【勝敗予想付き!】3分でわかる!今週末のBリーグ第7節『全カード』の見どころ
東京ウォーカー(全国版)

各地で盛り上がりを見せるBリーグ。今回、ウォーカープラスでは、Bリーグ大好きライターの初野正和(シックスマン)さんに、今週末に開催される第7節全カードの見どころ&勝敗予想を聞いてみた。十分な休養をとった各チームは激しいゲームを展開するはず。
宇都宮ブレックス vs アルバルク東京|11月1日(金)19:25/2日(土)19:25@ブレックスアリーナ宇都宮
東地区の上位2チームが激突する第7節のビッグカード。今シーズンの宇都宮は、キックアウト(中から外の選手にパスをすること)からディフェンスのズレを作って3P(ポイント)シュートを狙うオフェンスが中心。過去のシーズンではリーグ中位だった3Pシュート試投数も劇的に伸ばしていて、攻撃にあきらかな変化が見られる。ただ、強度の高いディフェンスを誇るA東京を相手に、自分たちのオフェンスを実行できるかどうか。A東京は前節で完成度の高いピック&ロール、ピック&ポップ(共にオフェンス戦術のひとつ)で三河と最高のゲームを演じた。あのオフェンスを継続できるならA東京の2連勝とみる。
シーホース三河 vs サンロッカーズ渋谷|11月2日(土)14:05/3日(日)14:05@ウィングアリーナ刈谷
前節ではA東京に2連敗を喫したが、GAME2のオフェンスは今季最高の内容。大事な場面でのミスは痛かったが、これからの上昇を予感させるゲームだった。対するSR渋谷は、今季は外国籍選手のローテーションを採用。これが見事にハマっている。フレッシュな状態で試合に臨めるせいか、とにかくリバウンドが強い。特にオフェンスリバウンドは、2試合消化が少ないにも関わらずリーグ6位の123本を記録し、平均で考えると実質1位。チームの決めごととして積極的に狙っているのだと思う。三河としては東地区のチームに6連敗中なので、これ以上の負けは許されない。期待を込めて三河の2勝と予想。
千葉ジェッツ vs 京都ハンナリーズ|11月2日(土)15:05/3日(日)15:05@船橋アリーナ
前節のGAME2では島根を相手に100点ゲームを記録。今年も千葉のオフェンス力はリーグ屈指であることを証明した。試合は千葉が有利と見て、千葉の2勝、悪くても1勝1敗と予想する。理由はタイムシェア。京都はディヴィッド・サイモン、ジュリアン・マブンガをはじめとした主力4選手が30分以上プレーする試合が大半。そのため、後半になると千葉の走るバスケを止めるのは難しくなるはず。
横浜ビー・コルセアーズ vs 滋賀レイクスターズ|11月2日(土)15:05/3日(日)14:05@横浜国際プール
粘っこい惜しいゲームを展開するが、なかなか勝ち切れないのが横浜と滋賀。状況は似ているがオフェンスは対照的で、横浜は3Pシュート試投数がリーグでもっとも少なく、インサイドでの得点が大半。一方の滋賀は3Pシュート試投数がリーグ1位と、戦術が両極端な2チームの対決は面白い攻防となりそう。シュート成功率を考えて横浜の2勝と予想。個人的には高いポテンシャルを感じさせる滋賀の高橋耕陽に注目したい。プロ4年目を迎え、そろそろエースとしての輝きを見せてほしい。
三遠ネオフェニックス vs 大阪エヴェッサ|11月2日(土)17:05/3日(日)14:05@豊橋市総合体育館
ここまで10連敗と苦難のシーズンを送っている三遠。状態の悪さは数字に表れていて、得点数が伸びない一方、ターンオーバー(オフェンスでミスをして相手にボールを渡してしまうこと)がリーグ1位。苦しい状況を西川貴之に打破してもらいたい。日本代表に招集経験があり、滋賀の高橋耕陽同様、高いポテンシャルを持つ一人。三河で過ごした昨季に比べて多くのプレータイムをもらっているので、どうにかブレイクしてほしい。大阪は好不調の波が激しいので、つけいるチャンスはあるはず。予想は1勝1敗。
新潟アルビレックスBB vs 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ|11月2日(土)18:05/3日(日)14:05@リージョンプラザ上越
昨シーズン中地区王者の新潟が苦戦している。ここまで2勝8敗と負けが続く原因は、ダバンテ・ガードナーの抜けた穴を埋められていないこと。チームの平均得点も昨シーズンと比べて10得点近く落ちている。シーズン中盤に向けてどのようにテコ入れしていくのか、庄司ヘッドコーチの腕にかかっている。名古屋Dは西地区首位と好調で、昨シーズンまで継続してきたバスケが洗練された印象。名古屋D有利と見るが、ジャスティン・バーレルを怪我で欠く名古屋D相手に、新潟はなんとか1勝1敗に持ち込みたい。
富山グラウジーズ vs 琉球ゴールデンキングス|11月2日(土)18:05/3日(日)13:05@富山県西部体育センター
ダニエル・オルトン加入後、前節で初勝利。徐々にチームがかみ合ってきた富山は、ホームに高いディフェンス強度を誇る琉球を迎える。サイズに勝る富山は、宇都直輝からミスマッチを狙うはずなので、琉球はどのように対応するか注目だ。琉球は前節のGAME2で岸本隆一が31得点とオンファイヤー。並里成もそうだが、ポイントガードのポジションで得点できるのが琉球の強み。過去の対戦成績は4勝2敗と富山が勝ち越していて、富山は琉球を苦手としていない。ここは1勝1敗と予想。
島根スサノオマジック vs 川崎ブレイブサンダース|11月2日(土)18:35/3日(日)13:35@松江市総合体育館
前節、千葉に大敗した島根だが、最後まで自分たちのバスケを突き通す姿は見事だった。ポイントはスコア。島根は平均得点がリーグ最下位の65.1点。つまり66点以上を許すと勝利が難しくなるので、テンポを落としてロースコアゲームに持ち込みたい。対する川崎は今シーズン好調。特に新加入の外国籍選手がよく走り、非常に献身的な姿勢を見せている。順当なら川崎の2勝だが、島根はホームで意地の1勝を挙げたい。
レバンガ北海道 vs 秋田ノーザンハピネッツ|11月4日(祝)15:05/5日(火)19:05@北海きたえーる
北の2チームが激突する注目カード。強豪が集まる東地区だが、今季はさらに顕著で、ここまで東地区の全チームが勝率5割以上を記録。この状況を生んだのは北海道と秋田の躍進があってこそ。同地区の対決となるがこれは予想が難しい。秋田は古川孝敏の離脱が痛い。また、スピードのミスマッチをつける北海道のマーキース・カミングスを止めるのは困難なミッションに思える。ホームの北海道がやや有利と見て、2連勝を予想。
初野正和
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