タワーマンションより戸建ての方が幸せに⁉ 都会に住む住宅の新提案

東京ウォーカー(全国版)

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首都圏、こと東京における住宅は賃貸やマンションが主流だが、戸建ては今どうなっているのだろう?「幸せな家とは何か?」という観点で家づくりをしてきた積水ハウスが、11月1日より主に都会に暮らす富裕層向けのこだわり注文住宅「REGNUM COURT(レグヌム コート)」の販売をスタートした。

積水ハウスが提案する都心向け戸建て住宅「REGNUM COURT(レグヌム コート)」


プライバシーを確保した自分と家族のための新しい選択肢


マンションと戸建てにおける大きな違いは、プライバシーや騒音問題、使い勝手だろう。マンションはどうしても近隣住民と近い場所に暮らすことになるため、育ち盛りの子供が部屋を走れば階下の住民から苦情が来るのは目に見えている。そして間取りも決まっているため、本当は子供がもう1人欲しいのに部屋がない。子供が独立したら部屋が余った…。このように家族の生活や人生設計を家の間取りに合わせなければならない。

ダイニングやキッチンとシームレスにつながり、明るい光が差し込む広大なリビング空間


その問題を解決するのが戸建ての住宅だ。マンションに比べて自由が利くのが注文住宅のよいところで、家族やライフスタイルに応じた間取りで建てられる。しかも積水ハウスの場合は独自の技術で「大黒柱がいらない家」が実現可能だ。上の写真は、最上階に設けたリビングだが、ダイニングキッチンからリビングまでワンフロア一体になっている。 多くの場合は柱があり、それを隠すかのように間仕切りによって部屋が機能ごとに区切られているのに対し、それがないゆえの解放感には圧倒される。しかもテラスと部屋は段差がなく外へとつながっていて、結果、実際よりも広い空間という印象を受ける。

ダイニングエリアからリビングを眺める。優しく明るい陽射しが入り込み照明は不要だ


都市生活者に多い「両親と子供1人の3人家族で、ここまでの大空間が必要なのか?」という疑問が頭をよぎるかもしれない。しかし家族というのはそれぞれ自分の部屋があっても、リビングに集まる時間は多いのではないだろうか。子供がダイニングテーブルで勉強し、母親が料理をしながらその様子を見る。休日になると父親がソファでテレビを見ながらくつろぎ、子供が日の当たる場所でスマホをいじったりゲームをしたり。時折親子でテレビを見て笑ったり。それは囲炉裏を中心に家族が集まっていた昔の日本の姿と似ており、日本人のDNAに流れる家族の姿だ。

ダイニングとキッチンのエリア。特に間仕切りはされていないことに注目


しかし戦後の公団住宅などは、建築の都合でリビングとダイニングという機能で部屋を区切ることが迫られ、結果家族が集まるリビングは狭くなってしまった。広いリビングは本来、私たちがあるべき家族の姿を取り戻し、安らぎを得るために必要なのだ。ちなみにここまで広さだと光熱費が気になるが、担当者によると、断熱性能の高い家だから大空間のリビングでも快適な暮らしができるとか。

夜になると表情を変えるリビング


この積水ハウスが提案する家族のための「大空間リビング」が登場して約1年だが、その魅力と相まって注文件数は着実に増えているという。しかし今回登場したREGNUM COURTのテーマは、このリビングだけではない。特に都市圏向けの提案として、「プライバシー」「こだわり」という2点を軸としている。ラテン語で“王国”という意味のREGNUMの名を冠した、まさに「自分と家族のための城」となるポイントを紹介しよう。

ダイニングエリア。大きなガラスの先にはプライバシーを守る壁が見える


まずプライバシー。マンションほどではないにせよ都心の場合、どうしても敷地面積の関係から家が密集する傾向のため、窓を開ければ隣家から中の様子が丸見えになる。ならばと窓のない家にすれば、光が入らず室内は暗くなる。そこで積水ハウスが考えたのが「家と同じ高さの壁を作る」というもの。いわばプライバシーを守る城壁だ。しかも窓と壁の間に空間(吹き抜け)を設けることで、光が部屋に入るという合理的な考えだ。「いやいや、そんなに光は入らないでしょ」と思うのだが、これを可能としているところが積水ハウスの設計陣の腕とノウハウが生きるところだ。

ダイニングエリアからリビングを眺める。優しく明るい陽射しが入り込み照明は不要だ


さらに吹き抜けの外空間に樹木を植えると、都会にいながら自然を感じることができる。「オススメは紅葉などの落葉樹ですね」だそうで、「積水ハウスでは『5本の樹』というコンセプトで、地域の自生の樹木を植えることをお客様にご提案しております。都会でも身近に感じられるだけでなく、地域の生態系・生物多様性を守ることができます」。木を育てたことがなくても心配はいらない。植えてから2年間の保証が付き、その間に枯れたら無料で植え替えをしてくれる。

廊下からつながる開放感たっぷりの浴室


浴槽から見た風景。右面は大きなガラス張りになっているが、壁により隣家から覗かれる心配はないためカーテンなどは必要ない


さらにこの城壁は副次的効果を生み出した。なんとカーテンが不要なのだ。モデルルームの浴室のある2階を例にすると、扉もなければカーテンもない。壁のある面は一面天井から床までのガラス張りだ。一種のリゾートのような解放感の中で入浴ができるばかりか、そのままハダカで廊下を進み、導線上にあるテラスに出れば人の目を気にせず高級旅館の離れのように、入浴後に外にでて涼むことすらできる。これを都会の住宅地でできるのだ。

階段の奥、左手に寝室、右手が浴室。中央はプライベートなテラスとなっている


浴室から続く廊下にある2階のテラス


ちなみに、積水ハウスのリサーチによると、風呂上りに家の中を全裸もしくは下着のみで過ごす家族は意外と多いという。日本人は近隣の目を気にする反面、家の中では解放感を求めているわけだ。城壁はそれを叶える「幸せの壁」というわけだ。

モデルルームゆえに現実の家から離れているように思えるが、この浴室に限らず実際にこだわる人は徹底的にこだわるという。この「こだわり」が、都市型戸建ての2つ目のテーマだ。

夫婦の寝室。その奥にウォークインクローゼットが用意されている


寝室の隣にある広いウォークインクローゼット。オシャレを気にする人ならこだわりたい空間だ


実際に都内で戸建てを希望する人は、寝室の隣に大きなウォークインクローゼットが欲しい、1階はガレージハウスにしたい、といった「居住性」以外の希望や要望が多いという。そのほとんどがオーダーメイドに近い内容に、注文住宅でありながらREGNUM COURTは対応する。前述した柱のない大空間ができる建築技術が可能にしているのだ。これは家を建てる時は子供部屋を作っておき、子供の独立後に壁を取り、セカンドライフでカフェなどの飲食店や習い事教室をする、といったライフスタイルの変化に合わせたリフォームにも余裕で対応できることも意味する。

【写真を見る】リビングやダイニングキッチンとシームレスでつながる3階のテラス


そんなこだわり満載の家で気になるのはやはり費用だ。REGNUM COURTは参考価格として床面積1坪あたり税抜90万円からとなっている。営業店長によると「とはいえ、実際は相当こだわられる方が多いので、あくまで参考金額です」だそうだが、建築家を頼んでゼロから作ることを考えれば割安だ。実際に問合せは多く、建て替えにREGNUM COURTを選択する人は増えているそうだ。ちなみに城壁の分の敷地面積は減ってしまうが、比較的狭小な土地でも“王国”を実現することは可能そうだ。建設期間は約6カ月程度が一般的で、意外と短納期なのも注文住宅ならではの特徴だ。

建てた後の心配も不要


都心部で戸建てよりマンションに人気が集中するのは、土地の問題を除くと理由は大きく2つ挙げられる。1つ目はメンテナンス。マンションなら管理費を支払えば清掃や修繕を行ってくれるが、戸建ては自分でしなければならない。しかし戸建てでも、定期的に家の点検や修繕を行うメンテナンスプログラムがあるとのこと。積水ハウスの定期点検を受け必要な修繕をすれば、保証も延長されるというので安心だ。

2つ目は売却する時。戸建ては土地に価値があり、築数十年の家そのものに価値は生まれにくい。むしろ取り壊しの料金が必要になるから、土地代からその分が引かれることもある。しかし現在は建物にも価値を持たせることができるという。具体的には前出のメンテナンスを受けていれば、メンテナンスの履歴とともに住宅メーカーが家の構造などについてお墨付きを出すので、購入する人は安心して住むことができるわけだ。

経験豊富なスタッフが対応。家族の夢をかなえる手伝いをしてくれる


自分好みの家ができ、メンテナンスや売却時もマンションと変わらないならば「タワーマンションを売却し、戸建てに住み変える方は多いです」という営業マンの声にも納得する。

本当の家族の幸せやこだわりなどを追及し叶える積水ハウスのREGNUM COURT。ハウジングステージ新宿内のモデルルームでは、今なら「プランニングテーブル」という積水ハウス認定の特別な設計士「チーフアーキテクト」と会って、直接、設計の相談ができる完全予約制のイベントを実施している。場所は、新大久保駅からほど近い住宅展示場「ハウジングステージ新宿」だ。なお、見学に行くならウェブサイトでの事前の予約がベターだ。

栗原祥光

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