栄冠はチヂミバーガーに! 埼玉の2011年“B級グルメ王”が決定

東京ウォーカー

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5月1日(日)、曇り空の中、埼玉スタジアム2002公園で「第8回埼玉B級グルメ王決定戦」が開催。10:00の開始とともに多くの“B級グルメファン”でにぎわいを見せた。強風のため12:00に“B級グルメ”の販売を中止するハプニングがあったものの、実に約2万5000人が来場。新しい埼玉県の“B級グルメ王”が「草加小松菜チヂミバーガー」(草加市)に決定した。

同イベントには、今回初出場15品を含む、過去最多の40品が出場。関東有数の“B級グルメの祭典”に、開始1時間前からお目当ての店に並ぶ客の姿が見られた。特に開始前には、「行田ゼリーフライ」(行田市)や「こうのす川幅うどん」(鴻巣市)など、過去の大会で上位に入賞した店舗を中心に、多い店では約100人が行列。イベント開始後も、人気店には約300人(!)が行列を作り、あまりの人数に“一時販売中止”となる店舗も出るほどだった。

他県のB級グルメ大会へも“埼玉代表”として度々出場する「行田ゼリーフライ」(行田市)を取材すると、その知名度から“固定客”もいるようで、「地元では10~20枚をまとめ買いしてくれますが、今日も12、13枚をまとめ買いしてくれるお客さんがいました」と同ブースで販売をしていた「ゼリーフライ板さん」の小板谷さんは胸を張る。ソース風味が効いた、おからとジャガイモのコロッケは、広く受け入れられているようだ。

これらのB級グルメは、残念ながら12:00に販売を中止。だが投票は予定どおり行われ、埼玉の“B級グルメ王”が発表された。栄えある“新B級グルメ王”に輝いたのは、初登場の「草加小松菜チヂミバーガー」(草加市)! 草加産の小松菜入りのチヂミをバンズに見立て、ハンバーグやレタスなど野菜を挟んだ新感覚の“韓(ハン)バーガー”で、地元で韓国料理店を営む店主が考案したというニューカマーだ。

応援団長の堀井さんに話を聞くと、「今回1000食限定で販売したのですが、最大約300名が並んでくださる予想以上の人気ぶりで、2時間で約1100食を完売しました!」と大興奮。さらに「事前にネットで調べて来てくれたお客様もいました。一度並んで買ってくださった方が、“おいしかった”ともう一度並んで20個買ってくれたこともありました」と驚きを隠せない様子だった。

2位には醤油味のスープに粘りの強い豆腐とひき肉のあんかけをのせた“麻婆風ラーメン”「豆腐ラーメン」(さいたま市)、3位には甘味のあるネギが特徴的な「岩槻ねぎの塩焼きそば」(さいたま市)が続いた。

「来場者は、過去にグルメ王になったグルメを目当てに来る方と、『アゲ揚げ白岡トマルーめん』(白岡町)など、初登場のものを試しに来る方が多かったです。行列の長さは、必ずしも投票に直接影響は無いと思います」と埼玉県産業労働部観光課 観光・物産振興担当の浜田さん。本当の“おいしさ勝負!”で戦う同イベントは、強風にもかかわらず多くの参加者が訪れ、B級グルメ人気の根強さを示す結果となった。【東京ウォーカー】

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