安くて旨くて人情あり。食通が厳選した名古屋のレジェンド居酒屋3選
東海ウォーカー
仕事仲間、友人と、恋人と…さまざまなシチュエーションで利用できる大衆居酒屋。そこで、今回は東海ウォーカー編集長やグルメブロガー、ライターなど、東海の食通たちが選ぶ、後世に残したい名店を紹介する。数ある中から、コスパがよく、地域に根付いていて、スタッフとの距離が近い3店を厳選した。
昼夜同じメニューで営業、濃い赤味噌が酒に合う!
●「八幡屋(やはたや)」(名古屋市西区)

「八幡屋」の名物は、注文後に衣を付けて揚げる串カツとおでん。おでんは厚揚げ、赤棒、こんにゃく、たまごの4種類を赤味噌で煮込む。串カツは、ふわふわの衣が旨いと評判で、塩胡椒で食べてもおいしい。味噌で注文すると、おでん鍋につけてから盛り付けてくれる。もう1つの名物である「とん焼」(各80円)は豚ホルモンをボイルしてから串に刺すので、ふっくらと柔らかい。

店の前でそのまま立ち飲みできるので、まさに屋台の気分を楽しめる。サッポロラガー、通称赤星が飲めるのもポイントだ。
この店を紹介してくれたグルメライター曰く「『とん焼』は臭みがなく、なにを食べてもめちゃくちゃ旨い!奥には座敷席もあるのでゆっくり飲みたい時にも重宝します」とのこと。
■八幡屋 / 住所:愛知県名古屋市西区名駅2-18-7 / 電話:052-571-3945 / 時間:11:30〜13:00、17:00~21:00、土 16:30~20:00 / 休み:日曜、祝日
旨口の酒と相性のいいパンチのあるつまみが充実
●「一位(いちい)」(名古屋市中区)
「一位」は創業から約45年、錦から現在の場所に移転して11年目の老舗居酒屋。約20種類と種類豊富な雑炊はすべて、創業以来価格据え置きの看板メニューだ。料理も酒も種類が多く、何度通っても飽きない。

「ブリの炙り」(1200円)は、粗塩をまぶしてから焼くことで塩の旨味とブリの脂が引き出された、醤油のいらない極上のつまみ。濃醇な「一泉」(1合 700円)と相性抜群だ。日本酒のメニューも豊富で、全国的な日本酒ブームが始まる前から、大将自ら全国各地の蔵元を訪ねて関係を築いてきたので、レアな日本酒や隠れた銘酒が充実している。ココでしか飲めないものや、メニューにないものもあるので、迷ったらスタッフに聞いてみよう。
東海ウォーカー編集長おすすめは、銘酒を堪能し締めに雑炊を食べる楽しみ方。日本酒は400円から、雑炊は600円からなので、軽く飲むのであれば1000円ほどで満足できそうだ。
■一位 / 住所:愛知県名古屋市中区栄1-11-26 / 電話:052-201-6222 / 時間:18:00~23:00(LO 22:30) / 休み:日曜、祝日
ちょっと奮発して極上のトラフグに舌鼓
●「ふぐ料理・季節料理 冨士屋(ふじや)本店」(名古屋市中区)

「ふぐ料理・季節料理 冨士屋本店」は、1937年創業。和食やフグ料理が得意で、名古屋における居酒屋レジェンド店の1つだ。全国から届く鮮魚や旬菜を使った小鉢や、フグやウナギ料理も評判が高い。長い歴史の中で、ココから独立した店がいくつもあるという。大衆居酒屋というには少し値が張るが、鍋や刺身の単品は注文しやすい。小鉢は350円からあるので、1000円前後でちょい飲みもできる。
「1階のカウンター席は気軽に利用できるが、料理のクオリティはどれもかなり高い」とグルメブロガーも絶賛だ。
■ふぐ料理・季節料理 冨士屋本店 / 住所:愛知県名古屋市中区栄3-10-8 / 電話:052-262-4001 / 時間11:00~13:30、17:00~22:30(LO 22:00)、土 17:00~22:00(LO 21:30) / 休み:日曜、祝日
東海ウォーカー編集部
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