「将棋日本シリーズJTプロ公式戦/テーブルマークこども大会」東京大会が開催! チビッコもプロも将棋駒を見つめる真剣な眼差しは一緒!!
東京ウォーカー
秋晴れと天候に恵まれた2019年11月17日、千葉県・幕張メッセ 国際展示場1〜3ホールで、「JTプロ公式戦」と「テーブルマークこども大会」が同時に実施される「将棋日本シリーズ」が開催された。

プロ棋士さながらチビッコによる真剣勝負!
一躍人気者となった藤井聡太七段も、過去に優勝経験を持つ「テーブルマークこども大会」。2494名の小学生が参加し熱戦が繰り広げられた。

午前中からブロック対局が行われ、3局対戦し3勝者がトーナメント戦に進出。低学年部門と高学年部門の決勝進出者が決定した。トーナメントを勝ち抜いた低学年部門の近藤啓介くん(世田谷区・3年生)と祝井千空くん(府中市・1年生)、高学年部門の北原優くん(船橋市・5年生)と高井柊輔くん(川口市・6年生)は羽織袴に身を包み、決勝戦の舞台でそれぞれ対局。結果、接戦を制した近藤啓介くん(世田谷区・3年生)と北原優くん(船橋市・5年生)が、各部門のこどもテーブルマーク杯を手にした。




チビッコたちにとって、日本の伝統文化である将棋を通じて、勝負の厳しさだけでなく礼節を学ぶ良い機会となった今大会。勝負に対する真剣なチビッコの目や、我が子を優しく見守る大人の目など、さまざまなドラマが生まれ、ほっこりした会場全体の雰囲気が印象的だった。



渡辺JT杯覇者の連覇なるか!? 「JTプロ公式戦」決勝
そして、1000人を超える将棋ファンが、固唾を飲みながら栄冠の行方を見守る「JTプロ公式戦」決勝がいよいよ開幕。6月22日から、約5カ月にわたり行われてきたトーナメントを勝ち抜き、決勝の舞台まで登り詰めた渡辺明JT杯覇者と広瀬章人竜王が、拍手に迎えられステージに登場した。
これまでの両者の対戦成績は、過去23戦して渡辺JT杯覇者の12勝11敗とほぼ互角。接戦が予想される中、棋士の息づかいも感じられる真剣勝負の対局が行われた。ピンと緊張が張り詰めた雰囲気の中、チビッコたちは「飛車!」とか「そっちか!」など、ひそひそ話を繰り広げ、まるでプロ棋士と一体となっているよう。そして一進一退の勝負は90手で決着。先手の攻めを見切った後手渡辺JT杯覇者が、連覇を飾り再びJT杯を手にした。




「後手番になったので、ちょっと力戦っぽい展開にしました」と渡辺JT杯覇者。「連覇することができましたが、JT杯40回の歴史の中で三連覇は郷田九段しかいないんですよね。来年はそれを目標に頑張りたいですね」と次回の目標を掲げた。
そして、最後は連覇を見届けたファンを、渡辺JT杯覇者がハイタッチでお見送り。「おめでとうございます!」「次も頑張ってください!」などと、長い列を作ったファンから祝福や応援の言葉がかけられ、渡辺JT杯覇者の表情も自然とにこやかに。対局中には見られなかった笑顔が、ハイタッチ交流したファンへの贈り物にもなったはず。


こうして、数少ないプロ棋士の対局を生で観戦できる、特別な1日「将棋日本シリーズ」は幕を閉じた。興味がある人は、渡辺JT杯覇者の三連覇がかかる、来年の大会に行ってみよう!
北村康行
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