自衛隊車両も集合!防災イベントがイオンモール堺鉄砲町で開催

関西ウォーカー

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 防災イベント「Sakai Teppocho Bosai FES!2019」が、防災の日である9月1日にイオンモール堺鉄砲町(大阪府堺市)で行われた。防災について改めて考えるきっかけになればと2018年から開催されているもので、今回で2回目を迎えた。

制服を着用して記念撮影する子供たち


会場となった赤レンガ広場には、「自衛隊」「消防」「警察」などの車両が並び、「自衛隊」ブースでは、前線で使用される軽装甲機動車や、2018年の広島市豪雨土砂災害でも活躍した、人員輸送用車両の高機動車が。多くの人々が窓から覗いたり、実際に車両に乗ってみたりと、興味深々だった。またそれぞれのブースでは子供用の制服が用意され、着用した子供たちが嬉しそうに写真を撮影していた。

会場には、前線で使用される軽装甲機動車の展示も


普段なかなか見ることができない警察車両の車内も見学!


「消防」コーナーには、1995年に起こった阪神・淡路大震災や、記憶に新しい東北地方太平洋沖地震など、過去の地震と同じ強さの揺れが体験できる地震体験車も。

過去の地震を体験できる地震体験車


そしてAED(自動体外式除細動器)の紹介ブースでは、人形を使って胸骨圧迫を体験できるコーナーが。心臓が止まって脳に血液が届かなくなる状態が4分以上たつと脳がダメージを受けるため、少しでも早い胸骨圧迫が必要になるのだとか。やり方は両手を重ね、手の付け根を胸の中央部に置き、ひじを真っすぐ伸ばした状態で、垂直に体重をかける。「もしもしカメよ、カメさんよのリズムでね」とスタッフが教えてくれる。参加者は「今回初めて体験しました。意外と簡単にできましたが、思ったより力が必要ですね」と感想を述べた。

胸骨圧迫で心肺蘇生を体験する参加者


また、津波などの水害が起きたときに避難できる、カプセルや救命艇も展示されていた。カプセルは東北地方太平洋沖地震で、最後まで役場の避難無線放送を続けて、亡くなった女性のニュースをきっかけとして開発されたもの。アメリカの学者が設計し、耐熱シートなどボーイング社の技術も応用されているのだとか。なお、カプセルも救命艇もハンドルが取り付けられていない。これは運転するのに免許が必要なことが、要因の1つなのだそう。

2人乗りの津波避難用救命カプセル


津波・水害対応型救命艇は、南海トラフ地震に備えて、高知や静岡に多く設置されている


ほかに、ペット同行避難の啓発活動ブースや、動物救護車両の展示など、災害時のペット対策に関連する展示も見られ、盛りだくさんの内容で行われたイベントとなった。

ペット同行避難への啓発活動ブースも


動物救護車両には水のタンクも備えられている


イベントに先立ち行われた開会式では、G20直前のテロ対策訓練を同モールで実施したことへの感謝状が、堺警察署から送られ、その授与式も行われた。

堺警察署からテロ対策訓練に対する感謝状が、同モールに授与された


小笠智子

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