名古屋から足を延ばして!海鮮、ラーメン、日本酒…冬こそ味わいたい青森ならではのグルメ

東海ウォーカー

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“スノーモンスター”と呼ばれる八甲田山の巨大な樹氷や、同じく十和田八幡平国立公園に位置する奥入瀬渓流の氷柱・氷瀑、十和田湖の雄大な雪景色を満喫しながらのウインターアクティビティ、五所川原市を起点とした津軽鉄道のストーブ列車、弘前城周辺の「冬に咲くさくらライトアップ」をはじめとしたイルミネーションなど、青森県の冬の魅力は枚挙に暇ない。

厳冬期になると、山肌にいくつも立ち並ぶ八甲田山の樹氷


しかし、観光だけでなくご当地ならではのグルメも充実していることはご存知だろうか。名古屋から足を延ばしてでも、冬だからこそ味わう価値のある青森のグルメを、今回は紹介していこう!

冬の青森は“海鮮”が旨い!


津軽海峡を挟んで北海道と向き合っている青森県では、実はそのイメージがより強い北海道に勝るとも劣らない美味しい海鮮が味わえる。

「平目漬丼」(税込1050円)には、味噌汁と漬物が付く。せんべい汁がセットになった「平目漬丼せんべい汁セット」(税込1350円)もあるphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA


2014年にネット上で開催された「第1回全国丼グランプリ」の海鮮丼部門で金賞を受賞したのが、青森県八戸市にある「みなと食堂」の「平目漬丼」。全国有数の漁獲高を誇り、青森県が“県の魚”としている天然ヒラメは、冬が特に美味しいと言われている。たっぷりとのったヒラメの漬けを、卵黄とワサビで味わおう。「平目えんがわ半々漬丼」(税込1300円、1日5食限定)や、青森名物の「八戸せんべい汁」(単品 税込400円)なども人気。

■みなと食堂 / 住所:青森県八戸市大字湊町久保45-1 / 電話:0178-35-2295 / 時間:6:00~15:00(LO14:30) / 休み:日曜、年末年始

八戸市営魚菜小売市場photo by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA


写真奥が「八戸銀サバ塩焼き」(税込500円)。右手前は「赤えびおみそ汁」(税込300円)。ご飯は大盛で税込150円だphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA


「赤えび丼」(みそ汁付き、税込800円)photo by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA


「みなと食堂」から程近い場所にある「八戸市営魚菜小売市場」や「JR陸奥湊駅前」で開催されている、「陸奥湊駅前朝市」にもぜひ足を運んでみてほしい。朝早くから営業しているこちらでは、朝食を取るのがオススメだ。市場内の店舗で刺身や焼き魚、総菜を選んだら、食堂のご飯(100円)を購入して、好みの朝食を作り上げよう。八戸の名物であるサバの中でも、脂の乗った大型のものを使った「八戸銀サバ塩焼き」や、プリプリした大きな赤エビが4本のる「赤えび丼」など、リーズナブルな価格で新鮮な魚介が味わえる。

■陸奥湊駅前朝市 / 会場:JR陸奥湊駅前、八戸市営魚菜小売市場ほか / 住所:青森県八戸市大字湊町字久保38-1(八戸市営魚菜小売市場) / 電話:0178-33-6151(八戸市営魚菜小売市場) / 時間:3:00~12:00、朝食は5:00ごろ~10:00ごろ / 休み:日曜、年始、八戸市営魚菜小売市場は日曜、第2土曜、年始

八食センター外観photo by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA


メインとなる市場棟は、全長170メートルにも及ぶ建物内にさまざまな商店が並ぶphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA


「七厘村」の利用料金は、2時間で大人 税込400円、小学生 税込150円ほかphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA


市場での食事を気に入ったら、「八戸市中央卸売市場」の目の前に位置する「八食センター」への立ち寄りもマストだ。ここは、新鮮な魚介のほか、肉や野菜、乾物や土産など、地のものならなんでもそろう全長170メートルの巨大市場。買った食材をその場で炭火焼きにして楽しめる室内バーベキュー施設「七厘村」も人気が高い。市場内の店舗には、「七厘村」で焼いて食べる人のための商品も用意されているので便利だ。

■八食センター/ 住所:青森県八戸市河原木字神才22-2 / 電話:0178-28-9311 / 時間:9:00〜18:00※施設により異なる / 休み:施設により異なる

「ほたて釣り」の最高記録は、なんと2分間で13枚!もちろん、税込500円ですべて食べられるphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA


ホタテは、卓上のガスコンロで焼く。醤油を垂らすだけで美味!photo by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA


青森駅前にある「あおもり帆立小屋」では、青森県が国内屈指の生産量を誇るホタテを中心としたメニューがそろう。なかでも特に人気なのが、生きたホタテを竿で吊り上げる「ほたて釣り」(1回 税込500円)。水槽に入ったホタテが2分間釣り放題となり、釣ったホタテはその場で焼いて味わえる。そのほか、専用の冷蔵マシンから好きな地酒を3種類選んで自分で注げる「よりどり三酒」(税込780円)の飲み比べもイチオシ。

■あおもり帆立小屋 / 住所:青森県青森市安方1-3-2 青森ビル1F / 電話:017-752-9454 / 時間:11:00~21:00※14:00~16:00に昼休みの場合あり(要問い合わせ) / 休み:12月31日、1月1日

冬の青森は“ラーメン”が旨い!


津軽ラーメンと呼ばれる、煮干しや焼き干をベースとした醤油ラーメンや、味噌カレー牛乳ラーメンなど、特徴的なラーメンが食べられる青森は、実はラーメン激戦区。そんな青森の温かいラーメンは、寒い冬にこそ食べたくなる!

「にはち(二八ぼし中華そば)」(中 税込720円)photo by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA


「あっさり(やきぼし中華そば)」(中 税込600円)に丼いっぱいの豚バラがのった、ひらこ屋名物の「バラそば(バラ肉中華そば)」(中 税込850円)も人気photo by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA


地元の人も通う行列店「中華そば ひらこ屋 㐂ぼし(きぼし)」をチェックしたい。スープには、青森産のアジやイワシ、サバをはじめ、時期に応じて全国の食材を使い分け、その配合を調整するこだわりぶり。煮干し、焼き干、昆布などを水出しした出汁を使う「あっさり(やきぼし中華そば)」、数種類の煮干しを大量に使った濃厚な「こいくち(わやきぼし中華そば)」(中 税込750円)、その中間とも言える「にはち(二八ぼし中華そば)」などが人気だ。2種類の小麦を独自ブレンドして打った自家製麺は、かんすいを使わないことで小麦本来の風味を生かしている。

■中華そば ひらこ屋 㐂ぼし / 住所:青森県青森市青葉1-5-35 / 電話:017-763-5719 / 時間:10:30~21:00(LO20:30) / 休み:火曜(祝日の場合営業)

冬の青森は“地酒”が旨い!


大自然に囲まれた青森は、日本酒をはじめとした酒も旨い!新鮮な魚介類など、青森ならではの絶品グルメを味わいながら、体を温める酒を飲む…そんな贅沢な時間が過ごせるのも青森の魅力と言えるだろう。

和洋折衷の外観が特徴的な八戸酒造photo by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA


蔵見学の最後には、試飲が待っている!photo by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA


「八戸酒造」は、1888(明治21)年に創業した歴史ある酒蔵で、陸奥男山・陸奥八仙といった日本酒の醸造で知られている。大正初期から創建された建物は、和風商家の店構え、漆喰塗りやレンガ造りの蔵など、趣のある和洋折衷の外観が特徴的で、国の登録有形文化財として指定されているほか、八戸市が指定する「八戸市景観重要建造物」の第1号でもある。その時期の旬の酒など数種類を試飲することができる蔵見学(所要時間60分程度、税込500円)や、日本酒の販売も行っている。

■八戸酒造 / 住所:青森県八戸市大字湊町字本町9 / 電話:0178-33-1171 / 時間:10:00~16:00 / 休み:蔵見学は土曜・日曜※冬期間の土曜は営業

縦長の路地に屋台が並ぶ「八戸屋台村 みろく横丁」。店選びも楽しいphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA


ピンク色の屋台がかわいい「お台どころ ねね」。大皿料理や馬肉料理、郷土料理が味わえるphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA


同じ八戸市で地酒を楽しむなら、「八戸屋台村 みろく横丁」にも立ち寄りたい。八戸市の中心市街地にあるここは、8席ほどの小さな固定式屋台26店が集まった飲食スポット。八戸の新名物料理や郷土料理を紹介するといったコンセプトで、魚介類をメインに、串焼きやラーメンなど多彩な飲食店が軒を連ねる。アットホームな雰囲気の店が多く、店主や居合わせた客とのカジュアルなやりとりを楽しみながら舌鼓を打てると観光客に人気が高い。

■八戸屋台村 みろく横丁 / 住所:青森県八戸市大字六日町10 / 電話:0178-29-0815(みろく横丁事務局) / 時間:店舗により異なる / 休み:店舗により異なる

「ちょっと贅沢なアスパムおまかせ升」(4種類入り、税込1500円)photo by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA


つまみもオーダーできる。酒やつまみが気に入ったら、同じ建物内にあるみやげ店「アスパム物産 アスパム店」で購入も可能だphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA


青森市で日本酒を楽しむなら、「青森県観光物産館アスパム」の中にある「立ち呑み屋 地酒アスパム」がオススメ。全国的に高い知名度と人気を誇り、手に入りにくい西田酒造店の「田酒」の特別純米酒も含まれた「ちょっと贅沢なアスパムおまかせ升」などで青森県の地酒が気軽に飲み比べできる。そのほか、下北半島で作られる「下北ワイン」(税込700円)やシードル(税込500円)といった各種アルコールがそろう。

■立ち呑み屋 地酒アスパム / 住所:青森県青森市安方1-1-40 青森県観光物産館アスパム1F / 電話:017-734-4550(アスパム物産アスパム店) / 時間:11:00~18:00、4~10月は~19:00 / 休み:青森県観光物産館アスパムに準じる

倉庫のような外観のA-FACTORYphoto by Kazuhiro Yoshihashi / (C)KADOKAWA


テイスティングマシンから自由に選んで飲み比べようphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA


A-FACTORYの1階は、規模の大きなみやげショップがあるので立ち寄ろうphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA


青森駅前に位置するオシャレな外観の商業施設「A-FACTORY」では、青森県産のリンゴを使ったシードルの飲み比べをしてみよう。施設内にある「シードル工房」で醸造している「A-FACTORY CIDRE」のほか、全8種類が味わえる。2階にあるレストランでテイスティングカード(各税込300円、600円、900円)を購入して専用のマシンに挿入すれば、銘柄・量を自由に選んで試飲ができる。シードルは、1階にあるおみやげショップで販売している。

■A-FACTORY / 住所:青森県青森市柳川1-4-2 / 電話:017-752-1890 / 時間:9:00~20:00、レストランは11:00~20:00(LO19:30)ほか※店舗により異なる / 休み:不定休

冬の青森で泊まりたいホテル


「青森ねぶたの間」は、限定1室のみの特別な部屋photo by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA


「青森ねぶたの間」に宿泊すると、ねぶた祭りの跳人(はねと)の衣装が着られるphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA


毎冬恒例となった「絶景雪見露天『ねぶり流し灯篭』」。露天風呂「浮湯」で、2020年3月31日(火)まで見られる


ミニサイズの青森ねぶたの山車も登場する「みちのく祭りや」のショーは参加型だphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA


「ストーブ馬車」(大人 税別1111円ほか、要予約)では、アイスクリームの大福「雪ん子アイス」とごぼう茶が振舞われるphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA


冬の青森県へ旅行するなら、宿泊には「星野リゾート 青森屋」をチョイスしたい。ねぶた(ねぷた)や食、伝統工芸といった青森の文化を凝縮した全236室の巨大ホテルで、星野リゾートらしい丁寧で個性的なおもてなしが光る。ゲストルームは、風呂場やトイレ、天井に至るまで、部屋中にねぶたの設えをした「青森ねぶたの間」のほか、半露天風呂付きの和室、3世代でも使える和洋室がある。冬には、池に浮かんだねぶたが出迎える幻想的な雪見露天風呂となる「浮湯」や、広大な敷地を薪ストーブ付きの馬車で巡る「ストーブ馬車」はぜひとも体験したい。また、レストラン「みちのく祭りや」のショーも必見。青森ねぶた祭、弘前ねぷたまつり、五所川原立佞武多(たちねぷた)、八戸三社大祭という青森の4大夏祭りの雰囲気を、室内にいながらにして迫力満点に体感できる。

■星野リゾート 青森屋 / 住所:青森県三沢市字古間木山56 / 電話:0570-073-022(星野リゾート予約センター、9:00~20:00) / 時間:チェックIN 15:00~/OUT ~12:00 / 休み:要問い合わせ / 料金:1泊2食付き大人1人 税別1万7000円~(2名1室利用時)

FDAなら、名古屋(小牧)空港から約80分!


カラフルなFDAの機体は、1機ずつカラーが異なる。「今回は何色かな?」などと考えるのも楽しいphoto by Kazuhiro Yoshihashi / (C)KADOKAWA


そんな青森へアクセスするなら、毎日3往復運航中のFDA(フジドリームエアラインズ)の航空便を利用するのが便利。名古屋市内からの交通至便な名古屋(小牧)空港から、約80分で青森空港に到着できる。

また、2020年3月31日(火)まで、FDAでは特設サイトにて「冬こそ青森」キャンペーンを展開中。アンケートで冬の青森で行ってみたい場所を答えると、名古屋(小牧)=青森間の往復航空券が抽選で当たるキャンペーンを実施中。簡単に応募できるので、ぜひ挑戦応募してみよう!

【東海ウォーカー編集部/PR】

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