備前長船で自分だけの刀剣を手に入れよう!
関西ウォーカー
備前長船(岡山県瀬戸内市)は、平安時代から日本刀の生産地として、数多くの名刀を世に送り出してきた町。その技術は、今もなお受け継がれている。ここでは刀剣の買い方、手入れ方法に、実際に買える専門店などの情報を紹介!長船で日本刀の聖地巡りを楽しみ刀剣の魅力に触れたら、次は、自分だけの刀剣を手に入れてみてはいかが?
刀剣の買い方は意外と簡単!
日本刀は美術工芸品として考えられているため、免許などは必要なく、購入する刀剣に「銃砲刀剣類登録証」が付いていれば誰でも購入することができる。刀剣購入後20日以内に、この登録証に記載されている教育委員会へ所有者変更を届け出れば、所持の手続きは完了。意外と簡単な手続きで刀剣は所有することができるのだ。

ちなみに、日本刀を買う一般的な方法は2つ。1つ目は、刀鍛冶のもとを訪れて自分好みの刀をオーダーする方法。2つ目は、すでに完成している刀を、刀剣専門店などで購入する方法。この2つであれば購入する日本刀に必ず「銃砲刀剣類登録証」が付いているので安心。
この「銃砲刀剣類登録証」には、日本刀の種別や長さ、反り、目釘穴、銘文などの情報が記載さているので、自分の持つ刀の勉強にぴったり。なお自分だけの大切な刀を持つのであれば、信頼のおける刀鍛冶や専門家のレクチャーを受けながら選ぶのがおすすめだ。
実際に買うなら、専門店かオーダーメイドで
刀剣専門店は、完成した刀剣を購入できる場所。備前長船には、刀剣専門店「長船刀剣ギャラリー」がある。いろいろな角度から刀を確認し、自分の好みに合うかどうか確かめられるので安心。また、店によって刀の正しい扱い方や手入れ方法をレクチャーしてもらえることも。値段はお手ごろ品なら数万円からと比較的安価で購入可能なのも魅力。既存の日本刀の場合は、こしらえのあるものが多く、刀身と外装をセットで購入できるのも大きな特徴だ。
オーダーメイドなら、自分だけの刀を造ることが可能。直接刀鍛冶のもとを訪ねて製作を依頼しよう。ただし、人気の高い刀鍛冶の場合は完成まで数年待ちとなることも。値段は刀鍛冶と要相談。刀ができ上がった際、白木の鞘に収められているが、それ以外に塗鞘、鐔(つば)、柄や柄巻、鎺(はばき)に彫り物と、こだわれば刀身の数倍の費用が必要。刀鍛冶によって、最初のひとつち目を購入者に打たせて縁起を担がせてくれることもある。自分のひと振を手にするのは、刀剣好きの到達点だろう。
超繊細な日本刀!湿気を防いで手入れを
職人が丹誠込めて造り上げる日本刀には手入れが必要。特に水分は大敵で、わずかな水分でも刀身に付いたままにしておくと、曇りや錆の原因となってしまう。鑑賞する際は、必ずマスクをして、つばが刀身にかからないように注意。手入れの前にはまず刀を前にして深く一礼し、刀と刀鍛冶に敬意を示すことを忘れずに。

手入れ方法としては、まず目釘を抜き、刀を鞘から抜いたら刀の柄を外して鎺(はばき)を外す。次に刀身についた汚れや古い油を柔らかな布でふきとり、刀身の全体に打ち粉をかける。柔らかな布でぬぐい刀身をきれいにしたら、錆や、傷がないか状態を念入りにチェック。最後に刀身に油塗紙を使って新しい油を塗り、鎺や柄を付け目釘を打って鞘に収める。頻繁に鑑賞しない場合も、半年に一度は手入れをして、油を絶やさないようにしよう!
長船聖地巡りと併せて、刀剣専門店「長船刀剣ギャラリー」や、オーダーメードのできる「備前長船刀剣博物館」の刀工を訪ねてみては?
【関西ウォーカー編集部/PR】
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