“ホッケの開き”をペンケースにしてしまった妄想工作所の「ほっケース」

東京ウォーカー(全国版)

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いつも何げなく食べている“ホッケ”。お酒を飲みながら脂が乗った厚い身を箸で突く…たまりません。そんな酒肴の代表格・ホッケの開きをモチーフにしたペンケースが販売されているのを皆さんはご存じだろうか。妄想工作所の「ほっケース」(2480円)だ。

サイトで商品を目にしたとき、記者は思った。なぜ、ホッケの開きをペンケースにしたのか。そんな誰もが思うはずの疑問を製作者の乙幡啓子さんにぶつけたところ、「普段食べているホッケなどの“開き”系の魚がふとペンケースに見えてきまして…そこで早速作ってみたというわけです」という答えが返ってきた。

ホッケをモチーフにしたのは、昔から魚の開きを食べてきた日本人ならではの発想だろうか。では、どのように作ったのだろう。工程を聞くと、デザインの元になる写真は、こんがり感を出すためにケースの内側(身の部分)は焼いた後で、外側はテカリを出すために焼く前に撮影。さらに、「微妙に左右対称じゃなかった」(乙幡さん談)ため、ホッケそのものを画像加工ソフトで伸ばして整えたという。商品のネーミングに関しては、すでにお気付きの通り、「ホッケとケースで『ほっケース』。語呂もいいので選んだ次第です」(同)とのことだ。

「我々消費者にとって、“ホッケ”といえば開いて売っているもの。閉じたホッケ、つまり生きている頃のホッケを見ることはなかなかないのではないでしょうか。この『ほっケース』のチャックを閉じれば、“開き”になる前のホッケを想像していただけると思います」と、「ほっケース」の魅力を語る乙幡さん。そんな彼女、実は、@niftyのコンテンツ「デイリーポータルZ」で活躍しているライター。同サイトでは、「ほっケース」が完成するまでの過程を公開しているので、興味のある人はそちらもチェックしてみよう。

「学生さんには、カバンから尻尾をチラッと出して持ち歩いてほしいですね。箸入れとしてもいいでしょう。ランチ時に、間違えてケースのほうを箸で突きそうですが。取引先にホッケ好きの担当者がいる場合は、プレゼンの時などに使ってみると好印象を与え、契約を勝ち取れるかもしれません」(同)。

全長約32cmと、ペンケースにしては少々大きいが、持っているだけで注目されるのは間違いない「ほっケース」。こんなユーモアも、たまにはいいかもしれませんよね。【東京ウォーカー】

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