欅坂46 夏の全国アリーナツアー2019は東京ドームで終幕!
東京ウォーカー(全国版)

9月19日、東京・文京区の東京ドームにて「欅坂46 夏の全国アリーナツアー2019」の東京公演が開催。アンコールを含む、全21曲が披露された。
欅坂46の登場を待ちわびる会場に、影ナレを務める菅井友香さん、上村莉菜さん、原田葵さんの声が聞こえてくると、会場のボルテージは一気に上昇。やがてステージは暗転し、スポットライトが当たった先には、平手友梨奈さんが1人で立っていた。
平手友梨奈さんは、そのままゆっくりと歩いてステージ中央に置いてあるピアノの前まで移動。決意を表すように鍵盤をたたくと、そのピアノの音に誘われるように欅坂46のOvertureが流れてコンサートは開幕。

スタートを飾る楽曲は『ガラスを割れ!』。欅坂46カラーの緑一色だった客席のサイリウムは赤一色に染まり、2曲目『語るなら未来を…』へと続いていく。
曲が終わると、ステージのビジョンにはさまざまな道路標識が映し出され、メンバーたちは「進め」「止まれ」「Uターン禁止」などの道路標識に則ったパフォーマンスを披露。そのまま客席に突出したセンターステージまで広がると、3曲目『Student Dance』のイントロが流れて次の曲へ。
4曲目は『エキセントリック』。ふたたびメインステージのピアノ前に登場した平手友梨奈さんは、ピアノを舞台としたダンスを繰り広げ、最後は鍵盤をたたくように不協和音が鳴り響いたところから楽曲がスタートした。

ここで、メンバー全員がメインステージ上に並んでご挨拶へ。キャプテンの菅井友香さんは、「アリーナツアーの千秋楽で、東京ドームのステージに立つことができて、いつも以上に緊張しています」とコメント。
佐藤詩織さんは「こんなに大きな会場で、こんな景色が見れるなんて灌漑深いです」と涙ながらに語り、会場からはあたたかい拍手が起こっていた。

守屋茜さんは、「いつか東京ドームに立てたらいいねと、みんなで話していた。いま感無量ですし、この広いステージに立って、これまで見たことがない景色を見て、いま自分が東京ドームに立っているんだという実感が湧いています」と語った。
ここからは2期生の松田里奈さん、田村保乃さん、森田ひかるさん、山﨑天さんによるMCパートへ。松田里奈さんは「皆さん楽しんでますかー!」と明るい笑顔で緊張感に包まれていた会場の雰囲気を一転、明るく盛り上げていた。
ライブパートに戻ると、衣装を着替えたメンバーたちが登場して『世界には愛しかない』からコンサートは再開。『青空が違う』では、渡辺梨加さん&菅井友香さん、守屋茜さん&渡邉理佐さんの2組のペアに分かれて、バルーンに乗って会場のファンに手を振っていた。

続いては、原田葵さんを中心に『バレエと少年』、そのまま連続で『制服と太陽』『二人セゾン』を披露。『キミガイナイ』では、センターステージが噴水の水煙に包まれるなか、その中心でのダンスパフォーマンスとなった。
曲が終わると、会場の照明は優しい緑色に包まれ、楽曲『もう森へ帰ろうか?』がスタート。『僕たちの戦争』『結局、じゃあねしか言えない』が終わったところで、ふたたび2期生によるMCパートへ移行した。

“欅坂46は、自分にとってどんな存在か?”というテーマを受けて、関有美子さんは「メンバーの儚さが好きで、たとえば落ち込んでいるときに、ただ頑張れと励ますのではなく、一緒にしゃがんで背中をさすってくれるような曲が多いと思います」とコメント。
松平璃子さんは、「私も、人から変わっていると言われることが多い性格なのですが… 」と話したところで言い淀んでいると、井上梨名さんが「欅坂46の曲を聴くと、自分のなかにある自分らしさは、そのままでいいんだと思えるんです」と語り、松平璃子さんは「そう、それが言いたかったの!」と会場の笑いを誘っていた。

武元唯衣さんは、「1年前の2期生のお見立て会から、あっという間の1年で。大変なことも多かったけど、今日会場にいらしてくださっているような、ファンの皆さんのおかげで前向きになることができました。欅坂46の一員として、たくさん皆さんに恩返しがしたいです」と語り、会場からは大きな拍手が起こっていた。
コンサートは、いよいよクライマックスへ。衣装を着替えたメンバーが登場すると、『サイレントマジョリティー』から『避雷針』『アンビバレント』『風に吹かれても』『危なっかしい計画』へと、一気に駆け抜けていく。

本編、最後の1曲になったところで、菅井友香さんが「ラスト1曲となりました。明日からの皆さんの力となれるよう、メンバー1人ひとり心を込めて歌います。聞いてください『太陽は見上げる人を選ばない』」と語り、会場と一体になった大合唱で、本編はフィナーレを迎えた。
アンコールに選ばれた楽曲は、『不協和音』。大音響の迫力ある演出に誘われるように、客席全体からのコール&レスポンスが東京ドームの空気を震わせていく。曲が終わると、そのままステージは暗転し、それでも鳴り止まない「欅坂46」コールに、コンサートはダブルアンコールへ突入した。

ダブルアンコールでは、1人でセンターステージに立つ平手友梨奈さんにスポットライトが当たり、『角を曲がる』(平手友梨奈さんが主演を務めた、2018年公開の映画『響 -HIBIKI-』の主題歌)を独演。歌い終わると、平手友梨奈さんは少しだけ微笑みを浮かべて、静かに「ありがとうございました」と呟き、深々と頭を下げた。そのままステージは暗転して、欅坂46 夏の全国アリーナツアーは終幕した。

出演メンバー
石森虹花/上村莉菜/尾関梨香/小池美波/小林由依/齋藤冬優花/佐藤詩織/菅井友香/鈴本美愉/長沢菜々香/土生瑞穂/原田葵/平手友梨奈/守屋茜/渡辺梨加/渡邉理佐
欅坂46 二期生:井上梨名/関有美子/武元唯衣/田村保乃/藤吉夏鈴/松田里奈/松平璃子/森田ひかる/山﨑天
セットリスト
0、Overture
1、ガラスを割れ!
2、語るなら未来を…
3、Student Dance
4、エキセントリック
5、世界には愛しかない
6、青空が違う
7、バレエと少年
8、制服と太陽
9、二人セゾン
10、キミガイナイ
11、もう森へ帰ろうか?
12、僕たちの戦争
13、結局、じゃあねしか言えない
14、サイレントマジョリティー
15、避雷針
16、アンビバレント
17、風に吹かれても
18、危なっかしい計画
19、太陽は見上げる人を選ばない
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EN、不協和音
WEN、角を曲がる
取材・文=千葉由知(ribelo visualworks)
ウォーカープラス/野木原晃一
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