野球ファンも必読! シンガー河野万里奈の野球愛が止まらないインタビュー
関西ウォーカー
2019年5月にシングル『真人間入門』で再デビューしたシンガー、河野万里奈(かわの・まりな)が、11月20日にメジャー2ndシングル『水恋』をリリース。今回は、来阪していた彼女に直撃インタビュー!新曲についてはもちろん、関西で過ごした大学生時代の思い出や、大好きな野球に関する話などをたっぷり語ってもらった。(12月6日、大阪市内にて)

実は関学生だった!
――河野さんは高校まで福岡に住んでいたそうですが、兵庫の関西学院大学に通っていたということで、なぜ関学を受験しようと?
河野「母親が尼崎の人で、今も母方の祖母が尼崎に住んでいるんです。母親が大学受験の時に関学を志望していたんですけど、結局、同志社大学に進学して、そんな母親の思いもありつつ、私自身も関学の綺麗なキャンパスに憧れて、関学に進学しました」
――大学時代の印象的な思い出は?
河野「軽音サークルに入って、そこで出会った友人がストイックにアナウンサーを目指している姿を見て、それまでは歌手になりたいと言っていなかったんですけど、オーディションを受けてみようと思って、第4回全日本アニソングランプリに応募して、デビューのきっかけになるグランプリをいただいたんです。遡ると、母親の関学断念から、私は関学に進学して、導かれるように軽音サークルに入って、彼女と出会って、歌手としてデビュー出来たので、関学がキーとなる舞台だなと思っています」

――そんな河野さんの関西のおすすめスポットのドラフト1位は?
河野「ドラフト1位(笑)。甲子園球場です!河野家は野球が大好きで、物心ついた時から、夏休みは祖母の家に帰って、甲子園球場の試合を観に行くのが恒例なので、第2の故郷と言っても過言ではないですし、河野家の聖地です」
――甲子園球場では、どのあたりの席から観るのが好きですか?
河野「母親が阪神ファンなので、ライトスタンドから観ることもあるんですけど、基本は内野の指定席から、選手の体の動きをまじまじと観ています。例えば、高山選手がフルスイングした時の体にかかる負荷がすごいと思うんですけど、それに耐えうる筋肉を育ててきた高山選手の素晴らしさとか、ユニフォームの陰影もわかるから、ここが絞れてる!みたいな(笑)」
――マニアックな見方ですね~(笑)。甲子園球場の好きなところは?
河野「屋根がなくて、天候とともに運命を左右されるから、記憶に残りやすいところと、まわりから、<その鳥谷のユニフォーム、ええやん>とか、<そのグッズ、どこで買うたん?>とか、関西弁で気さくに話しかけてくれるので、ファミリーみたいなところが好きです」
――では、河野さんが好きな関西のグルメのドラフト1位は?
河野「神座のラーメンです!大学生の時に目覚めたんですけど、先輩から、<あっさりしすぎているから、最初は美味しさがわからんと思うけど、3回食べたら絶対好きになる>って言われて、本当に3回目で大好きになりました。よく食べに行っていたので、青春の味です」

――箱の中に野球に関する質問が入っています。1枚ずつ引いて、答えて下さい。
河野「<自分がプレーするなら、どのポジションがいい?>。サードがいいです!ソフトボール部だったんですけど、その時は外野だったので、内野への憧れが強いのと、私調べでは、サードを守っている人に悪い人はいないんです(笑)。あの右打者の強い打球を飄々とさばける、西武の中村剛也選手とか、どっしりとしたサードに憧れています」
――「サードを守っている人に悪い人はいない説」は初耳です(笑)。2枚目をどうぞ。
河野「<テンションが上がるプレーは?>。ギリギリのボール球を見極めて、一塁に歩き出す時!私は鳥谷チルドレンなので、鳥谷選手のような選球眼がいい選手がすごく好きで、ギリギリの球を堂々と見逃して、つかつかと歩き出す姿を見ると、興奮します!」
――渋いですね~(笑)。次の質問をラストにしましょう。
河野「出た!<好きなゲッツーは?>。サードへの憧れにも繋がるんですけど、ノーアウト満塁からのサードライナーで、サードがそのまま3塁ベースを踏んでゲッツー!ライナーからのゲッツーが好きです」
――ゴロではなく、ライナーなんですね?
河野「一瞬で空気が変わるじゃないですか。ノーアウト満塁から2アウト1塁2塁になると。その温度差にしびれます!」

歌への想いを昇華した新曲『水恋』(すいれん)
――11月20日にニューシングル『水恋』がリリースされました。聴きどころは?
河野「今まで9年間のキャリアの中で、初めて恋をテーマにした曲がシングルになるんですけど、恋は異性に対する想いだけじゃなくて、夢や目標を自分のものにしたい、独占したいとか、そういう強い執念も恋と呼べると思っていて、だから私は小学生の頃からずっと歌に恋をしていたので、やっと歌への想いを昇華できたと思います。歌い方も進化しているというか、今まで地声で出ないところをファルセットで歌うことが多かったんですけど、この曲は地声で歌えるところも、せつなさとかを表現するために、あえてファルセットで歌っていたりしているので、そこにも注目して聴いてほしいです」
――MVの見どころは?
河野「河野万里奈史上最多シーン数と、撮影時間も最長記録を更新しました。そのシーンの多さとか、歌詞に対する暗喩が含まれていて、これはこういう感じを表していて、ここでは髪が濡れていて、ここでは濡れていないのかとか、そういうところも見どころだと思います」
――ライブでの注目ポイントは?
河野「表情に注目して観てほしいなと思いますし、振付は特にないんですけど、その時感じている気持ちとか、息苦しさ、逆に開放感とかを体に反映させて動いているので、振付ではないけど、振付のような動きを楽しんでもらえたらと思います」

鳥谷選手から学んだこと
――カップリング曲として、リンドバーグさんの『every little thing every precious thing』をカバーされています。この曲は、藤川球児投手の登場曲としても有名ですが、カバーしてみて、いかがでしたか?
河野「昔からずっと甲子園で歌っていて、母親と一緒に、試合の場面によっては、涙を流しながら歌っていたこともありました。本当に大好きな曲で、カラオケでもよく歌っていたんですけど、一度もフルコーラスを原曲のキーで歌い切ったことはなかったんです。だから本当に難しい曲だなって思っていましたし、渡瀬マキさんの力強くて、透き通るような歌声と比べて、私はすごく低いので、決して相性がいいわけではないと思うんですけど、とにかく素直に、大好きという気持ちを詰め込んで歌いました」
――最後に、河野万里奈選手の来シーズンのスローガン(来年の抱負)をお願いします!
河野「野球に関しては、ただのヲタクなので、野球をただただ今までどおりに愛して、リスペクトして学んでいこうと思います。鳥谷様に学んだことがあって、いろんなことがあっても、多くを語らずに、淡々と、コツコツと、毎日同じルーティーンとか、キャンプ中は毎朝5時に起きて、誰よりも早く走ってとか、そういう積み重ねが結果に結びつくんだなと。だから私は目の前の曲を一生懸命歌って、1回1回のライブをよりベストな形で届けて、河野万里奈の次の曲を聴きたいとか、次のライブも行きたいと思ってもらえるように頑張りたい、というのが来シーズンのスローガンです!」
最新情報などは河野万里奈オフィシャルサイトをチェック!
https://kawanomarina.com/
【取材・文・写真=ポッター平井】
<ポッター平井・プロフィール>
構成作家・ライター。MBSラジオ『NMB48のTEPPENラジオ』などを担当。松田聖子さんの“輝き”に魅せられて以来、30年以上アイドルを応援し続けるアイドル・サポーター。
ポッター平井
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