焙煎機から深い香りが漂う「TOSHINO COFFEE」
東京ウォーカー(全国版)
“ROASTER”を想像させるブラウンの外観と同店のアイコンとなっているイヌのトンカチちゃんのイラストが印象的な「TOSHINO COFFEE」。オーナーを務めるのは、コーヒー好きが高じて専門店をオープンさせたという川村敏廣さん。2007年に埼玉県坂戸市で開業し、2014年に川越に出店。2018年には埼玉県入間市に3号店がオープンした。


同店で扱う豆は生産農園やブランドまで指定したスペシャルティコーヒー。その日の気温や湿度など、環境に合わせて調整し焙煎を行っている。「一番美味しい状態は焙煎から1〜3週間目くらい。店頭で販売しているものは焙煎後5日以内に販売できるように調整していて、テイクアウトメニューの“本日の珈琲”はちょうど飲みごろになった銘柄を提供しています」と川村さん。
豆の種類や味わい方で変化する抽出法

豆を買いに来る地元の人やテイクアウトをオーダーする人、店内のイートインスペースでコーヒーを片手に寛ぐ人など、店内には思い思いに過ごす人たちの姿が。「コーヒーの美味しさを知っていただくためにテイクアウトを設けているので、コーヒーを通して自由に過ごしていただけるのはうれしいですね」と川村さん。

テイクアウトコーヒーは「本日の珈琲」(350円〜)や「カフェオレ」(400円〜)、さらに、かつて川越(河越)と呼ばれたことのある地で栽培、製茶された抹茶を使った「河越抹茶オレ」(440円〜)など全9種類。「ハンドドリップでは、豆の状態を見極めながら、お湯の温度や抽出時間を調整しています」と川村さん。メニューの中には、エチオピアの豆を使って淹れる1日10杯限定の「水出し珈琲」(490円)もある。「水出し珈琲はドリップよりも香りが柔らかく、苦味が出ないのでコーヒーが苦手な人にもオススメです」
今話題のカフェインレスコーヒー「デカフェ」(380円〜)も流行する前から提供していたという。「妊婦さんや、寝る前にコーヒーを飲みたい方に人気。デカフェはコーヒーの香りやコクを感じられないものもありますが、当店のデカフェを味わったら、ほかのデカフェが飲めないといってくださる方もいらっしゃいます」。オーダーしてみると、その言葉通り、豊かな香りと優しいコクを感じられる味わいに仕上がっている。コレはクセになる一杯だ。
「自家焙煎珈琲が新しい川越みやげになれるよう努力したい」

同店では川越の地にちなんだオリジナルブレンドを3種販売。商店街の名前でもある「昭和の街ブレンド」(税別680円/100g)はキリマンジャロベースの深煎りでキレを重視した飲み口のよい味わい。「蔵のブレンド」(税別680円/100g)はマンデリンベースでしっかりとしたコクがあり、ミルクにも合う。「時のブレンド」(税別680円/100g)はモカベース。フルーティな香りが楽しめる。


同店で扱う自家焙煎のコーヒーは、1杯ずつ楽しめる「ドリップパック」(税別130円)でも販売。手頃さのほか、趣のあるアートや河村さんの愛犬をはじめとするかわいらしい動物のイラストが描かれていて、思わずコレクションしたくなるほどとってもキュート。
希望の方にはペットをイラストにしてパッケージにしてくれるサービスも行なっているそうで、現在1カ月待ちだとか。「自家焙煎をしている当店のコーヒーはほかでは味わうことができないもの。川越を訪れる方々に“川越のおみやげ”として認知していただけるように、これからもがんばっていきたいです」(川村さん)
※TOSHINO COFFEEはAmexとJCBの地元を応援するプログラム「SHOP LOCAL」参加店です
【編集・取材・文=CRAING/撮影=齋藤ジン/ウォーカープラス編集部】
CRAING
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