顔に隕石が激突!? 衝撃のプラネタリウムが誕生!

東京ウォーカー

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2009年は世界天文年。日本でも皆既日食が観測できるなど、なにかと“天体”が注目を集めている。そんな中、身近な天文スポットであるプラネタリウムに、なんと“3D仕様”が登場したという。

360度パノラマで星空を出現させたのは、日本科学未来館(江東区青海)内にあるドームシアターガイア。実際に記者も体験したが、3Dメガネを通じて見る宇宙は、目の前に隕石は飛んで来たり、宇宙の彼方にぶっ飛ばされたりと驚愕の事態の連続。

それもそのはず最先端テクノロジーを使用した全天周・超高精細の立体視映像(3D)システムで、ハワイのイミロア天文教育センター(08年1月に開始)に続いて世界で2例目。もちろん日本では初登場。さらに500万個の恒星を映し出し「世界で最も先進的なプラネタリウム」としてギネスに認定されている「MEGASTARIIcosmos」を併用しているので、文字通りプラネタリウムの最先端を突っ走る存在。そんじょそこらの遊園地のアトラクションでは太刀打ちできない代物だ。

「正面からではなく、360度に広がる立体視映像は、国立天文台で開発されました。一般の方にも鑑賞していただきたいと1年半前から話を進めていました」と職員の森田菜絵さんは目を輝かせる。

1/10の公開初日には開館前から約200人が行列をつくり、多くの人が3Dプラネタリウムの公開を待ちわびた。1回の定員が112名のため整理券を配るほどの盛況で、“行列のできるプラネタリウム”という珍しい現象を生み出した。第1弾のコンテンツとして「バースデイ〜宇宙と私をつなぐもの〜」という宇宙の誕生に迫る超大スケールの番組を放映している。

番組が始まって数分、3Dメガネ越しにプラネタリウムを眺める人々から「オオ!」というどよめきが起こる。ここから一気に観客は宇宙の壮大な立体の宇宙空間の世界に引き込まれ、地球の誕生から、太陽、銀河を経て今まで想像したことすらない規模の宇宙へ飛躍。プラネタリウムの常識を打ち破る臨場感で、次々に飛んでくる星に思わず手を伸ばしてしまうほど“リアルな宇宙”が目の前一杯に広がる。時間を忘れる宇宙旅行に大人は同心に返り、子供も目を輝かせる驚きのプログラムなのだ。

「現在のバースデイという番組は、オート解説と生でわかりやすく解説するライブ解説があります。4月の初旬からはさらにスケールアップする予定です。360度のプラネタリウムは見る席によって見え方がぜんぜん違うので、何度でも足を運んで欲しいです」と森田さん。

オープン初日は老若男女を問わず多くの天文ファンが集まり行列を作ったが、天文ファン以外の普通の人も楽しめること間違いなし。入場料は他の展示の含めて大人500円(4月以降は600円を予定)。「思わず下心も忘れてしまう」という人もいるほどの星の世界の登場で、“恋人の聖地”お台場のデート事情も変わるかもしれない。【東京ウォーカー/中道圭吾】

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