太平洋に浮かぶ復元船が黄金の輝きに包まれる「サン・ファン・イルミネーション2019」が宮城県で開催中

宮城県石巻市の宮城県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)で、2020年1月5日(日)まで「サン・ファン・イルミネーション2019」が開催されている。

石巻市渡波にある「サン・ファン館」では、仙台藩主伊達政宗の命を受けてヨーロッパへと出帆した「慶長遣欧使節」の偉業を現代に伝えるため、一行が乗船したガレオン船「サン・ファン・バウティスタ号」の復元船を係留・展示している。この船は全長約55.35メートルで、国内で復元されたものとしては最大級。冬が近づいたこの時期に、この巨大な復元船が約1万球の電飾とライトアップで彩られる。夜の太平洋に黄金の船体が浮かび上がる光景は、幻想的かつ荘厳だ。

担当者は「船のイルミネーションという珍しさもあってか、毎年訪れる方も多いです。さらに、今年からは隣接する『サン・ファン・バウティスタパーク』の一部にも約2万球のイルミネーション装飾が始まりました。復元船まで導くように設置された色とりどりの灯りは、船とはまた違った魅力で迎えてくれますので、是非お越しください」と呼び掛ける。

点灯中はサン・ファン館への入館は不可だが、12月21日(土)のみ「夜間特別開館ファンタジーフェスタ2019」が開催され、館内からイルミネーションを観覧することができる。ぜひこの機会に訪れよう。

ウォーカープラス編集部