ハマの定番おやつ 自由な発想の和菓子にほっこり癒される「御菓子所 花ごろも」
横浜ウォーカー

再開発が進んで街の姿が大きく変わろうとしている川崎駅や武蔵小杉駅。一方、その間にある平間駅は下町の雰囲気を残す。ゆったりと落ち着いた街の雰囲気になじむ和菓子店が「御菓子所 花ごろも」だ。

店主を務める大澤忍さんは平間生まれ。岐阜県の和菓子店で20歳から10年間修業をし、生まれ育った平間に戻って2011年に開業した。

大澤さんは全国和菓子協会が主催する第一回目の「選・和菓子職」に認定され、上生菓子コンテストで3年連続最優秀賞を受賞した経歴の持ち主。持ち前の感性を活かした、淡い色合いが優しく温かみのあるテイストは「和菓子を身近に感じて、気軽に食べてほしい」という想いが込もっている。
普段あまり和菓子を食べない人でも、そのかわいさにひと目惚れすること間違いなしの和菓子はこちら!
ウサギにキュン♪十五夜限定の栗蒸しようかん

定番商品として販売している栗蒸しようかんを月見用にアレンジした「十五夜」1個(172円)。まるで澄み切った秋の夜空に輝く満月のよう!
こしあんと白あんを入れてやさしい甘味に仕上げたようかんに、大きな栗の甘露煮がゴロリ。下層にも刻んだ栗の甘露煮が入る。わらび粉による、ひんやりプルっとした弾力も楽しんで。9月6日(金)〜9月13日(金)まで販売。
川崎市をウリにした商品など、人気&オススメの商品をチェックしよう。
第3位 プチギフトとして気軽に渡せる「ほんの気持ち」

ラッピングにまで工夫を凝らして親しみのある和菓子に仕上げ、大澤さんの個性が発揮された「ほんの気持ち」(172円)。ハートの焼印は商品名の通り“ほんの気持ち”を表現している。
気になる味は、“フルーツ×あんこ”の和洋折衷な味わい!薄くしっとりとした生地に、ブルーベリーの爽やかな酸味と白あんの甘さが絶妙なバランスだ。
ちょっとしたお礼や、さりげなく気持ちを伝えたい時にオススメ。
第2位 素朴な焼き菓子に和の要素を掛け合わせた「音楽の卵」

ころんと丸みのある卵型のフォルムに音符の焼印がかわいい「音楽の卵」(184円)。「音楽のまち・かわさき」にちなんで作られたオリジナリティあふれる焼き菓子だ。
カリッと固めの歯ごたえに仕上げたクッキー生地にミルクコーヒーあん入り。バターの風味にほんのりとコーヒーの風味が漂い、リラックスタイムにぴったりな味わいに仕上げている。
第1位 ホットケーキのような食感が幸せすぎる「川崎はなのこどら」

2015年に商工会議所と観光協会の認定する「かわさき名産品」に選ばれた「川崎はなのこどら」(184円)。通常のどら焼きよりも卵を多く使った生地が「まるでホットケーキのよう!」と多くの客が驚く。
その美味しさの原点は岐阜県での修業時代に遡る。「最初に修業した店で出会ったどら焼きは、しっとりふわっとした食感で!とにかく衝撃的だった」という大澤さん。その美味しさを受け継ぎつつ、日本酒の量を増やしてふわっとさせ、ハチミツの量を増やして独自のアレンジを加えた。
シンプルに皮の美味しさを味わう「つぶあん」、マーガリンの塩気が甘みを引き立てる「つぶあん&マーガリン」、クリームチーズに鹿の子豆入りの「チーズクリーム」(200円)など種類もさまざま。季節限定品として、春夏は「緑茶どら」、秋冬は「かぼちゃどら」も販売する。
「古くから伝わる伝統的な菓子」という従来のイメージが覆される「御菓子所 花ごろも」の和菓子。きっと新しい美味しさや楽しさに出会えるはず。
【取材・文=磯崎 舞/撮影=後藤利江、奥西淳二】
横浜ウォーカー編集部
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