沖縄で愛されている体験型テーマパークでタイムスリップ!伝統的衣装“琉装”で散策しよう
東京ウォーカー(全国版)
12月だけど気温は23℃。現在地は、沖縄本島のほぼ中央部西海岸に位置する恩納村(おんなそん)。東シナ海の海岸に沿って走る国道58号線沿いにリゾートホテルが立ち並ぶこのエリアは、青い海と白砂ビーチのコントラストが実に美しい。

那覇市内から車で50分、沖縄の風を感じながら海岸を抜け、「RAIZE(ライズ)」を走らせ訪れたのは、恩納村にある「琉球村」。沖縄の歴史・文化、自然を、見て体感できるテーマパークだ。昔ながらの古民家の鑑賞や、工芸体験、伝統舞踊を踊って楽しめるとあって、観光客にはもちろん、地元の人たちにも人気のスポットとなっている。

5歳になったばかりの藍ちゃんと、同施設に遊びに来たのは新城ファミリー。「娘に、琉球の文化や伝統を少しでも感じてほしくて」と話すパパと、「私は琉球王朝時代の琉球衣装を着てみたくて!」と笑顔のママ。

「本格琉球貸衣装体験プラン」(1人4000円)の中から、ママは高貴な雰囲気に浸れる「あかばな(紅型)」、パパは貫禄満点の「三司官」を選び、藍ちゃんも着付けスタッフに選んでもらった衣装にお着替え。琉球衣装をまとって、歴史体験の旅のスタート!

施設内を歩くと、築200年を超える沖縄各地の古い建物が点在。登録有形文化財に指定されている民家を見学することができ、「ママ、このお家、誰が住んでるの?」と藍ちゃんも興味津々の様子。


施設内を散策していると、どこからか沖縄の楽器・三線や太鼓の音が聞こえてきて、「何か始まるのかな。音の聞こえるほうに行ってみようか」とパパ。5分ほど歩き、新城ファミリーが到着したのは中央広場。「道ジュネー」と呼ばれる琉球村の目玉のひとつ、民謡、琉球芸能、エイサーショーがそろった複合パレードがちょうど始まったところだ。

披露されていたのは琉球空手。沖縄古来の武術「手(ティー)」と、中国唐の拳法が融合し発展して生まれた空手のこと。身の回りの道具を使った棒術や、船をこぐ道具・カイを使った古武術も迫力満点!ママも思わず、「かっこいい~!」と楽しげな様子で、パパも「琉球空手を間近に見られるとは思わなかったね」と笑顔を覗かせる。


続いて、獅子使いのワクヤーと獅子による琉球舞踊。迫力のある舞に、ユーモラスな動きで観客を魅力する獅子舞。大人たちは笑顔で見ているが、子供たちは不安げな表情。泣いている子もいる。獅子が目の前に来た瞬間……表情が固まる藍ちゃん。
ショーはまだまだ続き、会場は大にぎわい。演者と会場の観客の一体感が増していく。



道ジェネーのフィナーレは、観客も参加して一緒に踊るカチャーシー。カチャーシーとは「幸せをかき混ぜ、みんなで喜びを分かちあう」という意。琉球村のスーパーアイドル、御年99歳の山城ウメトさんもご覧のような笑顔!会場を沸かせる。
琉球村では道ジュネーのほか、エイサー演舞、島唄LIVEなど、さまざまなスポットでショーを開催している。子供から大人まで、存分に楽しめるのが魅力だ。

ちょっと疲れたので小休止。古民家の軒先に座って、大好物だというソフトクリームを食べてご満悦な藍ちゃん。「甘くて冷たくて、おいし~い」と笑顔がはじける。ソフトクリームを食べた後は、水牛を見に行くことに。藍ちゃん、大丈夫かな?


水牛のてっちゃんとだいちゃんは、直接触れあうことができるとあって、琉球村の隠れた人気者。「こんなに近くで水牛を見たの、初めてかも」とママ。その様子を恐る恐る見る藍ちゃんは、怖くてこれ以上近付けず。

続いて、きじむなぁ食堂でランチタイムを。パパが注文したのは「ソーキそば」、「海ぶどうサラダ」、「ジーマミー豆腐」。本格的な味わいに「うん、おいしい!」と満足。ママも「やっぱり琉球料理は食べていて落ち着くね」と笑顔に。食堂に隣接するちゃんぷるー市場では、沖縄そばや海ぶどうなどの土産のほか、ここでしか買えない「小判(琉球通貨)」も販売。

午後の穏やかな時間、再び施設内を散策する新城ファミリー。見どころ満載で歩いているだけで楽しい。古民家のほかにも、村の祭祀や、行事を行う際の重要な場所「神アジャギ」、穀物を貯蔵する蔵など、琉球の文化に触れられるスポットが点在していて、昔の沖縄へタイムスリップできる。

太陽が西に傾き出した頃。たくさんのお客さんで埋まった会場で、琉球村の人気ショーのひとつ、エイサー演舞が始まった。大太鼓を中心に構成された、琉球村のエイサー隊は迫力満点。観客との距離が近いので、ドンドンという大太鼓の音が体に響き、藍ちゃんもびっくり。
見て、踊って、食べて、1日中楽しめる琉球村を満喫した新城ファミリー。琉球文化に触れ、「改めて沖縄っていいなと感じました。琉装もできて大満足」とママ。「今度来るときは、獅子舞と水牛にさわれるといいね、藍」
「帰りは国道58号線沿いに海を見ながら帰ろうか」とパパ。再訪を誓い琉球村をあとにし、再びRAIZEを走らせた。
「RAIZE」と一緒なら毎日がもっと楽しい!
2019年秋、新型コンパクトSUV「RAIZE(ライズ)」が新たに誕生。コンパクトで取り回しやすいサイズと、見通しのよい視界で運転もしやすく、デザインも力強さと先進性を両立した。

RAIZEは走りに多彩なバリエーションがある。「パワーモードは走りが軽快。変速操作ができるマニュアルモードもいいんだよね」と運転好きなパパ。「RAIZEはドライバーそれぞれの好みに応えてくれる!」
また、ヒップポイントが高いので目線も自然と上がり、前方をしっかりと視認できる見晴らしの良さを実現。「視界角度も広く確保されているので、安心感が違います」とパパ。「海沿いを走れる国道58号線からの眺めは、いつ走っても最高!」。広い視野によって、駐車や車線変更の際、他車の位置や周囲の状況を把握しやすくなっている点も、RAIZEの魅力のひとつだ。
紺谷宏之
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