1泊5食で、行くぜ福島! 激戦区の旨いラーメンを食べ歩く旅・郡山編
東京ウォーカー(全国版)
ラーメン王国・福島の中でも激戦区の一つである郡山市。1泊5食の想定で、タイプの異なる5店を選んでみた。名店の味を食べ比べる旅に出てみよう。〈■情報は、発売中の「福島Walker」および「ラーメンWalker福島2020」より〉
らぁ麺おかむら

「らぁ麺おかむら」(郡山市大槻町字小金林24-1)は20年3月5日に移転オープンした超人気店。同時に味を一新し、会津地鶏の清湯、鶏・豚・牛を香味油で重層的に仕上げた旨味の強いタイプ、鶏白湯を進化させ豚と牛を加えて深みを増した“ニュー白湯”の3本柱で展開する。
「会津地鶏らーめん(醤油・煮玉子入り)」(850円)は、創業5年目を迎えるタイミングで伊達鶏を会津地鶏に変更したもの。鶏の旨味をよりすっきりと味わえる一杯にブラッシュアップしている。
極辛味噌専門店 麺屋つどい

「極辛味噌専門店 麺屋つどい」(郡山市大槻町字前畑54-2)は、新店ラッシュの大槻町に19年オープンした辛味噌の新星。淡麗王国で異彩を放つ激辛系として、早くも大ブレイクしている。
「辛旨ラーメン」(860円)は、数種類の味噌をブレンドして作るスープと自家製の麻婆餡が、辛さだけでなく旨味もしっかりと感じさせる。シャキシャキの野菜がアクセントに。
Curry&Noodle ThaiGinger

「Curry&Noodle ThaiGinger(タイジンジャー)」(郡山市大槻町菅田35-1)は、ラーメン店開業を夢見ていた店長と、タイ料理店を準備中だったオーナーが出会い、タイレストランと喜多方ラーメンが融合した珍しい店。
「カオソーイ」(800円)は、本来は卵麺で味わう、チェンマイ地方の定番ヌードル。ところが使う麺は、なんとモチモチ食感の平打ち中太縮れ麺。喜多方ラーメンで有名な「曽我製麺」製という、ユニークな1杯だ。
ROOTS

「ROOTS」(郡山市大槻町反田5-1)は仙台の名店「麺屋 喜多郎」や、ミシュランガイド宮城でビブグルマンを獲得した店で修業した店主が17年に開店。塩、醤油、味噌、油そばと多彩なメニューを軸に展開する。
「塩わんたん麺」(900円・写真は味玉100円プラス)は、多くの食材をじっくりたいて、さらにひと晩寝かせたスープが味の骨格を作る。そこに、店主イチ押しのワンタンが加わり、塩の味わいに力強いパンチを与えている。
手打ち中華 麺匠ぜん

「手打ち中華 麺匠ぜん」(郡山市富久山町久保田字大原104-11)は、手打ち麺が自慢の白河ラーメンの店。南薩摩鶏など4種の地鶏のガラや丸鶏に、ゲンコツを加えてたく鶏清湯スープが絶品だ。
「ワンタンチャーシュー麺(普通)」(1,050円)は、鶏の旨味が強烈なスープと、手打ち麺の強いコシと噛み応え十分な食感が調和。バラ肉のチャーシューもたっぷりだ。鶏ムネ肉にほんのり下味を付けたこだわりワンタンも入りボリューム抜群。
※それぞれ、メニューや価格は「福島Walker」および「ラーメンWalker福島2020」掲載時のものです
【「福島Walker」編集部】