小栗 旬、色気を出すには「痩せること」 『人間失格 太宰治と3人の女たち』 大阪舞台挨拶

関西ウォーカー

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「ヘルタースケルター」「Diner ダイナー」など数々の作品を世に送り出している蜷川実花監督の最新作「人間失格 太宰治と3人の女たち」が9月13日(金)より公開されている。本作は、天才作家・太宰治のベストセラー小説「人間失格」の誕生秘話の実話をもとに描いたオリジナルストーリー。主演の太宰治を小栗旬、太宰の正妻・美和子を宮沢りえ、作家志望の愛人・静子を沢尻エリカ、未亡人で最後の女・富栄を二階堂ふみと、豪華俳優陣が名を連ねる。


9月15日(日)大阪市北区の「大阪ステーションシティシネマ」にて、上映後に舞台挨拶が開催され、主演の小栗旬とメガホンを取った蜷川実花監督が登壇した。大きな拍手と歓声で迎えられた2人。冒頭に小栗が「短い時間ですが、お付き合いいただければと思います」と挨拶。続いて蜷川監督が「もう『キャー!』って感じでしょ?すごくみんなが楽しそうで、私も嬉しくなります」と笑顔で挨拶した。

9月15日(日)大阪舞台挨拶が開催され、主演の小栗旬とメガホンを取った蜷川実花監督が登壇した


名古屋での舞台挨拶があるため、すぐに移動をしなければならないという2人。時間があれば大阪でしたいことを問われると、小栗は「大好きな串揚げのお店があるので、そこに行きたいなと思うのだが、今回は行けない…」と残念そうな表情を浮かべるも、意外と最近大阪に来ていると述べ、「別で撮っていた『罪の声』という作品は大阪が舞台なので、2週間くらい滞在していた」と明かした。

一方、蜷川監督は「子供とよくユニバに来ていて、また秋にも来るんです」とよく来阪していると言及。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン以外にも行きたいところが沢山あると語った。続けて、「みんな大阪に来たがる」と言い、「昨日東京で舞台挨拶をしていて、その後(沢尻)エリカと(二階堂)ふみちゃんと小栗君と4人でご飯を食べていたのだが、『行っちゃう?このまま』」という話になっていたと驚きの発言。小栗も「『なんとかおいでよ!』と言ったのだが、来てくれなかった…」と述べ、その理由は衣装がないからということだったという。蜷川監督が「ドンキで買ってあげるよ、君は看護婦、君は婦人警官って決めたりとかしていたが、なかなか実現しなかった」と語るも、「もうちょっとで来そうだったよねあの2人?」と蜷川監督が問うと、「あと一押しだった」と小栗が呼応。「もしかしたら看護婦の2人が並んでいたかもしれない。惜しかった」と蜷川監督が笑顔で語った。

本作で色気を出すために、痩せて太宰治役に臨んだという小栗旬


主人公の太宰は、身重の妻と2人の子供がいながら、恋の噂が絶えない上に、自殺未遂を繰り返すという破天荒な生活を送っている。そんな太宰について「起こったことだけを書き上げていくと女性に対して相当酷い扱いをしているので、いかに女性たちから『こんなにカッコ良かったら仕方ないよね』とか、『女性たちの気持ちがわかるね』という色っぽさをどう持つかというのがこの映画において重要なキーなんです」と蜷川監督。共感を得られなくなった瞬間に観ていられない話になってしまうため、「お芝居がどうこうというだけでなく、小栗君から出るものがどういうものかというのがすごくあった。大丈夫だとは思っていたが、すごくカッコ良かったので良かった」と安堵した様子で語った。そして、「いつもモニターの前でニコニコニコニコ、ウフウフウフウフしていた」と笑顔を浮かべた。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンによく来ているという蜷川監督


歯の浮くようなセリフの数々が出てくる本作。小栗は「なかなか言うのには勇気がいりそうなセリフがいっぱいあるが、実際本人が本当に言っていたというものが多い。なかなかすごい人ですよね」とコメント。劇中のセリフは正妻・美和子、愛人の静子、最後の女・富栄の手記から拾ってきたものが多いということも明かされた。

今回の舞台挨拶では、特別に観客が蜷川監督、小栗の2人を撮影することが許可される時間が設けられた。その間小栗が「なんか聞きたいことがあったら聞いてください」と、観客にとって嬉しい一言が。女性から「(太宰は結核に罹患しているという役柄だったため)咳をするのがしんどくなかったですか?」との問いに、小栗は「超しんどかったです」と回答。「結核が激しくなってきた時って、またちょっと違う音が出ると思のだが、それを出そうとすると本当に吐きそうになってしまった」と苦労したことを語った。

男性からは「どうしたらそんなに色気が出せますか?」と問われると、小栗が「まず痩せるのが結構重要かもしれない。今はすっかり体形戻っちゃってるんですけど、少しシャープな方が色気が出るかもしれないですね」とアドバイス。続いて蜷川監督が「あとは人生経験じゃない?」と付け加えた。

撮影当時を振り返る小栗旬と蜷川監督


最後に蜷川監督は「7年掛けてずっとやりたかった映画がやっとできて、小栗君と一緒に大阪に来て、みなさんに観ていただけ、本当に嬉しく思っている。ちょっとでも面白かったら、いろんなところで話題にあげて下さい」と挨拶。

小栗は「もっともっと色々とお話しできるといいのですが、いろんな都合上、このまま僕らは名古屋に連れていかれてしまうんですけど…」と笑いを誘い「今日はお会いできて良かったです。『人間失格』今後とも宜しくお願いします」と締めくくり、舞台挨拶は終了した。

南華凛

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