須恵器に刻まれた「仁」の謎に迫る!島根県の出雲弥生の森博物館で速報展開催中
東京ウォーカー(全国版)
島根県出雲市大津町の出雲弥生の森博物館で2020年2月3日(月)まで、速報展「『仁』県内初例の刻書文字 ー高西遺跡の調査からー」が開催されている。

2017年度に実施した高西遺跡(出雲市塩冶町)の調査成果を展示。今回の調査は、島根大学医学部の北側から出雲市駅西側に向けて整備中の医大前新町線道路工事に伴う発掘調査。出土した土器を整理した時、須恵器の内側に漢字の「仁」と刻まれていることがわかった。この土器のほか、中世の稲の品種が書かれた荷札木簡や、弥生時代の土器などの出土品も展示。発掘で見つかった文字から塩冶地域の歴史を考える。

担当者は「須恵器は8世紀前半頃に作られたもので、焼成後に刃物で文字が刻まれたと考えられます。『仁』という文字が見つかったのは島根県内では初めて。今回の展示ではこの『仁』と書かれた土器と、稲の品種が書かれた木簡を中心に解説しています」と詳しく話す。
塩冶地域の歴史をひもとくヒントになる速報展「『仁』県内初例の刻書文字 ー高西遺跡の調査からー」。歴史に興味がある人は会期中に訪れよう。
ウォーカープラス編集部
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