「なつぞら」を駆け抜けた広瀬すず「解放感がばれて恥ずかしい」。「スカーレット」のヒロイン・戸田恵梨香にバトンタッチ

2019年9月17日

関西ウォーカー

9月17日、大阪市中央区のNHK大阪放送局で、NHK連続テレビ小説の新旧ヒロイン「バトンタッチセレモニー」が実施された。

登場したのは9月28日(土)まで放送中の「なつぞら」のヒロインである坂場なつを演じる広瀬すずと、9月30日(月)から始まる｢スカーレット｣のヒロイン、川原喜美子役の戸田恵梨香。戸田は喜美子の衣装でセレモニーに臨んだ。

広瀬から戸田に手渡されたバトンには「スカーレット｣のロゴが。ヒロインしか素手で触ることを許されない、特別なバトンだ

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セレモニーを前に戸田からは広瀬に「お疲れ様でした。まあ大変だったろうなと思います。ゆっくり休んでください」と、ねぎらいの言葉がかけられ、陶芸家役を演じる戸田の手作りの信楽焼きのマグカップが贈られた。広瀬は「忙しい中なのに……すごくうれしい。大切にします」と満面の笑み。役に入る前から陶芸のレッスンを受けていた戸田は、すでに吹替なしで陶芸の場面を撮影できるほど上達しているそう。

戸田から広瀬へは戸田手作りの信楽焼きのマグカップ。デザインも『カフェオレが飲めるように」と戸田が考えたそう

広瀬から戸田へのプレゼントは「なつぞら」のタイトルバックをはじめ、劇中の多くのアニメを手がけるアニメーターの刈谷仁美さん作のオリジナルイラスト。陶芸に向き合う喜美子の真摯なまなざしを描く。「(『まんぷく』のヒロインの)安藤サクラさんからは『ヒロインにしかわからない気持ちがある』といわれました。それを痛感したので何か吐き出せるところがあれば。ずっと演じるって難しいけど、頑張ってください。オンエアを楽しみにしています」とエールを送った。

広瀬から戸田へは陶芸に打ち込む喜美子のオリジナルイラスト。愛らしい信楽焼きのタヌキがあしらわれており、戸田は「『なつぞら』の世界観に喜美子が入れるのは感極まります」と感激

「なつぞら｣の感想を聞かれた戸田は「(スカーレットと比べて)本当にさわやかであまりにも華やかさが違う世界。今回はお金のないヒロインですけど、それでも喜美子は幸せでいつも笑顔です。なつはいつもみんなに安心感を与えるヒロイン。広瀬さんの笑顔は天使のようで、ヒロインを駆け抜けた解放感を感じます」。8月21日にクランクアップした広瀬は「解放感がばれていたのが恥ずかしい」と21歳の素顔をのぞかせた。

【写真を見る】お互いのプレゼントを手に記念撮影。撮影が終了した広瀬の笑顔にはすがすがしさが漂う

「スカーレット」は戦後間もなく、父の借金から逃れるため大阪から信楽にやってきたヒロインの喜美子が、貧しい中でもいろいろな人や出来事に出会い、出会いと別れの中で陶芸家として成長していく姿を描く。戸田は「泥臭くてみんなが汗水流して懸命に生きている姿を笑いながら見ていただければ｣と視聴者にメッセージを送った。

■連続テレビ小説「スカーレット」

放送日:9月30日(月)〜2020年3月28日(土)全150回、(総合)月曜～土曜午前8:00～8:15、12:45～13:00(再)、(BSプレミアム)月曜〜土曜7:30～7:45、11:00～11:15(再)土曜9:30～11:00(1週間分)

鳴川和代