フレンチの名店「ピエール・ガニェール」も注目! ギリシャヨーグルトがブーム目前

東京ウォーカー

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ギリシャ発祥のヨーグルト「ギリシャヨーグルト」がブレイクの兆しを見せている。これまでは外国製品の輸入販売が中心だったが、夏に入り、ギリシャヨーグルトを使った料理やスイーツが都内のレストランに続々と登場。7月からはフレンチの有名店「ピエール・ガニェール」のパティスリーでもスイーツが発売され、秋口にはその名前が世間に浸透しそうだ。

ギリシャヨーグルトとは、水分や乳清(ホエー)を特殊製法で取り除き、成分を凝縮させたヨーグルトのこと。通常のヨーグルトの2倍近いたんぱく質を含みながら乳脂肪分が低いため、アメリカでは健康食品として認知されており、2010年にはヨーグルト市場で19%のシェアを占めるほど浸透している。

美容や健康にもメリットがあることから、ハリウッドセレブのマイリー・サイラスやキム・カーダシアンが愛用しているほか、日本でも人気モデルが雑誌で紹介しており、国内でもじわじわと人気が高まりつつある。

そんな欧米のブームに目を着けたのが、流行に敏感な高級レストランだ。現在、20件以上の人気レストランやギリシャ料理店などがギリシャヨーグルトを使ったメニューを提供しているという。

世界の3つ星シェフ、ピエール・ガニェール氏監修のパティスリー「ピエール・ガニェール パン・エ・ガトー」(東京・赤坂、ANAインターコンチネンタルホテル東京内)もその一つ。7月1日に発売された「ギリシャ・ヨーグルト マカロン」(567円)は、ギリシャヨーグルトを加えたクリームに、マンゴークリームやライ麦粉のクランブルを合わせ、プラリネのマカロンをかぶせたスイーツで、クリームとの組み合わせでマカロンの味の変化を楽しむ、ガニェールらしいアイデアが効いた逸品だ(8月31日までの限定メニュー)。

「普通のヨーグルトに比べ、風味がしっかりしているので、そのままスイーツに使っても濃厚な味が楽しめる」と、ギリシャヨーグルトの味を評するのは「ピエール・ガニェール」シェフパティシエの森谷孝弘さん。以前、海外でギリシャヨーグルトを食べ、その濃厚を知っていた森谷さんは、「栗のスイーツなど、もっといろいろなものに使ってみたくなる食材ですね」と話す。

その一方で、「普通のヨーグルトと比べて、熱を加えた時に固まりにくいので、料理でも応用しやすいのでは」と森谷さんが話すように、ギリシャヨーグルトを料理にして提供しているレストランもある。例えば、東京・代官山のメキシコ料理店「Hacienda del cielo」では、ギリシャヨーグルトを肉料理のソースに使用。同店のシェフ・澤井 優さんは「水分が少なく濃厚なので、ソースやデザートにも活用しやすい」と話し、「サワークリームのように使えて、ゴルゴンゾーラなどのチーズのほか、スパイスやケッパーとの相性もいいですね」とその使い勝手の良さを評価する。

以上のようなメニューが登場するなか、現在、市販されているギリシャヨーグルトは少々高価な輸入品のみ。販売店舗も外国製品を扱うスーパーマーケットなどに限られるため、まだ広く一般的とは言い難い状況だが、国内メーカーが生産を検討しているという噂もあり、今年中には国産のギリシャヨーグルトがお目見えしそうだ。

今後、話題になること間違い無しのギリシャヨーグルト。こだわりの料理やスイーツで、その濃厚な味をいち早く体験してみてはいかが?【東京ウォーカー】

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