今シーズンは過去最高に熱くなれる！4年目Bリーグを見逃すな！

バスケフィーバーは続く！Bリーグから明るいニュースが続々！

先日、中国で行われた「FIBAバスケットボール・ワールドカップ2019」。日本代表は健闘むなしく残念な結果となったが、バスケフィーバーはまだまだ続いている！待ちに待ったBリーグの新章がスタートする！

発足から4年目を迎えたBリーグだが、今年は特に明るい話題がたくさん届いている。B1・B2を合わせた総入場者数は3年連続で増加。オフには日本人初の1億円プレーヤーや、Bリーグから初めてNBAクラブと契約した選手も誕生。未来のBリーガーやファンに夢と希望を届けてくれた。また、新アリーナ構想も続々と発表されている。10月3日(木)からB1リーグの新シーズンが幕開けとなるが、各地で熱狂の渦が巻き起こるはずだ。

補強から大予想！各地区の力関係は？

東地区・中地区・西地区の今シーズンの動向も予想していきたい。各チームの力関係は4年目になってやや変わる気がしている。

＜東地区＞

・レバンガ北海道

・秋田ノーザンハピネッツ

・宇都宮ブレックス

・千葉ジェッツ

・アルバルク東京

・サンロッカーズ渋谷

現在のBリーグは、東地区のチームが強烈な存在感を示している。顔ぶれは昨シーズンと変わりなく、上記6チームがしのぎを削る。注目は大型補強に成功したレバンガ北海道だ。橋本竜馬(琉球から加入)、マーキース・カミングス(元名古屋D)、ケネディ・ミークス(三河から加入)といった実績のある選手の獲得に成功。一気に台風の目になる可能性もある。優勝争いは千葉、宇都宮、A東京の3 チームが中心と予想。3チームとも主力がほぼ残り、今シーズンも間違いなく強い！

＜中地区＞

・川崎ブレイブサンダース

・横浜ビー・コルセアーズ

・新潟アルビレックスBB

・富山グラウジーズ

・三遠ネオフェニックス

・シーホース三河

こちらも東地区同様、顔ぶれに変更はない。大型補強に成功した三河と川崎が軸か。三河は、得点王のダバンテ・ガードナー(新潟より移籍)、川村卓也(横浜より移籍)など、実力者を次々と獲得し、大幅なチーム改革を断行。川崎の補強もチーム力の上積みを感じさせる。この2チームはアリーナの演出・エンタメ化も2年目から3年目にかけて大成功。今シーズンはどんな仕掛けを用意してくれるのか楽しみだ。昨シーズンの中地区王者・新潟は、ガードナーが抜けた今季、どんなバスケを見せてくれるのか期待。ダークホースは破壊力抜群の富山グラウジーズか。

＜西地区＞

・名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

・滋賀レイクスターズ

・京都ハンナリーズ

・大阪エヴェッサ

・島根スサノオマジック

・琉球ゴールデンキングス

西地区は混戦を予感させる。島根は唯一の昇格組で、まずはB1残留が目標か。昨シーズンの西地区王者・琉球は半数が新加入選手に。このテコ入れが吉と出るか凶と出るか。補強面で成功したと感じるのは滋賀と大阪の2チーム。大阪はアリーナの環境も営業収入の面でも、リーグを代表するクラブになれるポテンシャルがある。Bリーグ発足から3年間は苦しんできたが、今季は念願のチャンピオンシップ出場を成し遂げたいところ。

オールスター戦や代表の座をかけた争いも注目！

順位以外にも注目したいことがたくさんある。一つがオールスターゲーム。昨シーズンのオールスターゲームは、一般チケット販売開始から6分で完売となり、注目度の高さが伺えた。今年は北海道での開催となる。どのような演出やイベントを仕込み、北の大地で私たちをどれほど驚かせてくれるのか。早くも気になって仕方がない！

2020年には東京オリンピックが控えており、日本代表選手の争いにも注目だ。W杯直前のケガで涙を飲んだ富樫勇樹(千葉)や、W杯で悔しい思いをした比江島慎(宇都宮)、田中大貴(A東京)らは、相当な覚悟を持って新シーズンに挑むはず。もちろん、新しいスターの誕生にも期待したい。岡田侑大(三河)は拓殖大学を中退して昨シーズン途中にプロ入りし、並みいるライバルをごぼう抜きにして新人王をさらっていった。勢いそのままに代表の座を射止めるかもしれない。ほかにもアッと驚く選出があっても不思議ではない。移籍から生まれるドラマ、大ベテランの動向、初心者を楽しませる斬新な演出などなど…。知れば知るほど、尽きない楽しみが待っている！

最後に一つ興味深いデータを紹介しておきたい。20数年前に先駆けてプロ化したJリーグについて。リーグ発足で空前のサッカーブームを巻き起こし、1・2年目にバブル期を経験。3年目はほぼ横ばいだったが、4年目に観客動員数はおよそ2/3に激減した。それからJリーグは、現在のような活気を取り戻すまでしばらく苦しい時間を経験することになる。さて、ここまで美しい軌跡を歩んで来たBリーグは、どんな4年目が待っているのか！もちろん、明るくて激しくて熱い4年目になると予想！エンタメ要素満載で誰でも楽しめる、Bリーグのアリーナを体験しに行こう！

初野正和