結成20周年イヤーへ! いきものがかり約5年ぶりの オリジナルアルバム「WE DO」をリリース【後編】

横浜ウォーカー

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2017年1月に「放牧宣言」し、活動を休止していた海老名・厚木出身のいきものがかり。2018年11月「集牧宣言」し活動を再開。配信シングルの発表やファンクラブツアーを経て、約5年ぶり、待望のアルバム「WE DO」を発表!

吉岡聖恵(1984年、厚木市出身 / Vo.)


——吉岡さんが作詞作曲を手がけた「あなたは」は、シンプルな構成で新しかったです。

吉岡 ありがとうございます。ギターを入れずに弦とピアノだけっていうのは、いきものがかりでははじめてなんですよ。「いきものがかりは自由だから、ギターが入っていなくてもいい」って、いつも(ギターリストである)二人は言っていたんですけど、10何年目にして初めて! という。

——「あなたは」という言葉だけでもっていけるってすごいですよね。

吉岡 何回「あなたは」って歌っているんだっていう(笑)。

水野 いきものがかりって、男子が曲を書いて吉岡が歌う感じが基本フォーマットなんですけど、曲を書く方からすると、もう少し手数を多くとか、もう少しメロディを展開したほうがいいんじゃないかと思うんですけど、歌い手として「これだけでいい」って吉岡が言い切るのは説得力があって。吉岡だからこそ書けた曲で、そういう曲がアルバムに並んでも違和感がないのはこのグループのおもしろさなのかなって思います。

——では、アルバムの手応えは?

吉岡 今回、集牧して最初に配信リリースした曲「WE DO」がそのままアルバムのタイトルになりました。最初は、みんなに聞いてもらう物語を作っていくイメージがあった曲ですが、自分たち自身も楽しもうという気持ちが現れて、これからまた活動を始める自分たちも、この曲の主人公なんだと思わせてくれました。アルバムを通して自分たち自身の思いもすごく入った、いいタイトルになったことは象徴的かな。

水野良樹(1982年、海老名市出身 / G.)


水野 僕ら、タイトルはいつも悩むんです。1、2週間決まらなかったりして。

山下 締め切りギリギリまで決まらない(笑)。

水野 でも、今回は本当にスッと決まって。この「WE DO」という言葉が、集牧してここからまたやっていく、さらにいきものがかりの結成20周年を迎えるタイミングにも合って、僕らの「次に行こう」という気持ちと、元号が変わったり、自分自身で発信するような時代になっている世の中の変化もありますし、それぞれの人生を生きていくというメッセージは伝わりやすいのかなと思って。これは「WE DO」という言葉でシンプルに行ったほうがいいんじゃないかって。

吉岡 このアルバムの曲を聞いていると、ツアーのセットリストがどんどん浮かんできちゃって。「この曲とこの曲、他にこれも入れて、これでどう?」って言ってたら、「(さらに次の)新曲もやりたい」とか言い出してる人がいたりして(笑)。

水野 もう、早く次の新しいアルバムを作りたいなって(笑)。

吉岡 「WE DO」って、気持ちがどんどん前のめりになっていくんです。

水野 でも、いい前のめりだよね。このアルバムで、もう一度世の中に名前を覚えていただいて、いきものがかりのことをより伝えられたらいいなと思っていて、ここで再スタートな気がしているんです。それがグループの中でも、いい形で前のめりにつながっているなと思います。

山下穂尊(1982年、海老名市出身 / G.&Harmonica)


山下 アーティスト写真やジャケット写真もモノクロにしてみたり、あえて新しいデザイナーさんにお願いして、そういうチャレンジもしています。30代半ばになって、今までにない大人っぽいイメージも新鮮なんじゃないかな。

——2020年4月4日(土)・5日(日)の厚木市文化会館 大ホールを皮切りに約5年ぶりとなる全国ツアーも始まりますね。

吉岡 今回、ツアータイトルにも「結成20周年だよ!!」とあるように、結成20周年なんですよ。ホールツアーの「WE DO!!!」(「いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! 2020~結成20周年だよ!! WE DO!!!~」) ではアルバム「WE DO」の曲を中心にやりたくて、アリーナツアー(「いきものまつり2020〜結成20周年だよ!! お祝いしまSHOW!!!〜」)は、特に私たちの20年を語れるような内容にしたいなと思っています。

山下 これまで「いきものまつり」は、横浜スタジアムとか、10周年を記念して地元で野外ライブをした際に付けてきたタイトルなのですが、今回は、20周年というのと、久しぶりのツアーということもあって、「いきものまつり」を自分たちから届けに行こうというスタンスで、全国のアリーナを回ろうというコンセプトです。

水野 アリーナツアーは、よりたくさんの方がいらっしゃると思いますし、「この曲が聴きたかった!」という曲も取り揃えたいとイメージしています。

——ちなみに、横浜でのライブは、2020年4月11日(土)・12日(日)の神奈川県民ホールと、10月21日(水)・22日(木)横浜アリーナ、11月7日(土)・8日(日)のぴあアリーナMMとあります。おすすめスポットなど教えていただけますか。

山下 レギュラーラジオの担当ディレクターが「そごう横浜店」の地下食品街は非常に楽しくてテンションが上がると言っています(笑)。僕自身は、横浜中華街の「山東」の水餃子が好きです。神奈川県民ホールでライブの際には、すごく近いので寄っていただけたらと思います。

水野 新幹線に乗ってこられる方は「崎陽軒」のシウマイ弁当をぜひ。家系ラーメンなんかも食べて帰っていただきたいですね。

いきものがかり、“集牧”後初のCDリリースは、12月25日に発売のオリジナルフルアルバム「WE DO」


写真左から水野良樹(1982年、海老名市出身 / G.)、吉岡聖恵(1984年、厚木市出身 / Vo.)、山下穂尊(1982年、海老名市出身 / G.&Harmonica)。2016年3月メジャーデビュー10周年を迎え、8月に地元、海老名・厚木にて「超いきものまつり2016 地元でSHOW!!」を開催。2017年1月「放牧宣言」し、活動を休止。2018年11月活動を再開。2019年末、11回目の「NHK紅白歌合戦」に出場。

【構成・取材・文=古城久美子/撮影=中村力也】

横浜ウォーカー編集部

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