秦 基博「新しい自分に向かう!」。約4年ぶりの オリジナルアルバム「コペルニクス」を語る【前編】

横浜ウォーカー

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横浜市出身のシンガーソングライター・秦 基博が、約2年半ぶりとなるニューシングル「Raspberry Lover」に続いて、12月11日(水)、約4年ぶりとなるオリジナルアルバム「コペルニクス」をリリース。同作を携えた全国ツアーも控える秦に、話を聞いた。

「Raspberry Lover」「仰げば青空」「花」など全13曲を収録する「コペルニクス」は12月11日に発売(C)撮影=中村力也


——17年の横浜スタジアム(以下、浜スタ)ライブ以来の取材になります。浜スタはビッグステージであり、かつ地元ならではのあたたかさにあふれるライブでした。

秦 そうですね。ふりかえってみると、本当に10年やってきたご褒美みたいな感じで。あれだけ大きな会場で、バンドセットもアコースティックセットも、デビューからやってきた、いろんな形態のライブを凝縮してやれました。

——今回、約2年半ぶりのニューシングル「Raspberry Lover」がリリースされました。秦さんの新たな側面が見られますが、どういう過程で曲作りは進んだのでしょうか。

秦 浜スタ後、「All Time Best ハタモトヒロ」を出して、ひとつの区切りがつきました。それまでは、次のリリースに向けて、スケジュールを逆算して曲を書くサイクルができていたのですが、こうしてフラットになったタイミングで、そのルーティンを崩すチャンスだなと思って。福耳(秦も参加するスペシャルプロジェクト)の曲を書いたり、あとは映画「さよならくちびる」の曲だとか、楽曲提供やコラボはあったんですけど、その後、ゆるゆると自分の曲を書く時間がはじまっていって。特別な締め切りを持たずに曲が浮かんだら書く、そういう感じで日々を過ごしていました。

——2018年くらいからでしょうか?

秦 そうですね。年が明けて、自分の曲を書こうかなという気持ちになってきて。「Raspberry Lover」もその流れで作っていきましたが、まず、ギターのリフからサウンドを構築して、その時点でアレンジの方向性も見えていました。ただ、こういうスリリングでダークな曲調にどういう歌詞をぶつけるかは結構考えました。曲自体が持っている温度や湿度、リズムが持っている軽快さ、躍動感を損なわずに、どう言葉に表そうかと。ダークなだけではなくポップにしたいという思いがある中で、「Raspberry Lover」という言葉が浮かんで、そこからストーリーを作っていきました。

オリジナルアルバムは約4年ぶり(C)撮影=中村力也


——ビートもリフもかっこいい新基軸の曲ですが、一区切りを経て、次のアルバムに向けての一手という意識も?

秦 それもあったと思います。前作で全て自分でアレンジするというところまでやったので、今回は「自分にとって新たな作品をどう作っていくか?」と軸を置いて、今回はアルバムを通してトオミ ヨウさんと共同サウンドプロデュースで作っていきました。

——約4年ぶりのオリジナルアルバムとなる「コペルニクス」ですが、前作とも違う取り組み方になったんですね。

秦 そうですね。「自分が何に興味があるのか」「どういう音楽を作っていくか」そこに向かっていく部分は変わらないのですが、曲の構築の仕方も、メロディの書き方も、サウンドも……感覚的には違ったと思います。

「コペルニクス」通常版(C)撮影=中村力也


【構成・取材・文=古城久美子/撮影=中村力也/スタイリスト=甲斐修平/ヘアメイク=原田武比古(ArtsyLife)】

横浜ウォーカー編集部

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