かわいい御朱印と美しい国宝に出合える津市のアートなお寺
東海ウォーカー
日を追うごとに温かくなり、いよいよ春!待ちに待ったおでかけのシーズン、ということで、今回は、名古屋の飲食店情報を、実際に訪問した体験レビューを中心に発信するナゴレコ編集部と初のコラボを実施。
オススメのスポットをレポートしてもらいました!
国宝を巡る旅で、これまでとはちょっと違う三重トリップ
文化財保護法により、日本国内の有形文化財のうち、世界文化の見地から国民の宝たるものとして国が指定する建物や美術品。それを「国宝」と言います。
三重県津市にある「真宗高田派本山 専修寺(センジュジ)」は2017年に御影堂(ミエイドウ)と如来堂(ニョライドウ)が国宝に指定されました。
ナゴレコ編集部は今回、その貴重な国宝を実際に見に行ってきました!
この春は皆さんも、美しい国宝との出合いなんていかがでしょうか。
古き良き日本のアートにも触れることができる国宝「真宗高田派本山 専修寺」
専修寺は全国に600以上ある真宗高田派の総本山。
約10万平方メートルの境内には御影堂と如来堂のほかにも、国指定の重要文化財が11棟も存在。敷地がとても広く建物の大きさに圧倒されます。
山門をくぐると、目の前には御影堂。

こちらは専修寺の最大の建物。
中は金襴(キンラン)巻きの大きな柱や、色鮮やかな天井画がとても華やかで美しいです。極楽浄土がきらびやかな場所であることをイメージしての装飾なのだそう。


ここには木像の親鸞聖人(シンランショウニン)を中心に、歴代の上人の御影が安置されています。
寺院を訪れた人が親鸞聖人の教えを聞く場所とし、1人でも多くの人が入れるように広くしてあるとのことです。
こちらは通天橋(ツウテンキョウ)と言い、御影堂と如来堂を結ぶ橋です。

こちらは如来堂。阿弥陀如来を本尊として安置しています。
立体的でとても迫力があります。

よく見ると、さまざまな楽器や鳥の装飾がされており、こちらも極楽浄土の華やかなイメージを表しているそうです。

天井には猿をはじめ、様々な動物が隠れています。
こちらは職人の技法を凝らしたユーモアだそう。皆さんもぜひ見つけてみてください。

幹裏にも装飾がほどこされていました。

仏の慈愛を表す象や、邪気を払うといわれる獏(バク)、仏法とそれを信仰する人々をまもる龍が顔を突き出し、御堂を見守っています。
蓮寺としても有名で境内には135鉢の蓮が咲き誇ります。

見頃は6月下旬から8月中旬だそうです。
御朱印女子の間で今話題になっているのが専修寺の御朱印。
参拝の記念という趣旨で朱印を授与しています。
限定の御朱印帳も販売されており、とても人気だそうです。
三重伝統工芸品の伊勢擬革紙(イセギカクシ)を使った物や、海外の紙を使った個性的な物まで取り揃えてあり、どれも素敵。


御朱印巡りと日本の奥ゆかしい国宝アートを楽しむ
三重県にこれほど素敵なお寺があるとは知りませんでした。
皆さんも実際に参拝に訪れ、専修寺の風景の素晴しさ、心に与える影響を五感で味わってください。
日常のストレスから解放され、リフレッシュすることができるはずです。
■真宗高田派本山 専修寺 / 住所:三重県津市一身田町2819 / 電話:059−232−4171 / 時間:9:00~16:00 / 休み:なし / 参拝料:無料
東海ウォーカー編集部
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