山本彩ソロの決意「過去と向き合いながら、挑戦し続ける」福岡で食べたい“アレ”も告白

2019年12月27日 16:07更新

九州ウォーカー

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シンガーソングライターの山本彩が、AKBグループを卒業後、初となるオリジナルアルバムを「α(アルファ)」を12月25日にリリース。この一年間、アーティストとして濃密な時間を過ごしたという山本彩。アルバムに込めた思い、ライブへの覚悟など、新たな一歩を踏み出した山本の本音を聞いた。

グループ卒業後初となるアルバム「α」をリリースした山本彩(C)KADOKAWA 九州ウォーカー編集部


この一年で見えてきた自分が詰まったアルバム


2019年11月に開業した「Hotel Mei 福岡天神」にて(C)KADOKAWA 九州ウォーカー編集部


ーーAKBグループを卒業して最初の年でしたが、2019年はどんな一年でしたか?

山本「卒業直後は感傷に浸るというか、グループシック的な状態でした。でも、2019年に入ってすぐにツアーがあり、制作やリリースにも取り掛かっていたので、シンガーソングライターとしての自覚や覚悟が芽生えて、自然と今のこのスタイルに慣れましたね。体感的には、一年間以上の時間を過ごしたかのように充実していました」

ーーそんな山本さんの一年の集大成が詰まったニューアルバムとなった訳ですね。

山本「本当にそうです。この一年で見えてきた“自分”を出せた感じがします」

ーータイトルに込めた思いをお聞かせください。

山本「“α(アルファ)”という言葉自体、『最初』だとか『未知数』という意味があります。前者はグループを卒業して最初のアルバムということ、後者は、一年間新しい音楽とか、いろんなジャンルに挑戦してきて、自分の可能性は未知数だと感じたことを意味しています。そういった、自分の今の音楽を体現したアルバムを作ることができました」

「2019年はいろんなことがありすぎて、一年間以上の経験ができました」(C)KADOKAWA 九州ウォーカー編集部


2019年11月に開業した「Hotel Mei 福岡天神」にて(C)KADOKAWA 九州ウォーカー編集部


ーー亀田誠治さんや小林武史さん、寺岡呼人さんなど、曲ごとに様々なプロデューサーの方が参加されていいますね。

山本「原曲は私が作るんですけど、デモの時点でアレンジの方向性も決めていくので、そのアレンジをより良くしてくださる方にその楽曲をお願いするといったやり方で、プロデューサーの方を決めていきました。『追憶の光』をプルデュースしてくださった小林武史さんは、私がずっと一緒に仕事をさせていただきたいと思っていた方ですし、ACIDMANの大木さんは、『TRUE BLUE』のロックな曲調に合うよう、ユニバーサルさんに紹介していただいたり、いろんな方に多くの刺激をもらいながら、作ることができました」

ーープロデューサーの方が複数いらっしゃることで、制作進行は大変でしたか?

山本「大変というよりは、発見や勉強になることが多かったですね。アレンジの方向性だけお伝えして、デモをプロデューサーさんに渡すのですが、アレンジしていただいた状態で帰ってきた曲を聞いて感動しました。そこからはお互いに会話をしながらブラッシュアップしていくといった感じです。プロデューサーさんによって、やりとりの仕方も違いましたね。小林さんだと、はっきりと違うところは指摘していただいて、作り替えたりすることもあるし、Mori Zentaroさんは最初から会話をしながらじっくりと一緒に固めていくとか、いろんなアプローチで作ったというのは、このアルバムの特徴でもあります」

ーーデモからの曲が成長していくのは、山本さんとしても楽しい瞬間ですね。

山本「そうですね。例えば『TRUE BLUE』の、2Aの部分でサウンドがガラッと変わるのは、大木さんの提案です。自分にはない発想は、作っていてすごくおもしろかったですね」

「いろんなプロデューサーの方に刺激をもらいながらアルバムを作っていきました」(C)KADOKAWA 九州ウォーカー編集部


グループ卒業後初となるアルバム「α」をリリースした山本彩(C)KADOKAWA 九州ウォーカー編集部


ーー初めての方も楽しめる、いろんなジャンルの曲が詰まっています。その中でも山本さん的に思い入れのある楽曲を挙げるとすれば?

山本「『イチリンソウ』や『棘』ですかね。イチリンソウは、グループを卒業して、1人で歩いていかないといけないという不安がありつつも、決意して進んでいく曲なので、今でも歌うと、その当時この曲を作っていた時の心情を思い出します。棘は、ずっと心の中にあったものをやっと曲にすることができた、産みの苦しみのあるナンバーです。あまり大衆受けする曲ではないのかなと自分でも思っていたんですけど、それをシングルとしてリリースできたのは、周りのスタッフさんが受け入れてくれたから。いろんな方に支えられてできた、とてもありがたいシングルだったなと思います」

ーーどちらも強いメッセージを感じ取ることができます。歌詞を考えるのは好きですか?

山本「(AKB)グループと並行してソロとして自分で作るようになってから、より歌詞の大事さを思い知りました。すごく時間がかかるタイプで、最初は息詰まることが多かったですね。今は、行き詰まらないこともないんですが、楽しみながら歌詞を書けるようになりました」

ーーメロディーと歌詞はどちらを先に作っていますか?

山本「ほとんどメロディーが先で、それに合った歌詞をつけていくようにしています。曲にもよりますが、ゼロから歌詞を作るときは時間もかかります。でも、テーマやキーワードを常に携帯にメモしていたりするので、そういうところから引っ張ってきたりして、イメージを膨らませたりしますね」

ーーなるほど。今回11曲のラインナップですが、ストック曲もたくさんあると聞きました。11曲に絞るのは大変だったのではないですか?

山本「そうですね。でも、この一年やってきたことが自分の中で明確に答えとして出せたので、それをアルバムで表現するために必要な、曲順や収録内容などはあまり悩まなかったですね」

目の前のライブに向かい、いつの日か海外へ


ーーまさに、“決意の一枚”という感じですね。マスタリングはロンドンで行ったそうですね。

山本「今年リリースしたシングルも、マット・コルトンさんにマスタリングをお願いして、マスタリング前と後を聞き比べてとても感動しました。またぜひお願いしたいと考えていたので、今回それが実現した形です」

ーー山本さんは初めてロンドンに行かれたそうですが、音楽の聖地でもあり、インスピレーションを受けたのではないでしょうか?

山本「この経験を自分の音楽に反映していければと思います。ロンドンにいる間は、新鮮なことやおもしろいことにただただ感動していたので、その記憶を日本に持ち帰って、振り返りつつ曲に繋げられたらいいのかなと思います」

グループ卒業後初となるアルバム「α」をリリースした山本彩(C)KADOKAWA 九州ウォーカー編集部


ーーとてもいい機会になりましたね。ちなみに、今後ライブをやってみたい国などはありますか?

山本「そうですね。ロスとかニューヨークの有名なライブハウスでやってみたいです。以前、ニューヨークに行かせていただいて、マディソン・スクエア・ガーデンでボン・ジョヴィさんのライブを観た時に、そのステージに自分も立ちたいと思いましたし、現地の小さいなライブハウスでも、1人でも多くの方に自分の音楽を聞いてもらいたいです」

グループ卒業後初となるアルバム「α」をリリースした山本彩(C)KADOKAWA 九州ウォーカー編集部


グループ卒業後初となるアルバム「α」をリリースした山本彩(C)KADOKAWA 九州ウォーカー編集部


グループ卒業後初となるアルバム「α」をリリースした山本彩(C)KADOKAWA 九州ウォーカー編集部


ーーその日が楽しみです!日本では、今年の初めからライブハウスツアーをされています。4月22日はZepp福岡でした。

山本「Zepp福岡は、ツアー終盤でのライブでしたね。自分の中でライブのやり方などがだいぶ見えてきていたし、それにすごくみなさんがついてきてくださいました。なんなら、逆に引っ張られるくらいのアツさで、みなさんがライブを一緒に作ってくださったので、おかげでツアー自体も充実したものになりました!」

ーー2017年には福岡サンパレスでのホールも経験されています。

山本「ホールってすっごく大きいなと思いました。当時は、2階席が埋まらなかったりして、改めてソロとして自分の音楽で人を集めることや、新たに知っていただくことの難しさを痛感しました。前回のホールツアーの時は精神的にも苦労したところが多かったんですけど、でもそこから見えてくることや考えられることもあったので、最終的にはその結果が辛いものとして残るのではなくて、次こそはと前向きに考えることができました。だから、来年のツアーでは、良い結果を残したいなと思っています」

ーー九州のファン、みなさん楽しみにしています。2020年2月から始まるホールツアーでは、九州は福岡市民会館と熊本県立劇場 演芸ホールでのライブが決定しています。どんなツアーになりそうですか?

山本「ライブハウスツアーは生バンドで音をダイレクトに楽しんでもらいたいなと思って楽曲重視な感じだったんですけど、ホールツアーは、楽曲はもちろんですけど、パフォーマンスや演出面などの面白さを感じてもらいたいですね」

ーーどんな演出を考案中ですか?

山本「今回は、今までやれなかったことが実現できそうです。2階席や3階席の方でも楽しんでもらえるようなステージの使い方なども工夫していますので、ぜひお楽しみに!」

全曲作詞作曲を手がけたニューアルバムについて語る山本彩(C)KADOKAWA 九州ウォーカー編集部


福岡名物の“アレ”を食べてみたい!


福岡名物“アレ”を食べたいと語る山本彩(C)KADOKAWA 九州ウォーカー編集部


ーーもうすぐ2020年になりますが、やりたいことや豊富などを教えてください。

山本「いただいたお仕事はもちろんですが、自発的に新しい取り組みをライブイベント以外でも何かやっていけたらいいなと思っています。音楽的にもそのほかの活動でも人を楽しませられるアーティストとして活動を頑張りたいです」

ーープライベートでやってみたいことなどはありますか?

山本「オリンピックのチケットは外れたので、会場に行くことはできませんが、テレビとかチェックして楽しみたいなと思います。あと、車の免許を取ったけど、全然車に乗っていないので、ドライブもしたいですね。昔は、家族で大阪からおじいちゃんの家がある九州まで車で来ていたので、そういうこともできるようになりたいです!」

ーー福岡・九州でオススメのスポットや気になるグルメなどはありますか?

山本「梅ヶ枝餅を食べてみたいです。実は、前回ツアーで来させていただいた時、太宰府天満宮に行きました。梅ヶ枝餅のお店がめちゃくちゃ並んでいるのに、食べずに帰ってきてしまったので、次こそは梅ヶ枝餅リベンジしたいです!」

ーー最後に、九州ウォーカー読者にメッセージをお願いします!

山本「最近、九州にはライブや他のお仕事でも来させていただいて、すごく離れた場所から応援していただいているのだなというのをすごく感じます。九州に来るたびに嬉しい気持ちになるし、私自身もライブをとても楽しみにしています。九州のみなさん、これからも一緒に目標とか夢を追いかけられたらいいなと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします!」

グループ卒業後初となるアルバム「α」をリリースした山本彩(C)KADOKAWA 九州ウォーカー編集部


グループ卒業後初となるアルバム「α」をリリースした山本彩(C)KADOKAWA 九州ウォーカー編集部


【九州ウォーカー編集部 / 取材・文=森川和典 / 撮影=松尾亜伊里 / 撮影協力=Hotel Mei (福岡市中央区春吉2-16-19 / 092-771-6221) 】

【リリース情報】3rdアルバム「α(アルファ)」

「α」(C)KADOKAWA 九州ウォーカー編集部


【ライブ情報】<山本彩 全国ホールツアー 九州日程>

3月18日(水) 福岡市民会館 18:15 / 19:00

3月20日(金) 熊本県立劇場 演芸ホール 17:15 / 18:00

森川和典

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