小麦への愛は無限大「麦焼処 麦踏」

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毎日のように食べるものなのに「パン」という響きのなかに、ほんのりとしあわせを感じるから不思議。そしてお気に入りのお店、初めてのお店で、どれにしようか迷う時も、ついほほえんでしまう至福のひと時。春爛漫、心もポカポカになる「しあわせになれるパン屋さん」をご紹介。

小麦への愛は無限大


オーナーシェフの宮下純一さん、「小麦とパン作りが大好き。地元の恵みも詰まっています」


ホームから相模湾が見えるJR根府川駅を降り、風光明媚な景色のなかを歩くこと約30分。趣ある古民家でパン店を営む宮下純一さんは、パン職人であると共に、兼業で小麦栽培も行っている。店名の「麦踏」は小麦を育てる作業工程の一つで、小麦愛にあふれる宮下さんらしいネーミングだ。

自身で栽培、製粉も


手前左から、水曜と木曜限定の「クリームパン」(270円)、人気No.1の「バターロール」(220円)、片浦レモンの「クリームチーズ」(250円)、右奥「ベーコンエピ」(280円)


左から、江之浦産ニューサマーオレンジのマーマレードを入れた「ショコラオランジェ」(270円)、十勝産小豆の鹿の子を練り込んだ「おまめさん」(240円)。セルフのお茶やコーヒー(各200円)も


パンに使用するのは、湘南小麦のほか北海道、兵庫、熊本県産など、時期によって自身が育てた「南足柄きんたろう小麦」も用いる。また、片浦産の柑橘類、小田原にある自然養鶏場「春夏秋冬」の卵など、地鶏の食材も取り入れている。「地産地消にこだわったというより、安全でおいしいものを探していたら近場でもいろいろ見つかったという感じです」と宮下さん。

お店の前にある麦畑


宮下さんは売場奥の工房でパンを作り、販売はスタッフが担当


交通手段は不便といえる土地ながら、宮下さんのパンを求めてファンが続々と来店する。店舗は築70年の古民家をセルフリノベーション。「最初に見つけた時は古くて汚くて、友人たちには『無理だよ、やめなよ』って反対されましたけど」と、当時を振り返る。ゆったりとした畳の客間と縁側があり、飲食持ち込みOKのフリースペースとして開放。この空間や自然環境のよさも、わざわざ行きたくなる理由の一つになっている。

麦穂が描かれた暖簾が目印


ちゃぶ台、座布団や椅子が置かれた空間でくつろぐことも


横浜ウォーカー編集部

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