120kg分が完売! TOKYO FMで売る“福島県産米”が大人気に

東京ウォーカー(全国版)

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原発事故後、北関東の野菜が売れなくなるなど、震災の風評被害が問題視されるなか、東京・半蔵門にあるラジオ局「TOKYO FM」では、独自ルートで売れなくなった“福島県産米”を販売。去年の秋収穫された安全な上質米ということもあり、用意した120kg分の米が、たった1時間半で完売するほど人気となっている。

“福島県産米”を販売しているのは、TOKYO FM 半蔵門社屋の地下1階にある“ランナー”のための施設「ランナーズサテライト JOGLIS」。4月16日より、ラジオ番組「みんなのよい食プロジェクトpresents ベジラジオ」(土曜7:00~7:25)と、以前番組内で紹介した“東北最大のファーマーズマーケット”「はたけんぼ」(福島県須賀川市)が、「福島の農家を助けよう」と立ち上げた、期間限定の“お米屋さん”だ。

オープン初日には約250人が詰めかけ、用意した120kg分(2kg×60袋)の福島県産米が1時間半で完売。予想を上回る反応を受け、急きょ4月21日、22日(金)の追加販売が決定した。21日には、遠方から米を目当てに多数の人が来店し、「被災地に対して、これ(購入)ぐらいしかできないので」「生産者たちのお力になりたい。お米は2種類あるようなので、両方買って食べ比べたいな」とさまざまな声が聞かれた。

今回、販売されているのは、2010年「米の食味ランキング」で、最高ランクの特Aと認められた、「甘味」「香り」「粘り」「艶」に特徴のある安全な「特別栽培米 コシヒカリ」(320円/1kg)と、スタンダードな「コシヒカリ」(300円/1kg)。いずれも「去年の秋に収穫され、東京の倉庫で保管されていた米なのに、原発事故の影響で売れなくなった」と、安全が確認されている上質の米だ。

番組制作担当者は、「番組『ベジラジオ』では、もともと生産者と消費者を繋げようという企画があるのですが、今回は、ファーマーズマーケットから相談がありまして。義援金よりもフェアトレード的な感覚で支援できればと思い、福島県産米を販売させていただいて、売上金全額を直接農家へ届けることにしました」とコメント。「ポジティブなニュースを作っていければ」と意気込みを話す。ちなみに、16日、21日と好評を博したこの“お米屋さん”は、4月22日(金)の9:00~13:00にもオープンを決定。東京のラジオ局から始まった“風評被害対策”は、大きなうねりとなって消費者に影響を与えそうだ。【東京ウォーカー】

※4月22日(金)は「ひとめぼれ」を販売

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