サウナー歓喜の水風呂4種、関東最大級のサウナ施設「かるまる池袋」のここがすごい

東京ウォーカー(全国版)

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男性専用の温浴施設複合型宿泊施設「かるまる池袋」が12月3日にオープンした。関東最大級のサウナ施設をうたい、4種類のサウナと4種類の水風呂を備えた同施設は、オープン直後から早くもサウナ好きの間で話題となっている。サウナをテーマにしたテレビドラマ「サ道」が放送されるなどサウナ人気が高まる中、ターミナル駅である池袋駅前に登場した新スポット。随所にこだわったというサウナや館内施設の様子を一挙紹介しよう。

ターミナル駅近くの温浴&宿泊複合施設


池袋駅西口C6出口から徒歩30秒の位置にあるかるまる池袋。ビルの3階から10階までを使い、3階から5階までが宿泊エリア、6階がエントランスエリア、7階が休憩スペース、8階がレストランエリア、9階と10階が階段でつながった一体型の浴場となっている。エレベーターで6階に上がり入館した後、各エリアを移動する構造だ。下駄箱の鍵に入館用のICチップが入っていて、施設内でのサービス利用や飲食購入の情報はICチップに記憶され、退館時にすべての料金を精算するシステムとなっている。

館内着は中・大・特大の3サイズ


立ち寄りでの施設料金は会員2480円、一般2980円。入館ゲートをくぐると正面には館内着の入ったバッグが並んでいる。中・大・特大の3種類のサイズの中から自分にあった館内着を自由に選べる仕組みだ。ロッカーのサイズは複数あるが、大きいものではスーツケースをそのまましまえる大きさなので、荷物置き場の心配はいらない。

サウナビギナーからマニアまで楽しめる4種のサウナ


4種類のサウナを備えるかるまる池袋。サウナごとにそれぞれ特色が異なるので、入り比べてその違いを体感したり、自分の好みのサウナを見つける楽しみ方ができる。

岩サウナは天井が低く設計されている


庵治石と総重量600kgのサウナストーンを使用した岩サウナでは、スタッフがタオルを振って熱気を広げるドイツ流アウフグースが楽しめる。温度設定は90℃程度で、大量のサウナストーンを使うことで蒸気の量も多く、天井も低く設計されているため、サウナ室内のどこにいても強烈な熱気を感じることができるようになっている。さらにこのサウナでは、サウナ室正面に映像を投影し音楽を流しながらショーのようなサウナが楽しめるという。

希少な木材「ケロ」を使用したケロサウナはモダンなデザイン


岩サウナの隣にあるのが、樹齢200年以上の欧州アカマツの立ち枯れ材「ケロ」を使用したケロサウナ。シンメトリーでデザイン性の高い室内は約80℃に設定されている。天井は高く、サウナストーブは低い位置に設置されているので、ストーブから上がる蒸気が直接体に当たるようになっている。また、ケロサウナでは利用者自身がサウナストーンに水をかけるセルフロウリュが可能。丸いサウナストーンにゆっくりと水をかけることで、ふんわりとした蒸気を体感できる。

丸石にゆっくり水をかけることでふんわりとした蒸気を体感できる


筒状で小さな室内の蒸しサウナでは、江戸時代の大垣藩藩医・江馬蘭斎が治療用に考案したという蒸し風呂が体験できる。伊吹山で採れた約15種類の薬草を煮立てた蒸気の香りが楽しめるという。

薬草を蒸した蒸気が楽しめる蒸しサウナ


9階の浴場から階段で昇った先にある半屋外スペースには、フィンランドの伝統的な薪ストーブサウナがある。薪の燃える音や揺れる炎に癒やされながら、じんわりとした暖かさに浸ることができる。 

9℃から33℃まで!水風呂にもこだわりアリ


サウナで体を温めた後は水風呂へ。こちらも4種類の水風呂があり、それぞれ特色や水温が異なる。また、水風呂でありながら天然の石材を使用するなど細部までこだわっているのも見どころだ。水温が高めの水風呂もあるため、サウナ初心者や水風呂が苦手な人でも気軽に入ることができるのもうれしいポイント。

【写真】9℃以下の低温水風呂「サンダートルネード」


注目は、9℃以下の低温に設定されたサンダートルネード。ジェット水流が一桁台の冷水を撹拌し、衝撃的な冷たさを体感できる。その隣の水風呂「やすらぎ」は、水温25℃程度と平均的な水風呂よりやや水温が高め。バイブラで浮き上がる気泡を感じながら入れる、初心者にオススメの水風呂だ。

水風呂「やすらぎ」は、水温25℃程度と平均的な水風呂よりやや水温が高め


そして、水温33℃のジェット水風呂「昇天」は、不感温度よりやや低い程度の水温とジェット水流の刺激が楽しめる。どの水風呂に入るのもお好みだが、サンダートルネード、やすらぎ、昇天は水温が冷たいものから順番に入ることでより水風呂が楽しめるよう設計されているという。

水温33℃のジェット水風呂「昇天」


さらに半屋外スペースには湖の氷を割ったフィンランドの水風呂・アヴァントをイメージした水温14℃の「アクリルアヴァント」があり、ここでは空をあおぎながらの水風呂という珍しい体験が味わえる。屋外スペースでは外気浴も可能なので、サウナの後の過ごし方も多種多様だ。

フィンランドの水風呂・アヴァントをイメージした「アクリルアヴァント」


手ぶらでOK!アメニティも完備


炭酸泉の端には電気風呂を併設


青森ヒバを使用した一人用のマス風呂


風呂も5種類とバリエーション豊富。炭酸泉や電気風呂といった定番をはじめ、人間の体温に近い36℃前後の不感温度に設定された一枚岩の岩風呂や、青森ヒバを使用した一人用のマス風呂、花崗岩で作られた露天のジャグジー風呂が用意されている。

岩風呂の水温は36℃前後の不感温度


複数種類のシャンプーを用意


また、アメニティーにも力を入れており、備え付けのシャンプーは数種類をラインアップ。脱衣場には化粧水や乳液、整髪料も完備しているので、用意がなくても思い立った時に手ぶらで立ち寄れるのも大きな魅力だ。

さらに、半屋外スペースは仕切りを用いての貸し切り利用も想定しているといい、サウナの近くでBBQを楽しむなど他ではできない自由度の高い使い方も可能だ。

食事やリラクゼーションも充実


ヘッドスパルーム


入浴の後、ゆったりと滞在の時間を過ごすためのサービスも多彩だ。館内ではヘッドスパやあかすり&ボディートリートメント、タイ古式マッサージを受けられるほか、8階のレストランエリアではガッツリ系から本格和食まで幅広いメニューを提供する(いずれも入館料とは別料金)。

テーブルつきのリクライニングシート


7階の休憩スペースにはテーブルつきのリクライニングシートがずらりと並び、各シート備え付きのテレビや、通路に設置された漫画や雑誌を持ってきての読書などさまざまな形で過ごすことができる。各シートにはコンセントも用意されているのでスマートフォンなどの充電も可能だ。

さらに、出張利用などにも対応できるよう、デスクが置かれたコワーキングスペースも設けられている。スペース内にはプロジェクターもあり、申請すれば貸し切りでのサウナ会議などにも活用できる。

コワーキングスペース


また、宿泊エリアにはホテルタイプの個室30室とカプセルタイプ124室とがあり、ベッドやマットレスにはテンピュール社製品を採用し寝心地も抜群。入浴設備と合わせて、旅行や出張にも使いやすい施設となっている。宿泊料金はカプセルタイプが4980円から、客室タイプは6980円から。

宿泊エリアのベッド・マットレスはテンピュール製


なお、通常は男性専用となっているが、今後は女性客のみの限定営業も検討中とのこと。サウナ初心者からマニアまで、幅広い層が楽しめる癒やしの新スポット。池袋に立ち寄ったらぜひ足を運んでみよう。

※記事内の金額はすべて税込み

国分洋平

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