山形のラーメントレンドを語るなら外せない名店とは?ネギ盛りラーメンも登場
東京ウォーカー(全国版)
数々のラーメン店がしのぎを削る山形ラーメン界。今回はそのなかでも、山形のトレンドを語るうえで外せない2つの名店を紹介。ひと口ごとに千変万化する光るスープが話題の一杯や、採れたてのネギが豪快にのった一杯をお見逃しなく。<※情報はラーメンWalker山形2020より>
「麺屋 寿々来(すずき)」(酒田市中町) / 2019年6月24日オープン

酒田の人気店「花や」出身親子のコラボで誕生した新店。メディア露出がなかったにもかかわらず行列ができ、早くも名店の風格が漂う。経営していた地酒バーで「近所に花やが欲しい」と聞いた父と、10代から花やの常連だった息子。修業のすべてを生かしつつ、目指すのは旧平田町の伝説の店「鈴木そば屋」の腹脂使いだ。
豚のゲンコツや昆布などをベースにしたスープは、魚介や鶏ガラを使った醤油ダレとの融合で複雑な厚みが出る。父のスープと息子のタレ、どちらも腹脂の旨味を生かして作り込んでおり、食べ進めると徐々に印象が変化。完飲してしまうこと必至の味わいだ。まぜそばなどのこってり系も見逃せない。

人気メニューは「中華そば(昼)」(500円)。はじめは動物系の香り、そして魚介のダシ、醤油の旨味が順々に広がり、甘い腹脂がスープにとろける。ひと口ごとに印象が変わるスープとツルプリ麺との絶妙なバランスにハマる人続出だ。このほか、アジの醤油ダレと仕上げの腹脂が縮れ麺に絡み、こってりとした重厚感を堪能できる「寿々来まぜそば」(650円)もおすすめ。
<住所:酒田市中町1-7-11 / 時間:11:30〜15:00、19:00〜24:00、日曜11:30〜20:30 / 休み:水曜(祝日の場合は翌日)>
「寅ちゃん餃子」(天童市糠塚)

ネギを栽培する農業法人とコラボレーションして、2018年の夏にオープン。店から車で10分ほどの場所に自社菜園があり、採れたての新鮮なネギが毎日届く。自社栽培のネギはみずみずしく、しっかりとした香りとシャキシャキの食感が特徴となっている。
店名は「寅ちゃん餃子」だが、看板メニューはラーメン。ラーメンには薄切りネギと刻みネギの2種類を入れており、薄切りネギは麺と、刻みネギはスープと一緒に楽しんでほしいという。山形牛と蔵王牛の牛骨を炊いたスープは、旨味も香りも濃厚。ネギのさわやかな辛味と相まってさっぱりとしたあと味だ。ラーメンと並んで人気の餃子は、ラーメンとセットで注文すると250円とお得に。

おすすめの「葱しょうゆラーメン」(750円)は、5時間ほど強火で炊いた牛骨スープと、コシが強い多加水麺を組み合わせた一杯。トッピングは長ネギ、豚バラ肉、穂先メンマとシンプルだが、新鮮なネギを豪快に盛り付けているため食べ応え十分だ。このほか、タレに麦味噌を使い、まろやかな甘味のスープに仕上げた「葱みそチャーシュー麺」(880円)もおすすめ。
<住所:天童市糠塚1-2-3 若松ビル1F / 時間:11:30〜14:30(LO14:00)、18:00〜21:00(LO20:30) / 休み:水曜(祝日の場合は翌日)>
次々にトレンドが変化していく山形ラーメン界のなかでも存在感を示す2つの店。いずれも「ラーメンWalker山形」のお墨付きなので、ぜひ本誌を片手に店を訪れてみよう。
※表記価格は税込み
※掲載されている情報は2019年10月21日時点のものです。紹介店舗の価格や内容、データなどの変更のほか、季節により掲載商品の取り扱いがない場合がありますのでご注意ください。
ウォーカープラス編集部
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