市原隼人が「『生きる』テーマを考えてほしい」 主演映画『喝 風太郎!!』で京都で熱い舞台挨拶!
関西ウォーカー
本宮ひろ志原作の同名漫画を映画化した『喝 風太郎!!』が11月1日(金)より公開。山奥で修行をしていた破天荒な僧・風太郎が街に繰り出してきてさまざまな人間と出会う姿が描かれる本作。京都国際映画祭が行われている10月18日(金)TOHOシネマズ二条で上映、舞台挨拶が開催され主演の市原隼人、柴田啓佑監督が登壇した。



毎日、他のキャストに比べ2時間早く到着し撮影に臨んだという市原。ポスターの風太郎を指差しながら「単純に毛むくじゃらの熊のような男が街に出て驚く様子を描いたエンターテインメント作品としても観てもらってもいいですが」と語りながら、その奥にあるメッセージの「生きることについて考えてほしい」と呼びかける。「今このタイミングで漫画を映画化したことに着目してほしい」と話し、今の日本の問題などいろいろな視点から脚本に目を向けるとその出来に鳥肌がたったのだという。
市原自身『生きる』というテーマは問い続けているいと話し、その問いには市原自身まだ分からないと答えが出せていないのだと言う。「『生きる』とは何かをしなければいけないのか、何故生かされているのかというのは答えがないんです。昔ならば主君に仕えたりして生まれながらに意味があったんですけど、今は個々が見つけ出さないといけない」と死を迎え入れる時代で『生きる』とは何なのか考えながら現場にいたという。

昨年の11月に撮影が行われた本作。気温が低く下駄を履いている風太郎には厳しいものになったのだという。
柴田監督は「そういう苦労もあるが、市原さんと問答しながら作り上げたような作品。そういう問いを気楽に交わした」と振り返り「この映画は3つの軸が絡み合いながら進んでいて、そのなかで風太郎はどういう思いでストーリーのなかで駆け回っているかを見てもらえるとスッキリしますし、ただの破天荒な人間ではない強い思いが観れると思います」と見所を紹介。風太郎の衣装など細かいところにも注意しながら鑑賞してほしいと呼びかけた。
桜井賢太郎
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