市販化で話題をさらった解熱鎮痛薬「ロキソニン」の現状は?

東京ウォーカー

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医師の処方なしに店頭での販売が許可され、「スイッチOTC」として今年1月に市販がスタートした「ロキソニンS」。解熱鎮痛薬のスイッチOTCとしては、26年ぶりの新製品とあり話題となったが、1か月半が過ぎた現在、会社帰りなどに市販薬として購入され、順調に定着しつつあるようだ。

「ロキソニンS」とは、頭痛・生理痛に効果があるといわれる“解熱鎮痛剤”。今年1月21日に製造販売会社・第一三共ヘルスケアが「ロキソニンS」を発売した。痛みや熱の起因物質をすばやく抑え、すぐれた鎮痛・解熱効果を発揮するのが特徴だ。成分が体内で吸収されてから効果を発揮する「プロドラッグ製剤」で、胃への負担も少ないことから “ロキソニンファン”も多い。

「発売後から売上げは好調で、鎮痛剤の売上げの中ではずっとトップです」と話すのは、全国207店舗を経営するドラッグストア「コクミン」の商品部バイヤー・近藤さん。現在は当初よりは売上げは落ち着いたものの、それでも鎮痛剤の中では引き続き高い人気を誇っていると言う。

理由としては「今まで病院で買っていた方が、そのままこちら(ドラッグストア)へ流れてきているのだと思います」と近藤さん。他の鎮痛剤の売上げが落ちていないことから、購入先がシフトし、これまでの鎮痛剤とうまくすみ分けができてきている、と考えられる。

また「主要ターミナル駅の近くの売上げが好調です」(近藤さん)とのこと。仕事の合間や帰りに購入するサラリーマンやOLが多いようで、これまでの“病院に行かないと買えない”というイメージが、“気軽に購入できる薬”と変わり、着実に根付いてきているようだ。

「今年度の販売額(3月末までの約3か月間)は、出荷ベースでは当初の目標どおり、約5億円の見込みです」と話すのは、製造販売会社・第一三共ヘルスケアの広報・森上さん。「今後も、セルフメディケーションを推進するにあたり、より多くの方に“痛み”を早く取って欲しいと願っています。そのために、ロキソニンは、一人でも多くの方に知られてほしい薬ですね」と、今後の認知にも期待している。

解熱鎮痛は、一部ブランドの寡占市場となっているが、今後、知名度の向上と共に、ロキソニンが市販薬としてさらに一般化していくことになりそうだ。【東京ウォーカー】

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