽しもう。
※IDA WatchはAmexとJCBの地元を応援するプログラム「SHOP LOCAL」参加店です。
【構成=CRAING/取材・文=河合哲治郎/撮影=奥西淳二/ウォーカープラス編集部】
CRAING
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