2020年もJリーグは九州がアツい!九州全7チームの見どころと注目ポイントまとめ

2020年2月20日 15:00更新

九州ウォーカー

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今週末はいよいよJリーグ開幕。昨季に続き、九州からはJ2以上のカテゴリに5チームが参加。今年も熱い九州のサッカーを堪能してほしい!ということで、J1からJ3までに在籍する九州の全7チームへの取材をもとに、今季の見どころや注目選手、ホームスタジアムの予定イベントなどをまとめた。

大分トリニータ (J1)


【写真を見る】大分トリニータのDF岩田智輝選手©️OITA F.C.


6年ぶりにJ1の舞台に戻った昨季は、開幕当初から勝ち星を重ね前半戦を4位で折り返す快進撃を見せつけた。シーズン終盤に失速して9位に終わったが、片野坂監督が標榜する攻撃的なサッカーがJ1でも十分に通用することを証明できたことで、選手達にとっても大きな自信になったのは間違いない。今季の目標は6位以上、勝ち点55以上。見どころはやはり、J1でも屈指の「チーム戦術力」。昨季の勢いをそのままに九州から再び片野坂サッカー旋風を巻き起こす。

今季注目の選手はDF岩田智輝。昨季は初の日本代表として南米選手権にも出場し、チームのJ1残留に大きく貢献した地元大分宇佐出身の選手。ディフェンスながら前線への攻撃参加が持ち味で、多くの得点シーンに参加する。今年行われる東京五輪のU-23日本代表候補としても期待大。

ホームスタジアムの『昭和電工ドーム大分』の西口広場では、3シーズン目となる「ニータンパーク」がよりパワーアップ。飲食やアトラクション、試合毎のイベントなど昨年以上にバージョンアップを予定している。試合前はぜひ立ち寄りたいスポットだ。

開幕初戦は2月22日のセレッソ大阪戦。アウェイの『ヤンマースタジアム長居』で15時キックオフ予定。

サガン鳥栖 (J1)


サガン鳥栖のFW豊田陽平選手


昨季は開幕当初からの大不振により、10試合でわずか1勝しか上げられなかった新監督のカレーラス氏を途中解任。期待された元スペイン代表のFWフェルナンド・トーレスはコンディションが上がらないままシーズン途中で引退するなど、明るい話題に乏しいまま、前年に続いて下位争いから抜け出すことができなかった。何としても巻き返したい今季は、フレッシュな選手や年齢が若い選手を積極的に補強。見どころは「チーム全体の団結力」。“サガン鳥栖らしさ”を取り戻すためにはチーム全員が同じ方向に向かって進むよう結束することが必須。金明輝監督が「最低限のライン」と話す10位以内を目指す。

今季注目の選手はFW豊田陽平。前線から惜しみないハードワークでチームの勝利に貢献し、「サガン鳥栖らしさ」を体現するサガン鳥栖のレジェンドで、“トヨコプター”とも呼ばれる滞空時間の長いヘディングからゴールが決まれば、スタジアムの雰囲気も最高潮へ。J1通算100ゴールにあと2つと迫ったベテランがチームの柱となって勝利を目指す。

開幕初戦は2月22日の川崎フロンターレ戦。アウェイの『等々力陸上競技場』で15時キックオフ予定。

V・ファーレン長崎 (J2)


V・ファーレン長崎のMFルアン選手©VVN


今年は10人の新加入選手を迎え、沖縄と宮崎で充実したキャンプを実施することができた。見どころは2年目を迎えた手倉森監督の采配とチームマネジメント。目標は「何が何でもJ1昇格」。

今季注目の選手はブラジルのアトレチコ・ミネイロから移籍してきたMFルアン。母国ブラジル以外で初めての加入となるV・ファーレン長崎に加入した理由は「V・ファーレン長崎は世界に平和を発信し続けるクラブだから」と本人が話すように、世界を見据えたチームの壮大なビジョンに感銘を受けたこと。FIFAクラブワールドカップにも出場した経験を生かして「J1昇格」という目標への貢献が期待される。

ホームスタジアムの『トランスコスモススタジアム長崎』では、開幕初戦に、来場者先着1万名にヴィヴィくんキーホルダー、来場者全員にコレオハリセンがプレゼントされる。

開幕初戦は2月23日の栃木SC戦。ホームの『トランスコスモススタジアム長崎』で14時キックオフ予定。

アビスパ福岡 (J2)


アビスパ福岡のMF前寛之選手©avispa fukuoka


「J2優勝、J1復帰」という目標を掲げた昨季は、「攻撃を重視した組織的サッカー」を標榜するイタリア人指揮官、ファビオ・ペッキア氏を迎えてスタートしたが、6月に突然の電撃退団。ヘッドコーチの久藤清一氏が後を継ぎそのまま監督に昇格するも、シーズン半ばでのチーム立て直しは相当厳しく、最終的には16位という不本意な成績でシーズンが終了した。今季からは前水戸監督の長谷部茂利氏を招聘し、大宮から昨季13得点を挙げたFWフアンマ・デルガドを獲得するなど、13人の新加入選手を迎えチームの大改革を断行。ポジション争いもさらに激しくなりチーム全体がレベルアップしている。見どころは何と言っても新旧戦力の融合。的確な補強で昨年よりさらに厚くなった層を長谷部新監督がいかにマネジメントできるか。昨年課題だった守備力を強化させ、勝てる試合をできるだけ取りこぼさないことがとにかく重要。目標は勝ち点81。今年こそは何としてでも自動昇格でJ1に復帰したい。

今季注目の選手はMF前寛之。豊富な運動量と正確なパスが持ち味で、攻守においての的確な判断でゲームをコントロールできるのが特徴。前所属の水戸では長谷部監督の元で2年間戦い、長谷部サッカーを最も理解している男。今季はチームキャプテンに選ばれた。

ホームの『ベスト電器スタジアム(旧レベルファイブスタジアム)』では、今年も九州・福岡の食が楽しめるスタジアムグルメや、選手が参加するイベントなど、キックオフ前にもファンが楽しめる仕掛けが多数用意されている。また、クラブ創設25周年のメモリアルイベントも数多く計画されている。もちろん、たくさんのOB選手もスタジアムに登場予定だ。

開幕初戦は2月23日のギラヴァンツ北九州戦。アウェイの『ミクニワールドスタジアム北九州』で13時30分キックオフ予定。5年ぶりの福岡ダービーは是が非でも負けられない!

ギラヴァンツ北九州 (J2)


ギラヴァンツ北九州のFW佐藤亮選手©️GIRAVANZ


昨季は目標だったシーズン20勝こそ達成できなかったものの、J3優勝でJ2昇格というこれ以上ない結果を残せた。次に狙うのはJ2の一桁順位だが、戦力的にはJ1昇格も夢ではない。見どころは昨年の勢いをJ2の舞台でもいかに継続できるか。まずはシーズン序盤でしっかりと結果を残して着実に力を伸ばし、小林伸二監督が標榜する「攻守の切り替えが速くコレクティブなサッカー」を今季も継続していきたい。

今季注目の選手はFW佐藤亮。昨季大学4冠に輝いた明治大学の主将で昨季関東1部リーグMVPを獲得した期待の大型ルーキー。U-18、U-19日本代表歴もあり、即戦力としてチームの攻撃を引っ張ってほしい。

開幕初戦は2月23日のアビスパ福岡戦。ホームの『ミクニワールドスタジアム北九州』で13時30分キックオフ予定。ミクスタで初めて行われる福岡ダービーは白熱間違いなし!

鹿児島ユナイテッドFC (J3)


鹿児島ユナイテッドFCのMF中村健人選手©️KAGOSHIMA UNITED FC


クラブ初のJ2参加だった昨季は、この年優勝する柏に勝利するなど徐々に勝ち星を積み上げられた。混戦の残留争いに敗れ今季は再びJ3に戻るが、J2で11勝できたことで間違いなくチームの経験値が上積みされた。見どころは昨年のその経験をどう活かせられるか。再びJ2の舞台へ戻るべく、クラブ初のタイトル「J3優勝」を狙う。

今季注目の選手は明治大学から新加入のMF中村健人。東福岡高校時代の全国高校選手権優勝に続き、明治大4年時にはインカレでも優勝。高校、大学両方で日本一を経験した期待の新人だ。攻撃的な中盤で左右にパスを散らす的確なゲームメイクが特徴で、大学時代に鍛えて身につけたという豊富な運動量も魅力。

ホームスタジアムの『白波スタジアム』では、2019シーズンに大好評だった場外ブース「ユナマルシェ」が今年も健在。グルメの店舗数も増えるため、キックオフまでの時間も飽きることはなさそう。

開幕初戦は3月8日のアスルクラロ沼津戦。アウェイの『愛鷹広域公園多目的競技場』で13時キックオフ予定。

ロアッソ熊本 (J3)


ロアッソ熊本のMF中原輝選手©AC KUMAMOTO


1年でのJ2昇格を狙った昨季は序盤こそ苦戦が強いられたものの、第6節から6連勝し17節終了時点まで首位を維持。このまま行けるか?と思いきや、その後は安定した結果が残せないまま最終的には5位に転落。悔しいシーズンになってしまった。今季からは甲府や岐阜で指揮を執った大木武氏が監督に就任。見どころはその大木監督の「戦えるチーム作り」。安定した成績を残すためには、個に頼らずチーム全体のレベルアップが必須。経験豊かな大木監督の新しいチーム作りに注目をしたい。絶対目標でもある「J2復帰」に向けてハードなトレーニングを重ねている。

今季注目の選手はMF中原輝。昨季は大卒ルーキーながら開幕戦スタメン出場。28試合に出場しチームトップの5アシストを記録。今シーズンは得意の「ドリブル」「左足から放たれる正確無比なキック」で攻撃陣を引っ張りプロ初ゴールを狙う。

ホームスタジアムの『えがお健康スタジアム』では、今季も熊本名物のいきなり団子・あか牛・馬肉料理など、熊本のおいしいグルメが大集合する。

開幕初戦は3月8日のガンバ大阪U-23戦。アウェイの『パナソニックスタジアム吹田』で14時キックオフ予定。

田崎紀之

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