日向坂46 過去最大規模2万人動員の初ワンマンライブ開催！

9月26日、さいたまスーパーアリーナにて、日向坂46にとって過去最大規模の公演となる「日向坂46 3rdシングル発売記念ワンマンライブ」が開催。2万人の前で、アンコールと3rdシングル『こんなに好きになっちゃっていいの？』を含む全19曲を披露した。

日向坂46カラーの水色のペンライトが客席を埋め尽くす中、会場にOVERTUREが流れるとメンバーが登場。1曲目に『ドレミソラシド』を歌い、2曲目の『ひらがなで恋したい』では、メンバーがゴンドラに乗車し、客席に笑顔を振りまきながら会場を1周した。楽曲最後には、佐々木美玲さんと齊藤京子さんが抱き合い、加藤史帆さんがそれに驚いてみせるパフォーマンスで会場のボルテージを上げた。

続くMCコーナーでは、「埼玉出身の3人は嬉しいでしょ？」とキャプテンの佐々木久美さんが問いかけると、埼玉県出身の丹生明里さん、金村美玖さん、渡邉美穂さんは口々に「うれしい！」と喜んだ。

続けて、潮紗理菜さんが「本当に本当に楽しみにしていたんで、今日は来てくれてありがとうございます！ 今日1日しかないので、皆さんといっぱいいっぱい楽しみたいと思います」とライブへの意気込みを語ると、松田好花さんは、『ひらがなで恋したい』を振り返り「みなさんがすっごい笑顔で私までテンション上がったので、今年イチ汗かきたいなと思います」と宣言。唯一の3期生の上村ひなのさんは「楽しい楽しいライブにしましょう！ がんばります！」と言葉を残した。

その後は、『ときめき草』『期待していない自分』を立て続けにドロップ。次曲の『抱きしめてやる』では、息の揃ったフォーメーションダンスで会場を魅了した。

再びのMCステージでは、埼玉県出身のメンバーたちと埼玉トークを展開。渡邉美穂さんは「生まれ育った場所なので血が騒ぐ」とやる気十分。丹生明里さんが「小松菜の生産量が1位」と明かすと、河田陽菜さんは「さいたまって自然豊かなイメージがあって。丹生ちゃんとか、埼玉のどこかで鹿と戯れてそうだなって」と話し会場の笑いを誘った。続けて渡邉美穂さんは「埼玉県は日本一晴れの日が多いんです」と話すと、松田好花さんは「快晴が多いと聞くと、おひさまが浮かぶから」と笑みを浮かべた。

MCの後は、怒涛のユニット楽曲のオンパレード。『My god』から始まり、加藤史帆さんと渡邉美穂さん、上村ひなのさんの『やさしさが邪魔をする』、東村芽依さん、金村美玖さん、河田陽菜さん、丹生明里さんの『Cage』、富田鈴花さんのソロラップから始まる、アップチューンなナンバー『Dash＆Rush』、ハイテンポな楽曲のあとは、スローテンポな『君に話しておきたいこと』を繰り出した。

セットリスト中盤では、初披露となる楽曲『こんなに好きになっちゃっていいの？』へ突入。会場に設置されたモニターにPVが流れると、坂を登りきって「好きです。あなたのことが大好きです」とつぶやく小坂菜緒さんの姿が映し出され、会場からは大歓声があがった。盛り上がりそのままに、同曲の衣装に着替えたメンバーたちが熱唱して見せた。

同曲について小坂菜緒さんは「私達の新しい一面になっているのと、ほかにもユニット曲とか色々あるので、みなさんぜひよろしくお願いいたします」とコメント。佐々木久美さんは「細かいシーンが沢山あるので、MVを何回も見て『こんなに好きになっちゃっていいの？』を、こんなに好きになっちゃってほしいです」と呼びかけていた。

ラストナンバーは、佐々木久美さんの「日向坂46は、みなさんがいて初めて完成するものだと思っています。みなさんがいなければここには来れませんでした。今日はみなさんと一緒にこの曲を歌いたいです」という宣誓で、『JOYFUL LOVE』を歌唱。オレンジ、黄色、緑、青、紫、ピンク、赤、水色のペンライトが光り、客席にキレイな虹色が完成した。



佐々木久美さんは「本当に本当にありがとうございます。憧れのみなさんとさいたまスーパーアリーナで虹色を作れて本当に嬉しいです。もっともっといいステージを見せられるように頑張ります」と挨拶し、メンバーと共に会場をあとにした。

メンバーが全員ステージ袖にはけると、水色のペンライト一緒に染まった会場からは「日向坂46」のコールが。その声援に応えるように、ステージではなく、会場後方に設置されたゴンドラにメンバーがあらわれると、佐々木久美さんの「ラストいくぞー！」のシャウトで『誰よりも高く跳べ！』、『半分の記憶』を歌いきった。

ラストのMCでは、今夏撮影した日向坂46主演のドラマが、2020年1月より放送されることが発表された。



また、日向坂46のクリスマスライブが、12月17日から18日の2日間にわたって千葉県・幕張メッセにて行われる情報も解禁された。昨年、クリスマスライブの途中からステージに出演した上村ひなのさんは、意気込みを聞かれると「楽しみすぎてペンライトが点いちゃいました！」と手元のペンライトを点灯させてアピールしていた。

さらに、小坂菜緒さんが主演を務める、サイコスサスペンス映画「恐怖人形」について話が及んだ。小坂菜緒さんは「恨みや怨念で人形がどんどん大きくなって、怖い映画になっているんです。10月にビジュアルが解禁されると思うんですけど、前売り券の販売がスタートするのでみなさんぜひ買ってください」と告知していた。

そのほか、日向坂46とカレーハウスCoCo壱番屋が「ココイチdeもっとHAPPY!キャンペーン」情報や、東京モーターショウで行われる「FAI Drone Tokyo 2019 Racing ＆ Conference」公式アンバサダーに就任した情報も公開された。

カレーが大好きと話す河田陽菜さんは「あまり知られてないと思うんですけど、前回CoCo壱さんとご一緒させていただいた時に、朝5時に起きて一人でカレー屋さんに行ったんですよ」とエピソードを話すと、意外な好みに客席からは驚きの声が。一方の「FAI Drone Tokyo 2019 Racing ＆ Conference」について高本彩花さんは「ドローンのレースです！ その日は私の誕生日です！」と11月2日に行われる同イベントが誕生日であると報告し、喜びをにじませていた。

セットリストの最後を飾ったのは『約束の卵』。佐々木久美さんは「ここからも坂を駆け上っていけるように精進します。見守ってくださると嬉しいです。今日は本当にありがとうございました！」と挨拶し、日向坂46初となるワンマンライブを締めくくった。

セットリスト

01 ドレミソラシド

02 ひらがなで恋したい

03 ときめき草

04 期待していない自分

05 抱きしめてやる

06 My god

07 やさしさが邪魔をする

08 Cage

09 Dash＆Rush

10 君に話しておきたいこと

11 こんなに好きになっちゃっていいの？

12 キツネ

13 キュン

14 ハッピーオーラ

15 NO WAR in the future

16 JOYFUL LOVE

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EN1 誰よりも高く跳べ！

EN2 半分の記憶

EN3 約束の卵



取材・文＝鳥羽竜世

ウォーカープラス/野木原晃一