ユニークな神面が集落を見守る「芦ノ尻道祖神祭り」が長野県長野市で開催
東京ウォーカー(全国版)
1998年の長野冬季オリンピック大会開会式に登場し話題となった、藁製神面装飾道祖神の祭り「芦ノ尻道祖神祭り」が、長野県長野市大岡の芦ノ尻で2020年1月7日(火)に開催される。

「神面装飾道祖神祭」とも呼ばれる祭り。この地域には、昔周囲の村で病がはやった際、医者が「はやり病が村に入ってこないように」と村境の芦ノ尻道祖神に祀り、悪霊を追い払ったという言い伝えがある。今では縁結びの神様としても祀られ、毎年1月7日、各戸から集まった注連縄で1.5メートルほどの道祖神の石碑に怪異な神面を飾りつけ、翌年の1月7日までの一年間、悪霊や疫病から集落を守る守護神とする祭りが実施されている。

神面の装飾は、1月7日の午後、一年間守護を果たした古い神面への感謝の拝礼の後、道祖神碑から取り外すことから始まる。古い神面はただちに焼かれ、新しい神面は集まった注連の中から適当なものを選択し、口、鼻、目、まゆげ、口ひげ、あごひげ、笠(かんむり)の順に装飾していく。注連でお神酒樽、三つ重ねの酒杯、肴(鯛)もつくられ、供えられ、神と飲食を共にする。夕方迎え火が焚かれ、これを合図に盛大などんど焼きが行われる。
県指定無形民俗文化財にも指定されている「芦ノ尻道祖神祭り」に出かけて、他では見られないユニークな顔をした村の守護神を見よう。
ウォーカープラス編集部
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