気分が上がること間違いナシ!真のコンパクトSUV「トヨタ・ライズ」を試乗

東京ウォーカー(全国版)

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トヨタのコンパクトSUV「RAIZE」


まずは写真を見ていただきたい。この、堂々とした力強さ。「SUVかぁ。ちょっと大きいんだよね」と思われた方は、もう一度写真を見ていただきたい。特にナンバープレート。なんとこのSUVは「5ナンバー」なのだ。

必要にして十分な室内空間


販売される普通自動車のうち、約20%のシェアを占めるSUV。快適かつ大容量の空間、高い視線から来る良好な視界に魅力を感じる方は多いだろう。しかし、その反面、どうしてもボディサイズが大きなものに。世にコンパクトSUVと謳う車は数多くあるが、個人的には、それはSUVの中ではコンパクト、という意味ではないかと思えるほどだ。

【写真を見る】全長4メートル以下!コンパクトで取り回しのよいRAIZEのサイドビュー


しかし、RAIZE(ライズ)のボディサイズは、全長3995ミリ、全幅1620ミリ、全高1695ミリというワゴンタイプの軽自動車を一回り大きくした程度。これなら狭い路地での取り回しに苦労しないし、軽自動車はちょっと狭いと思われる方にもすんなりと受け入れられるだろう。この取り回しの良さは、約5メートルという最小回転半径も手伝ってコインパーキングでの車庫入れで生きてくる。

不慣れな車庫入れも安心な「スマートパノラマアシスト」


さらにフロントとリアにセンサーを取り付け、障害物に接近すると警告音が出るほか、車体を真上から見た鳥観画がモニターに表示。さらに駐車時に音声とステアリング操作でドライバーをサポートする「スマートパノラマアシスト」も搭載する。初めて自動車を運転する方、運転が苦手な方にとっては嬉しい機能だろう。

RAIZEのリアビュー


RAIZEのリアゲートを開口した様子


トランクルームの中敷きを引き起こすと、さらに収納スペースが現れる


リアシートを倒せば、より広い荷室空間が生まれる


さて、軽自動車より一回り大きい程度、というと荷室や居住性が狭いのでは?と思ってしまうことも。しかしここはSUV。369Lというクラストップレベルの大容量を確保している。まず荷室は二層式で、不安定な買い物の荷物が積み込めるのは大きなメリット。もちろんリアシートを前に倒せば、より広いスペースを確保できる。

RAIZEのリアシート。フルフラットではないが、大人が座っても窮屈さを感じさせない


リアシートも十分な広さ。その前後幅は最大900ミリで、大きな男性でもゆったりと座ることができる。リア窓も大きく開放的。クーペスタイルSUVの窮屈さ、閉塞感を感じさせない。いいな、と思ったのは、ドア付近のサイドシルが低くなっていること。後席は家族の中でもお年寄りや子供が座ることが多いので、この配慮は嬉しいところだ。

RAIZEの車内空間


RAIZEのフロントシート


コックピットは価格以上の高級感。直線を基調としたデザインでSUVからイメージする「力強さ、頼もしさ」を感じさせる。関心するのはシルバーの加飾部分はメッキではなくマット仕上げであること。これは逆光などで光が目に入りづらいという嬉しい配慮だ。

「ワクワク」と名付けらたメーター表示


「先進」と名付けられたタコメーター表示


「アナログ」と名付けられたメーター画面


「シンプル」と名付けれられたメーター画面


メーターパネルは液晶タイプ。メーターの表示を好みに応じて4種類に変更できるほか、各種インフォメーションも表示する。速度計は7セグLEDのようで、数字が大きく大変に見やすいものだ。

9インチのタッチパネルディスプレイ


Apple CarPlayが起動した状態


センターコンソールには大型のタッチパネルモニターを用意。Apple CarPlayに対応しており、車両とiPhoneを接続すればGoogle Mapはもちろんのこと、トヨタとLINEとの協業で誕生したLINEカーナビが利用できる。

Google Mapを起動した状態


Siriを起動した状態


ステアリングリモコン左手側。マイクボタンを押すと音声入力(Siriなど)が起動する


いずれも音声インターフェイスを使った操作ができるので、煩わしかった目的地入力はもちろんのこと、2019年12月1日に改正される道路交通法で「ながらスマホ」が厳罰化されるので、このような音声入力は嬉しいところ。ハンドル右側には音声入力ボタンが用意され、Siriが起動。これは大変に便利だ。

シフトレバー近傍にUSBレセプタクルを配置する


収納が必要にして十分あるのも、RAIZEの特長。ドリンクホルダーをはじめ、車内には小物入れが複数、用意されている。USBレセプタクルも前後に用意されているので、どの席に座ってもスマートフォンやタブレット端末の充電ができる点も今の時代に合っている。

エンジンは高出力72kW(98PS)/6000rpm、最大トルク140Nm(14.3kgfm)/2400-4000rpmを発生する直列3気筒 1.0リッターターボ型。トランスミッションは従来のベルト駆動のCVTにスプリットギヤを組み込み、高速域ではベルト+ギヤ駆動として伝達効率を向上させたトヨタ初採用のD-CVT。気になる燃費は2WDモデルでWLTCモード燃費18.6km/L(JC08モードは23.4km/L)、4WDモデルでWLTCモード燃費17.4km/L(JC08モードは21.2km/L)を実現している。さすがにハイブリッドや軽自動車ほどの高燃費ではないものの、十分すぎる水準だろう。

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