特別公開講座・横浜学「横浜・港北ニュータウン」が開催!

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関東学院大学×横浜ウォーカーのコラボイベントとして開催されている特別公開講座「横浜学」。12月8日、第40回となる講義が開催された。テーマは「横浜・港北ニュータウン」。

3人の先生が各々の視点から「港北ニュータウン」を語り、受講者たちは真剣な表情で耳 を傾けた


最初に元港北区長であり、NPO法人田村明記念・まちづくり研究会理事の遠藤包嗣先生が登壇。港北ニュータウン事業の理念や経緯について、当時のエピソードを交えて語った。横浜市六大事業の中でも、市民からの期待が大きかったという港北ニュータウン事業。事業計画が決まってからも日本住宅公団施行の開発区域内に約250箇所の埋蔵文化財の存在が指摘され、事前調査に時間を費やすなど、造成工事の調整は困難を極めたという。

続いての登壇者は、横浜市都市整備局 地域まちづくり部長 嶋田 稔先生。港北ニュータウン事業の特色や市民協働の取り組みについて解説した。港北ニュータウンの土地区画整理事業の大きな特色として「緑の環境を最大限に保存する取り組み」を例に挙げた嶋田先生。地区内の緑道を骨格として、公園や民有地の斜面緑地などを連続させる「グリーンマトリックスシステム」を導入し、貴重な緑の資源を保存していると紹介した。

最後に登壇したのは関東学院大学 人間共生学部 共生デザイン学科 教授の立山徳子先生。港北ニュータウンを含む郊外住宅地の社会的意味とその変容について、さまざまなデータを用いて解説した。いわゆる核家族と言われる世帯の比率は1975年の首都圏郊外地域で集中的に増え、その後、徐々に減少していったという。立川先生は「特に1975年前後の郊外地域は、核家族が営まれ、子供が産み育てられるような『消費のエリア』として確立していたのではないでしょうか」と話し、講義をまとめた。

港北ニュータウンについて、さまざまなエピソードや興味深い研究内容が語られた今回の講義。港北ニュータウンの歴史と魅力を再認識できる内容になった。次回は「横浜市歌」をテーマに2月中下旬に開催予定だ。

横浜ウォーカー編集部

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