日本刀を見て、触って、体験!備前長船刀剣博物館で刀造り見学
関西ウォーカー
平安時代から名刀の一大生産地として知られる長船(岡山県瀬戸内市)。現代の日本刀職人が働く「備前おさふね刀剣の里 備前長船刀剣博物館」では、大迫力の鍛錬や繊細なこしらえ作りなど、職人技を見学することができる。また、館内には数百年の時を超えて今もなお鋭く輝く、美しい名刀が数多く展示。刀造りの基礎知識や長船の歴史を物語る貴重な資料と合わせて、日本刀の魅力をさらに深く探ってみよう。

磨きぬかれた美しい刀身が魅力的!実際の刀剣を見てみよう
5つの主な日本刀の生産地の伝法「五箇伝(ごかでん)」のひとつ「備前伝」がはぐくまれた地に建つ、刀剣専門の同博物館の展示室には、展示によるが40振程度の日本刀が展示されている。


備前おさふね刀剣の里内では刀身造りから研磨など、刀職が日本刀を造る工程が見られる工房が一般公開。すぐ間近で刀造りを見学できるほか、職人たちに直接話しを聞くことができる。毎月第2日曜には古式鍛錬が行われているほか、ペーパーナイフの製作体験など、体験型のイベントも開催している。



新しい試みも見られるかも?職人の刀造りを見学しよう
刀鍛冶の工程は日本刀製作の第一歩。実際には、さらに多くの工程を経て芸術品とも言えるひと振が造られている。備前おさふね刀剣の里内の工房をのぞいて、伝統と機能美を両立させる職人の仕事に注目してみよう。そうすれば日本刀がさらに魅力的に見えるはず。


見ているだけじゃもったいない!体験を通して刀に触れよう
備前長船刀剣博物館の館内では、さまざまな講座が開催されている。第1・3土曜に開催されている「ペーパーナイフ製作講座」(1500円)は、五寸釘に焼き入れを施したものを使って、自分だけのペーパーナイフが造れる講座。やすりでナイフを磨いていると自分も刀鍛治になった気分を味わえる。予約は2週間前までに要予約、5人以上から受付ており定員は15人。第1・3土曜以外を希望の場合は要相談。

また「日本刀手入れ講習」(無料)は、本物の日本刀を使い、手入れの仕方や鑑賞の仕方を学べる講習会となっている。ずっしりとした手応えで、鈍く光る刀身を前にした瞬間、気持ちが引き締まる。定員は15人で、要予約。日時は、博物館に要問合わせ。

そして、より本格的に刀造りを体験したいのであれば、「小刀製作講座」(1日2000円 ※材料費別途1万5000円要)の受講がオススメ。刀鍛冶の直接指導を受けながら、日本刀と全く同じ材料を用いて小刀が造れる。2回から4回の訪問受講で、それなりに費用はかかるが、それを差し引いても超お値打ちの人気講座だ。完全予約制で、第1・3土曜の10時から16時に開催。定員は15人。

刀鍛冶の手ほどきを受けながら、自分だけのオリジナルのペーパーナイフや小刀を作ったり、本物の刀に触れる体験は感動のひと言だ!
ゆかりのアイテムなどをゲット!刀剣グッズもチェックしよう
本物の日本刀以外にも、刀剣好きの心をくすぐるグッズがいっぱい!刀鍛冶が磨き上げた「釘ペーパーナイフ(桐箱入り)」(2700円)は、酸化被膜の手触りが素朴な、末長く手元に置きたい逸品だ。

また「クリアファイル」(550円)は、国宝の山鳥毛のほかにも名刀がそろうので、お気に入りの刀剣を探そう!そして、白鳥や梅、昆虫などをかたどった鍔のコースター「木製透かし鍔(つば)」(1980円)は、コースターとして使ってもよし、飾ってもよしの1品だ。日本刀の聖地で得た感動とともに、ギフトショップでお気に入りのアイテムを選んで、旅の記念に持って帰ろう。


【関西ウォーカー編集部/PR】
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