ハンドメイドにこだわるバッグ専門店「ドールジョゼット神戸三宮店」

兵庫県神戸市中央区のいくたロードから三宮本通商店街に入り、コンビニエンスストアの隣にすぐのところに位置するのが、エレガントかつファンシーなデザインのバッグや小物を扱う専門店「ドールジョゼット」。店頭にはあふれんばかりのアイテムが。同店はすべてオリジナルハンドメイドにこだわった上質な商品をそろえている。

店内には、大阪市内の工房で裁断から縫製まで一貫した手作りで真心込めて仕上げたハンドバッグやキーケース、ポシェットなどの小物がところ狭しと並べられている。「商品はすべて職人による手作りなので、量販店にはない“一点もの”を見つけることができます。お客様は、身に付けるものにこだわりがある40代以上の女性が多いですね」と語ってくれたのは店長の木村由美子さん。

店内に入って圧倒されるのが、その充実した品ぞろえ。木村さんは「バッグだけでも50種以上はお店にありますね。その上、うちは小物の品揃えも豊富なので、それも合わせると取扱商品は100種を超えるかもしれませんね」と笑顔。

オリジナル商品に魅了され遠方から通うリピーターも！

「ドールジョゼット」 は2000年から前身となる事業をスタートさせ、オリジナル商品を展開。2006年に現在の店名となり足掛け19年、三宮本通商店街で営業を続けている。扱っている商品は、フランスが発祥のゴブラン織りや、ビニールコーティングされたカラフルなプリント生地を使用。この店でしか購入できないオリジナル商品をコレクションしているという常連客や、遠方から通うリピーターも多いのだとか。「2〜3カ月に一度のペースで岡山から通ってくださるお客様もいらっしゃいますね。また前身のお店から19年営業を続けていますので、10年以上通ってくださる方や、親子2代で贔屓にしてくださっているお客様もおられます」と木村さん。

“ファッションの街”として名高い神戸の中心地で、永らく営業を続けている同店。常連客が多いのは何よりも愛されている証拠だ。木村さんは「長年通ってくださっていた常連のお客様が、ある時からお見えにならなくなったことがあったんです」と切り出すと「ある時、久しぶりにいらっしゃったので、お話を伺っていると、体調を崩されて入院されていたそうで、その日は外出の許可を取って病院から直接お見えになられたそうなんです」と印象深い地元客とのエピソードを披露してくれた。

たくさんの常連客から愛されるこのお店の魅力は、高品質な商品の品揃えもさることながら、木村さんの日々の丁寧な接客にもあるようだ。「販売員としてお仕事を続けるなかで“商品を売ることで人と繋がっている”と感じようになりました」と話すと「お客様が求めている商品を届けるために、接客中はお話を聴きながら“一緒に選ぶ”ことを心がけています」と一言。さらに「私自身もお店に何度も通っていただけるようにお客様のことを覚えていますし、お礼状を書くこともあるんです」と穏やかな口調で明かす。

「三宮本通は神戸らしさが凝縮された商店街」

長年、店長として店に立ち続ける木村さんは三宮本通商店街の魅力について「神戸らしいお店が集まった商店街」と表現する。「小さな商店街ですが、その中には飲食のお店もあれば服屋さんもあったりとバランスがいいんです。いろんなお店が入っているので、歩いていると楽しいと思います」と木村さん。

「例えば東京だといろんな街があって、買い物するにもどこへ行けばいいか迷うことがあると思うんです。その点、神戸は小さいながらも良いお店がいっぱい集まっているので、買物される方にとっても、しんどくない距離感だと思うんです。この商店街でも路地を入っていくとステキなお店がたくさんあります。そういう出会いも楽しいので、ぜひ足を運んでいただきたいですね」

上質なオリジナル商品と丁寧な接客で、多くの常連客から愛されている『ドールジョゼット神戸三宮店』。豊富なアイテムのなかから、お気に入りを探してみてほしい。

※ドールジョゼット神戸三宮店はAmexとJCBの地元を応援するプログラム「SHOP LOCAL」参加店です

【構成＝CRAING/取材・文＝鈴木大志/撮影＝松井ヒロシ/ウォーカープラス編集部】

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